しりとり 2

「ゴールデンウィークを記念して、久しぶりにしりとりをやらせてもらう。」
「なぜ しりとりがゴールデンウィークの記念になるのだ?」
「いいんだよ、そんなことは。 俺が決めたんだから。 ええと、五月晴れ!」
「練乳。」
「練乳って、苺にでもかけるのか? 噂♪」
「嵯峨野。」
「なにぃっ!………いや、なんでもない。 乗る♪ ふっふっふっ…」
「瑠璃……いや、留守番電話。」
「ちっ、惜しかったな!」
「なにか言ったか?」
「いや、別に。 和菓子♪ これしかあるまい!」
「四万十川。」
「また 『 わ 』 が来たか、いいぜ、任せてくれ! 我が師♪」
「紫綬褒章。」
「シベリアで弟子を育てるためにお前が払った努力は勲章ものだよ。 じゃぁ、浮気♪ おっと、俺は絶対にしないからな、信じてくれ!」
「キクラゲ。」
「………なぜ、キクラゲ?? 幻朧魔皇………おっと、いかん! げ……げ……」
「秒読みするか?」
「囲碁みたいなことを言うなよ、月世界。♪ かぐや姫みたいにきれいだからな♪」
「胃拡張。」
「一言 言わせてもらうが、お前、風情がないぜ。 内気♪」
「危機管理意識。」
「まあ、いいけどさ。 着崩れ♪」
茘枝。」
「おっ、レイシといえば、かの楊貴妃がことのほか愛したという果実だろう! やっと色っぽくなってきたね! 至宝♪」
「ウクライナ。」
「なぜ、旧ソ連………ナイーブ♪」
「鰤。」
「ブリ………うん、照り焼きは確かに美味いが。 リクライニングチェアー、わかるだろ♪」
「亜熱帯地方。」
「暑いと思うなら一枚脱いでいいぜ、大歓迎だ。 うずうず♪」
「ずいずいずっころばし。」
「なんだ、そりゃ? 寝室♪」
「ツンドラ。」
「うん、その連想はわかるよ。 俺がいないシベリアの寝室はツンドラのようだったんだよな。 ラッコ♪ 手をつなぐラッコが話題になったのを知ってるか?」  ⇒ こちら
「小泉純一郎。」
「今はもう安倍晋三の時代だぜ、美しい日本もいいが、美しいカミュのほうがもっとが好みだが。 憂い♪」
「井上靖。」
「天平の甍か? 昭王を思い出すね………真剣勝負♪」
「ブランデンブルグ協奏曲。」
「今夜は俺と協奏曲を奏でようじゃないか♪ 唇♪」
「瑠璃……瑠璃………ああ、そうだ! ルリカケス。」
「そこでなぜ鳥が出るかなぁ………素敵♪」
「禁治産者。」
「なぜっっ?! しゃ、でもいいか? 灼熱の恋♪」
「それは単語ではないが?」
「いいんだよ、そんなことは。 俺としては語句の解析よりもその意味するところを考えて欲しいね。」
「では、命がけ。」
「おっ、ちょっといいじゃないか! 結婚♪………あ……」
「お前の負けだ。」
「あああああ〜〜〜っ!」






                
ゴールデンウィークの合間の休みに見聞録を見ていたら 「しりとり」 が目につきました。
                読んでみたら面白いっ、しかも忘れてるし(笑)。
                で、暇を見つけてすらすら書きました、こういうのは早いです。
                毎日でも、書けるんですけど♪