2018年度以降の活動方針について

 

教育と環境の「爽」企画室 代表 片桐 和子

 

2018年度となりました。皆様の変わりないご支援・ご協力をいただきながら、本年を迎えることが出来ました。

早いもので、本会の活動は199741日に始めて以来、20年が経過しました。その間、支援する国や活動の形を変えながらも、一貫して海外協力の姿勢を貫いて来ました。フィリピン・マニラ市郊外の巨大なゴミ捨て場(スモーキーマウンテン)で、ゴミをあさり、いくばくかの食事にありついて生きる健気な子どもたちと生活を共にしながら、撮影を続けた映画監督、ネパール・ポカラ市で、学校に通えない子どもたちに学びの場を提供していた青年たち、アフリカ・マリ国で現地活動する女性医師、東日本大震災で被害を受けた宮城県の女性たち等々、現地で活動する多くの人々に畏敬の念を持ち、激励と支援を続けた日々を懐かしく思い出します。

そして、2003年から、インド・ビシャカパトナム市郊外で、現地NGO/NEW HOPE(代表ローズ氏)と共同プロジェクトという形で始めた、「子どもの憩いの村」(親のない子どもの自立支援施設)建設・運営の活動は、多くの課題・難問を乗り越えながら長期にわたるものでした。

15年を経て、自分たちの理想にほぼ近い成果を残せたことは、ひとえに、インド現地NGO/NEW HOPEの協力と、様々な形で、陰に陽に支援・協力してくださった皆様のお陰と、深く深く感謝申しあげます。

私どもは2017年度を以て、インドでの現地活動をNEW HOPEに託し、撤退することに致しました。2018年度からは後方支援という形で、激励という意味を込めて、日本からの訪問者を募ること、広報活動として講演や写真展をすること、施設運営の補助として、しばらくは年間いくばくかの送金を続けることなどを考えております。そして、インド現地NGO/NEW HOPEの奮起を願い、激励しながら、折に触れての活動報告や写真を楽しみにしたいと考えております。

現地からの報告はホームページやブログに掲載いたしますのでご覧ください。国内での活動は、出来る範囲でお仲間入りを続けて行きたいと考えております。

 

 以上、これまでのご支援・ご協力に感謝し、今後の活動方針のご報告とさせて頂きます。これからもご支援・ご指導のほどよろしくお願い申しあげます。

 

2018430日)