まったく久しぶりの更新です。本を読んでいなかった訳では
ないのですが・・。
タイトルはドイツ語読みであり、英語読みではウイリアム・テル
となります。そう、自分の息子の頭の上にリンゴをのせて射抜
いたあの英雄の物語・・
のはずだったのですが、これは舞台用のまさしく台本そのままで、
場面転換なども細かく書かれています。
この時代(14世紀)主人公はすでに英雄から人民に移っており、
暴政に苦しむ人民が団結して王政に反旗を翻す物語であり、
テルはそのシンボル的な存在として数場面に登場するだけで、
映像的な描写はほとんどありません。
発表された18世紀は、これでも大成功の舞台だったようです。