かしら

安部貞任
宮城阿曾次郎
最も古い三番叟のかしら
はなたれ
徳右衛門
朝顔
岩代 お里〔お弓〕 おつる
■ 新しいかしら
朝顔の摸刻 宮城阿曾次郎の摸刻 購入したかしら 八重垣姫の摸刻 沢市
お里〔お弓〕の摸刻 購入した三番叟のかしら 摸刻した三番叟 お吉 徳右衛門の摸刻


三者一体
■三人遣い
追分人形の特徴は一体の人形を三人で操ることにある。
人形を動かす事を「遣う」といって、「主遣い」は胴体の後から左手を差込かしらを、「左遣い」は人形の左手を、「足遣い」は両足を動かす。

■大夫
追分人形は、大夫・三味線・人形の三つの要素から成り立っている。その中でも、魂の無い人形に命を吹き込むとき、大夫の占める役割は大きい。大夫は情を語る、登場人物のこころを観客に伝える事が大切とされている。

■三味線
三味線は太棹三味線と呼ばれ、胴も棹も糸も撥も一番大きく出来ている。そのため、音も重くボリューム感が有り、豊な表現力をもつ。三味線は単なる伴奏ではなく、「模様を弾く」。つまり「情」が観客のこころに響くように弾く事が大切とされる。情景、季節、心理あらゆる物を撥先に込めて表現する。

■色気
女役には、原則として足が無い。足遣いは、着物の裾を動かすことで足の動きを見せるのだが実際に足を見せるより色気がある。



口に針がついていて手ぬぐいを
噛んだように見せることが出来ます。
三代目 西川伊久造(天野 晃 氏)

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