「インド・子どもの憩いの村」建設15周年の祝いのメッセージ

 20177月刊行の記録誌への祝いや激励のメッセージが多数寄せられました。設立当初から今までに関わりのあった皆さま方や、新潟日報「日報抄」(816日掲載)を読まれてのご感想をお寄せ頂いた方々のお言葉、それも前、中、後略ありで申しわけないのですが、ご紹介させていただきました。皆さまと喜びを共有したく、掲載の失礼をお許しください。

 

 立派な活動集が出来ましたね。お届け頂きありがとうございました。早速見たり読んだりしています。写真が多くて見やすいし、状況が良くわかりますね。何と言ってもお二人の活動の様子が手に取るように分かり、改めてこの事業の価値と二人の優しさを実感しました。本当に立派な活動です。こんな優しさを形に残したうえ、多くの子どもたちの心に教えを残された二人の活動にただ頭を垂れるのみです。ほんのわずかでしたが、少しお手伝いをさせて頂いたことに感謝申し上げます。(新潟市在住)

 「インド・子どもの憩いの村」の冊子届きました。あらためて、片桐さんたちの歩みの尊さに心打たれます。ほんのささやかながら、最初に記事にするという形で小さなお手伝いできたことをうれしく思います。私のことを覚えていてくださり、本当にありがとうございました。どうか 末永くお元気で。(仙台市在住)

 記録を拝見し、2003年に訪問させて頂いたことを懐かしく思い出しました。それから考えると、子どもの憩いの村は、本当に飛躍的に発展したのですね。ここで育った子どもたちが、今度は自分が村のために活動するのは、本当にうれしいことですね。インドの子どもたちの日本ツアーもされたとのこと。これからは、現地の人たちによって運営されていく、子どもの憩いの村の発展を願っております。私も子どもが生まれ、教育の大切さを改めて感じております。日本で、世界で、子どもたちが自分らしく生きられるよう、希望の持てる社会を手渡せるよう、微力ながら活動していこうと、お二人の活動から勇気とエネルギーをいただきました。(相模原市在住)

 ここ津軽では夏の火祭りネプタも終りました。活動の記録誌〜ゆめに向かって!!〜を恵贈頂き有り難うございました。NHKラジオ深夜便・明日へのことばをたまたま聴き、自分にとっては貴重なものを貧者の一灯としてお渡しするため、新潟駅前に駆けつけたのを昨日のことのように想い出します。どなたかによって、立派に引き継がれることを心から祈念しております。(弘前市在住)

★ 今日は立秋、昨日は広島原爆忌、テレビを見ながら、例年のように黙祷をいたしました。72年前も青空が広がっていたのですね。子ども代表の「平和への誓い」、受け止める人の数と力がなくては消え去ってしまうだろうと、思うだけで何も出来ない自分が情ないです。そんな思いの中で貴重な記録誌を落手致しました。20年という長い年月、様々な思いがしっかり詰められています。ご夫婦で歩まれた一日、一日、文字に写真に焼きついています。どうぞこれからも益々お元気で、次世代へこの活動をつなげていってくださいませ。暑いし、雨の心配ありで、ご自愛をお祈り申し上げます。(所沢市在住)

 残暑お見舞い申しあげます。この度は、記念誌を私にまでご恵送くだされ、ありがたく拝受いたしました。長い間のお二人の大変なご苦労は誰にもマネのできないことで、ただただ頭の下がる思いで一杯です。どんな時でも“「どうせ無理」とあきらめない。いろいろな角度から考えてみる。何か方法はないのか」“と…、当面している困難な問題に、「教え」にしたがって、取り組んでいきます。(弥彦村在住)

 活動と夢の実現の記録冊子をお送り頂き、有り難うございます。改めて原点であったストリートチルドレンに衣食住、そして学びと運動と職業訓練に繋がる様にと、お二人の夢が、身を削りながら、かつその間に、日本の子ども達にも啓発・心育て、理解を広げつつ…と、この十数年があっという間でありながら、次々と夢と希望をインドの子ども達にプレゼントして来られた事を思うと、一歩一日、今を生きてらしたお二人をあおぎ観る思いです。お二人の体調維持を願ってやみません!!(西東京市在住)

 本日は記念の活動記録を拝読させていただきました。大家族として多くの子どもたちを救い、育ててこられた確かな足どりが実を結び、又、将来にわたって発展していることをうかがい、「慈悲」のお手本として感動致しました。続けることの大変さと変わらぬ熱意の賜物ですね。最後のページの「メッセージ」を心に刻みながら、お祝いとお礼を申しあげます。(名古屋市在住)

