・ 家づくりにかかる全体の総費用は?
総費用のおおまかな内訳は、建築工事費65〜85%、付帯工事費5〜20%、諸経費10〜15%
くらいで見ておくといいでしょう。勿論ここでは土地購入費は別です。
ここで言う建築工事費とは、建物本体の工事費で、以外と少ない割合のように見えますが、それだ
け他に費用がかかるということです。
付帯工事費とは、外構工事費(門、庭などの工事費)や既存家屋の解体工事費などのことです。当
然工事の内容によって大きく左右します。
また、諸経費とは、ここでは設計監理費、融資に伴う費用、登記費用などのことですが、完成後に
必要になる火災保険料や、不動産取得税住宅と敷地の取得  納める税 なども含めると、更に割合が
高くなります。
具体的に例をあげると、建物の工事費に2000万円程度を考えると、総費用は2350万円くらいか
ら付帯工事の内容などによっては3000万円くらい必要となる場合もあるということです。
予備費の割合は、ご自分の予想よりも多少多めに考えておいたほうが良さそうです。
 
・ 住宅ローンはどんなのがある?
住宅ローンには民間融資と公的融資があります。民間融資とは主に銀行ですが、公庫の民営化が
決まった事を受けて、各銀行も短期の金利変動型や、公庫のような長期固定金利などの魅力的な
商品が出ています。銀行によって少しずつ金利なども異なるようです。
公的融資のほうは、主に住宅金融公庫から組織変更した「住宅金融支援機構」が提携金融機関と
併せて行う、従来の公庫融資に準する「フラット35」という融資が一般的で、この機構の融資には
他に「財形住宅融資」や「リフォーム融資」などもあります。詳細は ⇒住宅金融支援機構 
 
他に希なケースで、自治体融資というのもあります。これは融資を受ける地域の自治体に住んでる
か勤務している、またはその地域に家を建てる人を対象にしてるケースがほとんどです。地域によっ
ては、かなり有利な条件の所もあるようです。特にUターンなどを推進している過疎地域に多いよう
ですが、各自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
 
・ お金はいつ払う?
建築工事費については、支払いの時期を「工事請負契約書」の中で記載します。これは建築主と施
工業者双方の合意に基づいて記載しますので、概ね建築主が支払える時期に合わせて記載します。
一般的には、着工時に○○%、中間に○○%、完成してから○○%、という具合です。
設計事務所が工事監理もする場合は、契約の立会いもしてもらえると思いますが、依頼する事務所
に確認してください。
設計監理費は、僕の事務所では設計完了時に○○%、工事監理終了時(竣工時)に○○%、という
形です。これも事務所によって違うでしょうから、事前に確認をしてください。
他の費用、例えば土地購入は購入時に、登記費用などはそれぞれ登記終了時に、火災保険は竣工
時に、不動産取得税などはしばらくしてから、などとなりますが、詳しくは設計事務所等にお尋ねした
ほうが良いでしょう。
 

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