“蔘鶏湯”サムゲタン・・・風

鶏一羽と高麗人参を用いたスープ料理のひとつ、
栄養価が高いこともあり、韓国では長く愛されているようです。
かつて、夫と二人で食べに行こうという話しだけは出たのですが、
幾ら待っても、実現しそうにありませんので、作ってしまうことにしました。

鶏一羽は、身のほど知らずな材料費なので、
もも肉を利用しました。
問題は、、、高麗人参が手に入りにくいということ。
高麗人参が入らなければ、サムゲタンとは言わないでしょう?????
都内の材料店で、買い揃えてから始めれば良かったものを・・、時すでに遅し
あちらこちら、思いつく範囲で田舎のお店を漁りました。
スパイスコーナー、エスニック店、薬局等々。
いずこもNo!
仕方なく、苦肉の策で“紅蔘茶”という、健康茶?をサンプルに頂き代用しました。

もも肉は、丁寧に洗い取り残しの羽や臭みを流します。
骨を抜き取り、足先の方をタコ糸で縛ってしまいます。
袋状になった、もも肉内に、洗ったもち米と甘栗をつめます。
しっかり詰め込み過ぎますと破裂してしまいますので、
余裕を持たせます。
中身が出て来ないように、竹串や楊枝を刺して閉じておきましょう。
大鍋に、肉がひたひたとかぶるくらいの水を入れます。
鶏もも、棗およびニンニク片、5.6個、生姜のスライス少々を鍋に入れ、
初めは強火で火に掛けます。
鍋がぐつぐつ沸いて来たら、弱火にします。
2時間位、ゆっくりと煮込みます。水を足しながら煮てください。

以上で、出来上がりです。
食べる時に、塩を加え、お好みのお味にして食べてください。

本来、白湯のはずなのですが、褐色の棗色に染まってしまいました。

美味しくて、沢山食べても胃に負担が掛かりませんでした。
何はともあれ出来上がりましたが、本場の味を知らないので、
表題のように“○○風”としておきます。
これだけの材料を使っているのですから、滋養がないわけないじゃない!!

紅蔘茶
韓国の高麗人参科学(株)という会社が製品化しています。
1包(3g)中、紅蔘エキスが20%、ナツメエキスが2%、ビタミンC50mg、ブドウ糖、乳糖が入っています。
栄養補助食品として、1日あたり、1〜2包を水や白湯に溶かして飲むそうです。

2012.01.25
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