「聖闘士星矢 ( せいんとせいや ) 」 をご存じない方のための手引きです。
まだまだ書き足りませんが、これだけ踏まえていれば、当サイトの作品をご理解いただけるものと思っております。
◆聖闘士星矢公式サイト ⇒こちら 「キャラクター」 にムウ様の黄金聖衣姿があります。
◇作品内容 週刊少年ジャンプ連載。 原作者 車田 正美
1986年〜1988年テレビアニメ放映 ・男の子向けアニメとして圧倒的人気を誇り一世を風靡する
。
はるか遠い神話の時代、ポセイドンが海を、ハーデスが冥界を、そしてアテナが地上を治めていた。
知恵と戦いの女神アテナのもとには聖闘士 ( セイント ) と呼ばれる少年たちがおり、アテナとともに地上の平和を守るのがその使命なのである。
聖闘士たちは、聖衣 ( クロス ) という防具を身につけ、その体内に秘められた小宇宙 ( コスモ ) のエネルギーを爆発させて驚異的な力を発揮することができるのだ。 音速に匹敵する速さの拳を放ち、その一撃は岩をも砕く驚異的な破壊力を持つのだった。
聖闘士はギリシャ・アテネに存在する聖域 ( サンクチュアリ ) で、女神アテナのもと、地上の平和を守っている。
厳しい修行を経て聖闘士となった者には、その星の定めに応じて88の聖衣のうちの一つが与えられる。
聖衣には黄金聖衣 ( ゴールドクロス )、白銀聖衣 ( シルバークロス )、青銅聖衣
( ブロンズクロス )の三つの位があり、神話の時代から聖闘士たちに受け継がれている。
聖域を統治し、聖闘士の資格を与えるものを見極めるのが教皇であり、前任の教皇が十二人の黄金聖闘士の中から人・智・勇を兼ね備えたものを任命することになっている。
漫画 「 聖闘士星矢 」 の主人公は、13歳の日本人の少年・星矢で、青銅聖闘士である。
同じく青銅聖闘士の氷河・紫龍・瞬・一輝とともにアテナを守りながら、この地上を脅かす様々な敵と闘っていく、というのが主たるストーリーで、聖闘士の最高位で強大な小宇宙を有する十二人の黄金聖闘士はきわめて重要な役割を果している。
当サイト 「 招涼紀行 」 で重く扱われているミロとカミュは、その黄金聖闘士のひとりであり、原作では 「 親しい友人 」 とされているが、その関係をより論理的・情理的に深化させ、やや拡大解釈してその事績を綴ることが当サイトの主旨となっている。
◇黄金聖闘士について
聖闘士の最高位にある黄金聖闘士は十二人。
それぞれが、「黄道十二宮」 といわれる十二の星座を守護星座とし、黄金に光り輝く聖衣を身にまとう。
光速で動くことが可能で、その拳は強大な破壊力を持ち、聖域では非常な尊敬を受けている。
その能力は様々で、ある者はその両の手からエネルギーを解放することで星をも砕く破壊力を生み出し、またある者は、時空間を歪めることによって異世界への行き来を可能にしたりもするのだ。
アテネにある聖域の要といえる聖なる砦(=峻険な岩山)は、黄金聖闘士たちの守護する十二宮によって固い守りがしかれており、その防御陣は鉄壁であるといえよう。
麓にある第一の宮・白羊宮から始まり、第十二宮の双魚宮までは急な石段でつながれているのみであり、その先の教皇の間、さらに最も奥のアテナ神殿までの道は険しく長い。
それぞれの宮は急な石段でつながれており、仮に邪悪な勢力が、頂のアテナ神殿に達しようとしても最強を誇る黄金聖闘士の守護する十二宮を突破せねばならず、それはまさに不可能というものである。
◇十二宮と それを守護する黄金星闘士
1・白羊宮 牡羊座アリエスのムウ・20歳
聖闘士の中でただ一人、傷ついた聖衣を修復する能力を持つ。
知的で温厚な性格。
招涼伝で活躍する貴鬼は、ムウに仕えている8歳の少年。
二人ともテレポート・念動力にたけている。
2.金牛宮 牡牛座タウラスのアルデバラン・20歳
豪放磊落な性格 (=度量が大きく男気がある)。 身長2m10cmの巨漢。
必殺技グレートホーンは、圧倒的威力を誇る。
3.双児宮 双子座ジェミニのサガ・28歳
黄金聖闘士のなかでも群を抜いた戦闘能力の持ち主。 善悪両極端の心を持つ。
前教皇を殺害して自らなりすまし、アテナをも除いて地上を我が物にしようと図った。
4.巨蟹宮 蟹座キャンサーのデスマスク・23歳
戦いと殺戮を好み、「力こそ正義」 と言い放つ、聖闘士にあるまじき観念の持ち主。
悪をも肯定する。
必殺技の積尸気冥界波 ( せきしきめいかいは ) は敵の魂を冥界に送り込む。
5.獅子宮 獅子座レオのアイオリア・20歳
熱い心をもつ正義漢。 実兄アイオロスが逆賊の汚名を着せられたため苦しむ。
必殺技のライトニングプラズマは一秒間に一億発もの拳を放つ。
6.処女宮 乙女座バルゴのシャカ・20歳
「 最も神に近い男 」 と評され、その実力は他の黄金聖闘士からも一目置かれている。
仏陀の生まれ変わりとも。 深い洞察力により、一面に囚われずに本質を見抜く。
7.天秤宮 天秤座ライブラの老師 (=童虎)・261歳
243年前の聖戦を生き残った伝説的聖闘士。 中国五老峰の大滝に長年
座していた。
先代アテナより仮死の法を受け長寿を保ち、ハーデスとの戦いでかつての18歳の肉体を取り戻す。
