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鈴木  栄 議会報告 H14.5.11 後援会内部資料
 
菊川町議会全員協議会模様(H14.5.8)
 
1 中部電力浜岡原子力発電事故の調査結果報告
中部電力本店から4名の社員が出席し、最近の2事故について事情説明があった。
@ 事故概要
(1) 平成13年11月7日 一号機、原子炉建屋内の余熱交換器パイプが水素爆発を起こし破断、水蒸気が漏洩した。
(2) 平成13年11月9日 一号機、原子炉本体の圧力容器に付属している制御棒駆動機構(原子炉内の燃料を制御するため、外部から操作できるように本体容器にパイプ状のものを89本接続してある)の内1本から水漏れを起こしているのを発見した。
A 事故原因と対策
(1) このパイプは、以前起きた水蒸気漏れの事故対策として設置したものであるが、これが災いし水素を蓄積させる結果となった。今回、不要と判断し撤去した。
(2) 溶接部分が腐食割れを起こし水漏れした。水漏れの量は、一日1.5リットル弱で7月から続いていたことが判明した。89本すべてを点検し、監視装置を設置した。
@ その他の安全対策の実施
 @ 事故時の通報体制の見直しを行った。マスコミ報道に先立ち、直接FAXで菊川町へ通報する。受信確認も二重に行う。
A 1・2号機は20数年が経過しているので、総点検を行い、安全性が確保されていることを確認した。耐用年数は60年を考えている。
B 耐震チェックも行った。
Q & A
 Q  原子炉設備の耐用年数は、20年とも30年とも言われるが、いつまで使うつもりか
 A  商法の耐用年数のように決めはない。常に新しい部品と交換しているので60年くらいはもつと考えている。
 Q  今までの大地震に耐えられるように設計されていると言うが、東海地震は巨大地震だ。おまけに直下で地震が起こる。大丈夫か。
 A  地震専門家の意見も常に取り入れ、他地区とは異なる設計をしてある。しかも、土地を掘り下げ岩盤から直接立ち上げているので大丈夫だ。
 Q  取水口のパイプは、沖合700mまで延びている。地震による切断は無いか。
 A  海底に埋まっているので、破損の心配はない。    
 Q  放射能監視装置は、小笠町までしか取付けてない。菊川町にも設置してほしい。
 A  手前に設置してあれば、十分カバーできると考えている。しかし、住民の安心感という観点から希望として伺っておく。
 
2 高田大屋敷遺跡保存の件
菊川町下内田の高田大屋敷遺跡は、鎌倉時代の館の跡で、これまでに8次の発掘調査が行われ、「当時の形状をはっきり残している」貴重な遺産として知られるようになった。
この遺跡を町の文化遺産として残すべく、平成5年の全員協議会で決定した。現在、遺跡の中には4軒の民家と地権者18軒があり、平成11年に換地等の話し合いが行われた。民家2軒移転希望、他2軒に関しては、交渉が難航している。
町としては、将来、国の指定を受け、保存整備したい。
 
3 太田町長報告
 (1) 5/7菊川町商工会年次総会が行われ、新会長に 伊藤尚治氏(西方・アサヒサービス社長)、副会長に松本正良氏(牧ノ原・松本商店)、同 原田和明氏(堀之内・はらだ酒店)が選出された。
 (2) 4/24「菊川町学校給食センター」開所式が行われた。尾花運動公園隣りに7億3千万円かけて建設され、町内小学校・中学校・幼稚園3園に供給される。
   この施設は、西中学校内ある施設が老朽化したために建て替えられたもの。調理能力3500食/日、太陽光発電システムをそなえ、5/7から給食サービスを   開始した。
 (3) 4/1 文化会館アエル館長交代 新館長 奥田ケイジ氏(前常葉学園教授・中川根町在住、65歳、火・水曜日在勤)