「 花より団子 」


「花を眺めて目を楽しますより、団子を食べて食欲を満たす」の意だ。
すなわち、風流より実利を選ぶことのたとえになっている。

春に上野公園の夜桜を見に行ったときのことだが、 「花の雲 鐘は上野か浅草か」と詠われるほどの見事な桜なのに、たくさんの日本人が桜の木の下に陣取り、美しい桜を見もせずに蛮声を張り上げて騒いでいたのが私には理解できなかった。
日本人は風流を解する民族のはずなのに、あれはどうしたことだろう?
ちなみに上記の俳句は芭蕉だ。





東京はしかたないんだよ、昔っから東夷 ( あずまえびす ) っていうからな。
ほら、お前と二人で見た京都の夜桜、あれは良かったじゃないか。
騒ぐ人間など一人もいなくて、どの日本人もそれはそれは静かに桜を楽しんでたぜ!
しかし、俺に言わせれば、この諺が真に意味するところは、こうだ♪

「カミュ……灯り…つけておいてもいいか…?」
「でも………ミロ…」
「頼むから……お前の美しい肌を たおやかな仕草を この俺に見せてくれ…夜の女神にしか見せないなんて、あんまりだぜ♪」
「……お前がそう言うのなら…」
「ふふふ……嬉しいね♪」

「……ねえ、カミュ………俺にさわって欲しかったりして?」
「そんなっ………そんなこと………私は…」
「でも、肌、火照ってきてない?そんなふうに見えるんだけど♪」
「あの……私は……」
「……俺もお前に触れたい……」
「あ……ミロ…」
「いくら美しくても、眺めているだけじゃ飽き足りない……この手で触れて、お前を歓ばせて、心ゆくまで抱きしめたい!」
「ミ……ロ………」
「こんなに……こんなに愛してる………」


これが一つの模範例だ。
あれっ、カミュ、カミュ〜〜っっ!!!!



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「 花より団子 」 って、この展開しかないでしょう?
ミロ様じゃなくたって、これしか考えられませんもの。
甘すぎるので全体に色替えしちゃいました♪