新潟市立巻南小学校でお話をしました (2010年6月30日)

 緑一面の水田が広がる中の巻南小学校(袖山兼一校長先生)を訪問し、6年生にお話しさせていただきました。連れだって登校する子どもたち。素晴らしい環境で育つ子どもたちに、インドの路上暮らしの子どもたちの話は理解できるだろうか、一瞬の迷いがよぎりましたが、全校朝会でご挨拶させていただく、めったにないチャンスにも恵まれ、不安は消えました。全校の皆さんに、今、建設中の学校には教材は何にもないので、鍵盤ハーモニカを持っていきたい、協力してほしいとお願いしました。
 朝会では、巻地区小学校の陸上競技会での上位成績者の表彰式があり、22年ぶりに記録を更新したという、校長先生のお話しに、教育の積み重ねの尊さと継続する力を思い、感動しました。最後に子どもたちは、つい先日の巻祭りにも出演したという金管バンド部の力強い生演奏をバックに、各教室へと元気よく行進して行きました。
 地域と一体となって、子どもたちを育んでいる巻南小学校って、なんて素敵なんだろう。「夢」の集合体である、こんな学校を、インドの「子どもの憩いの村」にも早く作ってあげたいと、痛切に思いました。