 8/16の「日報抄」で片桐ご夫妻の偉業が書かれており、今更ながら深い感銘を受けました。私は、退職後30年が経ち、82歳、生前退位を望みながら、子どもにはそれぞれの生き方があり、叶わぬ夢なので、杖をつきながら坊主を勤めている日常です。「人として」さわやかに語られる生き方は素晴らしく、凡人には真似の出来ないものと反省しきり…。益々の御健闘を期待しております。(新潟市在住)

 冊子を拝読しました。分かりやすくこれまでの活動をまとめていらして、大変読みやすいですね。でも、内容が濃く、感銘を受けます。生徒にも紹介します。ありがとうございました。(柏崎市在住)

 冊子頂きましたのに、お礼がすっかり遅くなって申しわけありません。人生の多くを人に寄り添われ、思いを成し遂げるための苦難。それらが実現したことの喜び。育てた子どもたちの成長の喜びと、どのページを開いても感動しながら拝読させていただきました。ご病気も抱えておられ、一線を退かれ後方支援に回られるとのことですが、お元気にお過ごしください。(甲斐市在住)

 お二人の人生をかけた、血と汗の結晶「片桐村」の今後の運営は、学校は、子どもたちはどうなるか、考えれば不安は大きいことでしょう。運営は地元の人たちの手で行うのが一番だと思うのですが、やはり、資金の問題がむずかしいのでしょうね。例えば、州政府に現地のすべてを寄付し、その代わりに州政府に責任を持って運営を続けてもらうようにするとか…。それが今は不可能でも、未来を夢見るチャンスをもらったたくさんの子らの胸に、お二人の想いが育まれ、次の世代へと受け継がれていくことでしょう。焦ったり、落ち込んだりせず、これまでの活動を誇りに思ってください。(新潟市在住)

 下記のお手紙は、20063月、新潟県国際交流協会主催の中・高生インドスタディツアーに参加した、当時、新潟大学附属長岡中学3年だった丸山彩也香さんの手紙です。県立新潟国際情報高校、国際基督教大学を卒業、現在は彼女の文中にある仕事に就いています。成長した彼女の姿に生で触れていただきたく、ほぼ原文を掲載いたします。

 

 ★ 先日、20周年記念活動記録を受け取り、読ませて頂きました。20周年の活動、本当にご苦労さまでした。20年もの間、途切れずに活動を続けていくことは多くの困難にも折れない精神力と忍耐、希望を必要とすると思います。片桐さんご夫妻は、今の私よりずっと後の定年後から、この活動をされて来られているのに、私や私と同じ世代の人々よりずっと夢を壮大に持ち、活動的でいらっしゃると思い、心から尊敬します。

   私は大学卒業後(2014年)に始まったフリ―スクールのインターナショナルスクールで、唯一の日本人スタッフとして、日本語、社会、音楽の授業を担任しています。設立後4年目、私も社会人4年目で、学校も私もまだまだ未熟なので、多くの問題に直面しては諦めたくなることもあります。大学の頃までは、インドの「憩いの村」で日本語を教えたいと意気込んでいた私ですが、今は日本の小さなインターナショナルスクールで教え、結婚もし、インドのために仕えることが出来ず、これで良いのだろうかと思うこともしばしばありました。

   しかし、先日、夏期に実施するサマ―スクールのスタッフの代打として、私が1日教えることを頼まれた日がありました。今年のテーマは「世界のことを知ろう」ということで、私はインドでの経験を子どもたちに話してほしい、と頼まれたのです。そこで私は、「憩いの村」の子どもたちについて話しました。駅でペットボトルを集めていた子の話では、その子がスタッフに見つけられて、「憩いの村」で生活し、学び、今では優秀な学生になったことを話すと、私の話を子どもたち(小学生)は真剣に聞いてくれました! そして、興味を持って、私に質問をしてくれたのです。

   日本にいながらにして、英語を普段から使い、子どもたちやスタッフに日本語を教え、小さな学校を運営する今の経験は、もしかしたら将来、インドの地に行く道が拓けた時のためかもしれない、と思うようになりました。そうであっても、そうでなくても、片桐さんのように、目の前で助けを必要としている子どもたちの役に立てたらいいと願っています。

   片桐さんご夫妻から多くを学び、インスパイアされています。私も片桐さんのように、熱く信念を持って生き、人のために仕えていきたいと思います。疑わずに勉学、仕事に励み、いつかはインドとの関わりを深めることの一部になれたら、と祈っています。

片桐さん、これからも、多くの人たちの生き方を変えるご夫妻でいてください! 心から応援しています!               

(府中市在住)