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研修レポート

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神戸防災センターと神戸空港 ・・・20/08/27

阪神淡路大震災記念 人と防災未來センター 8/27
 ・震災
語り部である谷川三郎氏(当時芦屋市建設部長)のお話を聞いた。
  ・いざというとき、消防も警察も誰も助けに来てくれない 自分の命は自分で守る
  ・組織リーダー(市長等)の即断が市民の命を左右する。
 ・最近、豪雨等の天災が多い。
  ・指揮者(現場監督)の一瞬の判断ミスが3人の命を亡くした(東京都・下水道工事事故)
  ・水没車両内から携帯電話で助けを求めて死亡した(その暇があったら外へ逃げろ)
  ・水没中の地下商店内から上司に判断をあおいでいて死亡した(同上)

神戸空港視察   8/28
 ・神戸市が建設した富士山静岡空港と同規模の第三種空港である。18年2月開港
  ・計画利用者数より少ないが、経営は順調に推移している。
  ・一日8.000人、年間300万人(静岡見込み年106万人)
  ・関西国際空港、伊丹国際空港、神戸空港とあり、管制業務は一箇所で行っている。
  ・伊丹と神戸は、国内便のみに規制されていて、経営的には大変と感じた。
  ・利用者のほとんどは、ポートライナーと呼ばれる鉄道である。当初は、利用者が無いという意見が多く心配したが、見事当たった。これが無かったら空港事業は失敗していた。
 静岡空港にも、モノレール等の鉄道は必要だ。
原発燃料再処理施設・・・青森県六ヶ所村・・・19/10/16
 
青森県 三沢市 アメリカ村整備事業   10/15

  市街地整備 米軍の基地しかない三沢だ それならいっそ 「アメリカ村」と名付けよう
                                      ・・・インターネットより
 
 当事業は、「中心市街地活性化に関する法律」により空き地・空店舗を再編し、特色ある商店・飲食店を集約させる土地区画整理事業である。(「夜の繁華街は、英語圏である」・市説明)
 市街中心部を通過している 狭い国道を 長さ1253m間を、幅6〜9m 同事業により拡幅予定。 
 現在、進行中であり成果は不明である。
 三沢市は、人口4万3千人(菊川市4万9千人)、一般会計 186億円(同164億円) 市街地に米軍基地があり一体化している。

 議員定数は、20名 報酬は 35万円(菊川市22名、25万5千円)
 歳入は、基地収入30億円と潤沢であり 菊川市とは比較できないが、東京から離れた寒村であるが、基地というリスクを持ち、共存し、資金的に優遇されているという印象は受けた。
 
 

六ヶ所村 日本原燃リサイクル施設
研修  10/16

 恐山(おそれさん)、日本ざるの北限の下北半島。
 人家の無い、荒涼とした草地を行くと巨大な施設が現れる。
 
 六ヶ所村は、本州最北端、下北半島入り口の太平洋岸に位置する。
 人口 11,700人 むつ小川原港を持つ荒涼たる寒村である。

 そこに、国家石油備蓄基地、低レベル放射性廃棄物埋め立て地、高レベル放射性廃棄物貯蔵所、核燃料再処理工場等、国家プロジェクトが集積されている。

 村の財政は、原燃の固定資産税が60億円と余裕がある。
 世間から嫌われるものを受け入れていく。一つの生きる道ともいえる。
 
 ・我々は、特別に使用済み核燃料保存施設内へ立ち入り、三重の鉛入りガラス越しにその実物をみた。水深12mのプール内に長さ4mの使用済み核燃料が縦に沈められていた。緊張感を感じた。
 ・屋外ではコンクリートに詰められた低放射能の埋立地をみた。巨大ではあるが安全が保たれていると感じた。


感 想

 両地区とも元はなにもない寒村である。都会では成立しないものを受け入れて、発展していく。一つの生きる手法ともいえる。

 静岡県は、隣接する神奈川県、愛知県と比べ道路などの整備が明らかに遅れている。
 浜岡原発を身近に持つ当地にとって、もっと、インフラ整備を国に要望しても良いのではないか と感じた。