8.天蠍宮 蠍座スコーピオンのミロ・20歳 当サイトの大事な大事な 「 ミロ様 」
友情に篤く、黄金聖闘士であることに強い誇りを持つ。
必殺技のスカーレットニードルは敵の中枢神経に直接打ち込まれ、蠍の猛毒のような激痛を与える。
9.人馬宮 射手座サジタリアスのアイオロス ( サガと同年齢、死亡時は14歳 )
アイオリアの実兄。 教皇になりすましていたサガの魔手から赤子のアテナを救い、自らは落命する。
サガに裏切り者の汚名を着せられるが、後に名誉回復を果す。 死した後も、魂はその黄金聖衣に宿る。
10.磨羯宮 山羊座カプリコーンのシュラ・23歳
最も忠誠心篤き聖闘士といわれる。
その腕に宿った聖剣エクスカリバーは、聖衣さえたやすく切り裂く凄まじい切れ味である。
11.宝瓶宮 水瓶座アクエリアスのカミュ・20歳 ミロ様の 「 至高の恋人 」
凍気を操り、「水と氷の魔術師」と称される。 シベリアの氷原で幼い氷河を6年にわたり鍛え上げた。
宝瓶宮で氷河と闘い落命する。のちに ハーデスより仮初めの命を与えられ、十二宮に現われる。
12..双魚宮 魚座・ピスケスのアフロディーテ・23歳
十二宮最後の宮を守り、「 天と地のはざまに輝きをほこる美の戦士 」 と称される。
赤・白・黒の毒薔薇を駆使し、相手を死に至らしめる。
◇カミュ様の運命
当サイトの作品の中で、カミュ様の早すぎる死をミロ様が悲しむ、というテーマのものが幾つもありますが、それは、
「 カミュ様が、自分の宮である宝瓶宮 ( ほうべいきゅう ) で、愛弟子の氷河と闘わざるを得なくなり、ついに相打ちとなって落命する
」 という事実があるためです。 この一連の戦い ( 「十二宮戦」 とよばれる
) で生き残ったミロ様は、当然のことながらカミュ様の早すぎる死を嘆くのです。
(←ここの箇所は創作になります)
また、そののちの冥王ハーデスとの戦いでは、十二宮戦で命を落としたサガ・シュラ・カミュ様の3人がハーデスにより朝日が昇るまでの仮初めの命を与えられて聖域に現われ、ミロ様たちを驚かせます。
ハーデスから、アテナを殺せ、という苛酷な指令を与えられた3人は、かつての輝かしい黄金の聖衣ではなく、まがまがしい光を帯びた漆黒の冥衣をその身にまとい、敵としてミロたちの前に出現。
真実は、アテナに大事な情報を伝えるために十二宮を突破しようとするのですが、裏切りを懸念するハーデスの手先に見張られているために、その心情を隠してかつての盟友と闘わざるをえず、ついには処女宮・沙羅双樹の園でシャカを倒すという結果になります。
傷つき倒れつつもかろうじて使命を果した三人はハーデス城に帰還しますが、ハーデスを倒すことは叶わず、無念の思いの中で朝の光を浴びながら露の命を終わるのです。
ああ、ここまで冷静に書いて、口惜しさのあまり涙が滲みます………。
ともかく、このような経緯で、我が敬愛するミロ様は、二度のカミュ様の死を看過せざるを得なかったのでした。
この運命の間隙を論理的・情理的に埋めるべく、管理人・あさぎ露草は日夜努力を惜しみません。
ここでは説明し切れなかったエピソードにより出来上がっている話も数多く、それらの諸点についてご質問がおありでしたら、どうぞ遠慮会釈なく管理人までメール・BBSでご質問をお寄せください。
ミロ様カミュ様に対すると同じ誠意をもってお答え致します。
◇カミュ様プロフィール
フランス人、20歳。 184cm、76kg。 青銅聖闘士・氷河の師である。
凍気を操ることにかけては、右に出るものはない。 その小宇宙は、物質をマイナス273度の絶対零度で凍結させることさえ可能にする。クールな態度の裏には、熱い心が潜む。
理論家肌である。 フランス語・ギリシャ語・ラテン語・ロシア語を操る。
・必殺技 ダイヤモンドダスト ……物質の原子運動を低下させることにより凍気を放出する
オーロラエクスキューション ……絶対零度に限りなく近い凍気を放出する
フリージングコフィン ……氷の棺で敵を封じ込める。
黄金聖闘士数人がかりでも砕くことは不可能。
◇ミロ様プロフィール
ギリシャ人、20歳。 185cm、84s。
宝瓶宮のカミュとは連絡をとりあう仲である。友情に篤く、カミュの死後は、その弟子である氷河の後見を務める。激情家。
・必殺技 リストリクション ……指先から放たれる光速拳を敵の中枢神経に突き刺し一時的に身体を麻痺させる。
スカーレットニードル ……人差し指から放たれる光速拳で相手の中枢神経を蠍座の軌跡に沿って撃ち抜いて
ゆく。15発打ち込む間に、降伏か死かを選ばせる。
※ アテナは戦いの女神ですが、それは国や家庭を守り抜くため、すなわち平和のために戦うのです。
残虐とされる軍神アレスとは、まったく違います。
※ 上記内容に認識違い等ありましたら、恐れ入りますが管理人までお知らせいただければ幸いです。
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参考文献 「 聖闘士星矢大全 」・集英社 )
聖 闘 士 星 矢 の 基 礎 知 識 |
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