和泉式部       百人一首より



もう長くはないと自分でも分かっている       私の命の灯も あと僅かで尽きようとしているのだ
せめてあの世に旅立つ想い出に     もう一度だけ ミロ………お前に逢えたなら………

どれほどお前は哀しむだろう
身も世もなく嘆くお前になんと云って詫びよう

お前の言葉も 吐息も 全てが遠のいてゆく     私はこんなにも忘れたくはないというのに
もう一度………せめて もう一度逢えたら     私の言葉を伝えられるのに………




    あらざらむ この世のほかの思ひ出に いまひとたびの逢ふこともがな

和泉式部は平安時代の女流歌人。
恋多き式部は珠玉の美しい歌を多数詠んでいます。
その歌風は、まさに 「吐く息吸う息が歌になる」 といった風情。
「ミロカミュ耽美派」  ともいえる彼女の歌は、今後も登場する予定です。

和泉式部は平安時代の女流歌人。
恋多き式部は珠玉の美しい歌を多数詠んでいます。
その歌風は、まさに 「吐く息吸う息が歌になる」 といった風情。
「ミロカミュ耽美派」  ともいえる彼女の歌は、今後も登場する予定です。