「……待て、ミロ!」
「え?」
「魔法使いのことだと解釈していたが、065:魔法使い、という項目がある!」
「え?………あ、ホントだ! すると魔女そのもので考えるのか。………ええと、俺たちが魔女になるってことで………うん! 魔女といえば、やはり魔女の宅急便だろう!」
「あれはよい! あれだけの作品中に悪意のある人間が一人も出てこない。」
「でも、ちゃんと起伏のあるいい話に仕上がってる! それはトトロにもいえる事だが。」
「キキが魔法使いの修行に励むところなどは、なにやらシベリアを思い出させてくれる。 順調とばかりは言えず、悩み苦しむところも現実的だ。 いくら素質があるといっても、凍気も魔法も切磋琢磨、努力してこそ獲得できるものなのだ。」
「なるほど、お前にはそうだろうな。 俺はキキとトンボの心の交流が好ましいね! 最初はキキが知らん顔していたのに、最後にはうまくいく。 物語の王道だよ、見ていて安心できる。」
「ジジも可愛い。 私も猫を飼ってみたくなった。」
「俺を飼ってもいいぜ♪」
「………え?」
「だからさ、お前の猫になってやるよ。 毎朝にゃあんって鳴いて、顔を舐めて起こしてやる。 で、お前は俺を抱いて頬ずりしてくれるんだよ。」
「………お前を飼う??」
「いい考えだろ? そうすればいつも一緒にいられる。 人が見ていようと、抱き締めてキスできる♪ 寒い夜には抱いて寝ても誰も不思議に思わない♪」
「でも、それだけだ………」
「え?」
「人のミロでなくては私は………困る…」
「あの…」
「ミロと話をして、ミロと笑って、ミロと食事をして、ミロと………」
「わかったよ………もう猫にはならない。 こうやって、お前と一緒にいる。」
「ん………」
「人としてお前を愛して、哀しいことや嬉しいことを一緒に経験しよう………そうだっ、お前がキキで俺がトンボになればいい! で、大人になったら結婚して子供ができる! そしてその子も魔女になる。 俺とお前の子だからさぞかし優秀な魔女になるだろう! こんな未来予想図はどう?」
「え……え〜と???」
「ふふふ、大好きだ、カミュ♪」


魔女の宅急便はそっくりそのままミロカミュの子供時代にできると思います。
森に住んでる絵描きのお姉さんはアフロがいいな。
トンボの友だちにはデスマスクなんかを入れて、時々キキとのことをからかわせます、で、ミロが真っ赤になる。
こんど見るときにはそのつもりで見ようっと♪