【結婚式バトン】
※ 指定を変えて回されたら何度でもお答え下さい。
※ 結婚式を迎える指定CPはノーマル・BL・百合・既婚であっても構いません。
※ どんな指定でも心から祝福しましょう。
【指定 : ミロカミュ】
【1 式の前に別室で待機している新郎新婦に会いに行きます。彼らは何をしていますか】
「何度でも言わせてもらうが、私は嫌だ。 公衆の面前で、なぜこのような恥ずかしいことをせねばならぬのだ?」
「俺も何度も言わせてもらうが、一時の恥をしのんで、いや、恥ずかしいのと恥は全然違うと思うが、ともかく結婚式さえ挙げてしまえば今後は互いの宮に入り浸って…いや、長居をしていてもなにをはばかることもない。
人目を気にすることなく一緒に居られるのって、いいとは思わないか? それに、こんなことを言ってはなんだが、結婚という形式を踏んだことで、お前に手を出そうというやつはいなくなる。
言ってみれば、聖闘士と聖衣のようなものだ。 正式に拝受した聖衣を横から奪おうとするやつはいないだろう?
結婚式は聖衣の拝受式と同じような意味合いを持つ。 結婚式を挙げることによって俺達の結び付きは自他ともに認める正式なものになり、みんなに受け入れられるんだよ。」
「それはわかっている………だが…」
「カミュ………ゆうべ、許してくれたらなんでもするって言ったのは………あれは嘘?」
「……わかった」
いつもとは違って、カミュを論理的に説得するミロ様。
でも結局はいつものパターンに。
【2 結婚式が始まりました。新婦に連れ添って入場してきたのは?】
ブライズメイド(?)はもちろんアイザックと氷河です。
氷河 「意外だが、我が師カミュの幸せを思うと嬉しい。」
アイザック 「予想はしていたが、きわめて不愉快だ!」
【3 式場でとてもはしゃいでいる人は?】
デスマスクです。
「ふっふっふっ、まったくやめられないぜ。 これで奴らも天下晴れておおっぴらに夫婦街道を歩けるってもんだ!
ということは俺もおおっぴらにあいつらをからかえるってことになる。 事実なんだからミロのやつも否定はできん!『初夜を迎えた新郎新婦に突撃インタビュー!』 なんて洒落てるとは思わんか?
いやぁ、楽しみだね!」
ミロ様の予想もしない落とし穴です。
【4 式場の隅でハンカチ噛み締めて泣いている人は】
サガです。
手塩にかけて育てたカミュがミロと正式に 所帯 強い絆を持つことを心から喜びながらも、もうこれまでのような親密な感情を抱くことを抑制しなければならない寂しさが胸を吹き抜けます。
「カミュ………私はお前のことを……いや、多くは言うまい。」
【5 新郎新婦に怨念をぶつけようとして退場させられた人は?】
いません。
二人はみんなから愛されています。
【6 スピーチで歌を歌い出した人は?】
いません。
簡素な式を望んだカミュの意向を反映して、スピーチはシオンの 「今後の世界情勢と聖域の在り方について」 だけだったので、歌の披露はなかったのでした。
【7 あなたはなんてスピーチをする?】
リアルタイムでこの世紀の式典を記録に残そうとキーボードを叩いていたので、スピーチをする暇なんて!
それにそもそもスピーチはシオンだけ。
【8 次にブーケを渡されたカップル(指定)とその結婚式に招待された知人(バトンを回す人)をどうぞ】
白百合のブーケは、永遠に記念にしたい、とのミロの意向を汲んだカミュがフリージングキューブにして天蠍宮に持ち帰ったので誰の手にも渡りません。
なお、ウェディングドレスはカミュが断固として拒んだため、二人とも黄金聖衣で式に望みました。
「聖衣こそ最高にして唯一の礼装だ。 ほかにいったいなにがあるというのだ?」
「ああ、わかったよ。 お前がそう言うんなら、俺にはなんら異存はない。」
カミュのドレス姿を見たくないといえば嘘になるが、
万が一着てくれたとしたらほかのやつらに見せるなんてとんでもない!
そんなもったいないことができるかっ!
といっても、カミュはドレスなんか着てくれるはずもないし、
無理を通して着せようものなら、控室から一歩も出てこないことは目に見えている
そんな危険なことをして、やっとこぎつけた結婚式をぶち壊す気は俺にはさらさらない!
でも、マントは一晩かけてカミュを口説いたミロの努力が功を奏して、純白のシルクサテンの特注品でありました。
「笑止!」
「そう言うと思ったよ。」
有り得ないと思いつつ、書き始めたら乗り気になった私。
みきこさん、楽しいバトンをありがとうございました。