緑のサロン


グリーンの色に包まれていると、気分が落ち着き、目にもいい、と訊いていました。
そうだ!今年はグリーンで!
食器は、なんかエメラルドみたいなもの、……突然思いつきました。
日本の伝統的なガラス工芸、切子!
でも、切子のディナープレートやパン皿や、シャンパングラスはないものです。
なんと、私の願いを聞き届けて下さったのが、切子の名人、“ 滝澤硝子工芸” のご主人です。
大変な困難を乗り越えて、ご覧のものを 「よしきた!」 と作ってくださいました。
切子に詳しい方は、この仕事にどんなに手数がかかり、
今までにない形のものを作り出すのが至難の技か、お分かりくださると思います。
世界に自慢したい作品が出来ました。ゆっくりご覧くださいませ。
あとはいつものように、自分で椅子を塗ったり、クッションをつけたり、三匹の兎を緑色にしたり、
梯子にのぼって小さいガーデン風の壁を作ったり。
絵は画家のカシニョールさんが私の好きな緑の多いものを、
昔、描いてくださったので飾ってみました。
とにかく、小さい緑のサロンがこじんまり、でも、ちょっと、光って出来たら成功です。
仕上げにロブマイヤーのシャンデリアを拝借しました。




テーブルウェア・フェスティバル2010の黒柳徹子さんのコーディネート作品の解説です。