大学生・就職活動生時代に知りたかったこと

エントリーシートの添削をしていると、 毎年、聞く言葉があります。 「（エントリーシートに記入する）エピソードがない」 たいてい自分の過去の経験について 深く考えていないことが多いです。 それには２つの理由があります。

１つめは「思い込んでいること」

「自分にはエピソードがない」と思い込んでいます。 自分では「たいしたことがない」と思っていても 他人から見れば素晴らしいこともあります。 自分で可能性を閉ざしてしまったら エントリーシートは書けません。 もしも、「思い込み」が激しければ、 まわりの人に相談するのもよいでしょう。

２つめは「就職活動に振り回されていること」

会社説明会やセミナーに 参加することが就職活動になってしまい、 やるべきことをやっていません。 過去の経験を振り返る時間が少ない傾向にあります。 自己分析したつもりになっていて、 実は自己分析になっていません。

もしも、 「（エントリーシートに記入する）エピソードがない」 と思った人は本当にないかどうか考えましょう。 ほとんどの人が過去について深く考えていないだけで、 時間をかけて自己分析に取り組めば解決します。

本当にエピソードがない場合、これから頑張るしかありません。 もしかすると、エントリーシートに記入するエピソードは 「長期的に取り組んだものがいい」という イメージがあるかもしれません。 そのようなことは一切ありません。

例えば、毎年、夏にテレビ局で 放送される「２４時間マラソン」。 番組の最後になると、スタッフが 涙を流して感動してないでしょうか？ 他にも「福男選び」が挙げられます。 毎年、冬に西宮神社で行われているイベント。

１５０名の男性が門の前に集合し、 一斉に２３０メートル先の本殿を目指して駆け出します。 そして、３着までにゴールした人間が、 その年の福男となるというもの。 毎年、テレビで紹介されています。 今年の福男は「２１歳の男性」でした。

人の心を動かすのは時間ではなく、 どれだけ真剣に取り組んだかです。 たった１日でも人の心を動かすことができるのです。 何も行動しなければ何も変わりません。

もしも、本当にエントリーシートに記入することがないのであれば、 今からすぐに行動しましょう。 あなたは記入するエピソードがありますか？