「片桐和子さんとの学習会」から感じたこと考えたこと
                 上山中学校生徒会役員会(2010年8月19日)
Aさん  私は片桐さんのお話を聞いて、日本がどれほど裕福で恵まれているか改めて知りました。片桐さんが、インドを支援するきっかけになった“けつまずいた際の柔らかい感覚”が子供(ストリートチルドレン)だったという話を聞きすごく辛くなりました。同じ地球に住んでいながら、生まれた場所が違うだけでこんなにも貧富の差(人生に差)があるんだという事実を知り切なくなりました。そんなインドの現状を少しでも変えていこうと、それを当たり前のこととして活動している片桐さんの姿がとても眩しく見えました。そして、私も何かしなければならないと感じています。こんな風に少し意識を変えるだけで世界は少しずつ、でも確実により良いものになっていくと思いました。世界がより良いものに変わっていくために私も協力していきたいと思います。
Bさん  私は片桐さんの話を聞いて、自分の中で思ったことや感じたことがたくさんあります。1つ目は、インドのストリートチルドレンの子たちの話です。「この子達に自分のラストステージを捧げよう」という片桐さんの話を聞いて、困っている子たちに自分の力を尽くすのは凄いことだと思いました。自分も少しでも何かの役に立ちたいと強く思いました。2つ目は、「子どもの憩いの村」の話です。当初の予定であった住むところ、食べるところ、職業訓練所や図書館など、すごい数の施設を作ってきた片桐さんが、学校の建設が決まったとき「夢には続きがあった」という言葉を口にしていました。ドキッとしたし、諦めなければ夢はかなうのだと強く感じました。片桐さんの話は全部がいい話ばかりで、生きることの大切さも改めて知ることができました。
Cさん  片桐さんのお話を聞いて、私は新たな希望を見つけることができました。「なぜインドなのか」という質問の答えや「インドの子供たちやスタッフと家族のように強く暖かいつながりを持って活動していること」から、『世界は国という単位で分かれているけど本当は1つなんだ』ということに気づかされました。そんな風に広い視野で物事を見ると同時に小さな一歩を踏み出していくことの大切さを知りました。今はあんなに立派な村ができているけど、その前は本当に何もなくてあるのはただ人の想いだけだったのだということを考えると、私ならきっと途方に暮れてしまうだろうと思います。でも、諦めないことが夢をかなえることにつながり、世界をより良くすることにつながるのだということに気づきました。これからは何があってもくじけず、夢に向かって人のために生きていけるよう、少しずつ前に進んでいこうと思います。貴重な時間をありがとうございました。
Dさん  私は片桐さんのお話を聞いて「本当にその通りだな。」と思いました。『人間は一人では生きていけないし、多くの人たちに支えられているのだということ』や、『足を引っ張るのではなく、お互いに切磋琢磨しながら高めあっていくのが本当の友達である』というお話がとても強く印象に残っています。話をお聞きしているうちに「自分がどれだけの人たちに支えられているか、それがどんなに幸せなことか」改めて感じることができました。片桐さんとの時間で、今まで自分が深く考えていなかった「生き方」について改めて考えることができました。
Eさん  「一日踏み出すことで、世界が変わる。」片桐さんの生き方はまさにお話ししていただいたとおり、自分から困っている人に手を差し伸べるという尊敬すべき生き方だと思いました。私たちは日本人の感覚で貧困をとらえています。それが他国での貧困のとらえ方と大きく違っていることをこの学習会やプレゼンを通して、改めて考えさせられました。私自身一番印象に残っているお話は、「自分は日本人だから、日本人は助ける、外国人は助けない。ではなく、目の前で困っている人がいるから、手を差し伸べるんだ。」これこそが本当の思いやりなんだと思います。国を超え、人助けをすると言うことは困難で簡単にいかないことと思いますが、今の私たちはそういう心を育てることが必要なのだと思いました。片桐さんのような活動をしている方々は、人とのつながりも大切にしていらっしゃると思います。また、片桐さんの活動で守られているインドの子供たちは私達以上に人と人とのつながりに感謝し、大切にしていく心が育っているのではないでしょうか。私達日本人も、自分から一歩前へ踏み出すことが、世界を変えるきっかけになり、世界が本当に平らになるための大きな一歩何だと思いました。
Fさん  私は片桐さんにお会いし、自分の身のまわり、そして、自分自身が本当に恵まれているのだと感じました。今では、贅沢をしている自分に気づくために、片桐さんが涙を流しながらお話ししてくれたことやインドの子供たちが貧困で苦しむ子供たちのことが思い出され、自分自身が恥ずかしくなります。
 「あなたが一歩踏み出せば、みんなが踏み出していく。そうするとその一歩が50歩、100歩になり、世界を救うことができる」という話は、それを確かな形で実践している片桐さんから聞くとなるほどと思えたし、これこそが人と人とのつながりなんだと感じ、感動しました。
 そして、日本人は自分の国のことだけを考えるのではなく、もっと世界のことに目を向け、視野を広げて世界を本当に平和にしていくことができる国民なのかも知れないと思いました。