大学生・就職活動生時代に知りたかったこと

●「学生時代に頑張ってきたこと」NG例〜余計なことは言わない

「学生時代に頑張ったこと」「大学時代に意欲的に取り組んだこと」 の添削（NG）例を紹介します。

【学生時代に頑張ったこと】

私が学生時代に頑張ったことは、茶道部での活動です。部外茶会では、来席者の方々に楽しんで頂けるような茶会になるよう心を配りました。茶会に来られる方は約２００人前後、幼稚園児から７０歳以上の高齢者まで、経験者や未経験者という様々な層です。席の客層に合わせて対応を変えました。例えば子供には飲みやすいように少し薄めのお茶を、経験者には味を楽しんで頂けるように濃いお茶を出します。また未経験者にはお菓子の取り方から説明し、経験者には道具・茶会のテーマを重点的に紹介します。�@結果、それぞれのニーズを満たすことができたと私は感じています。茶会後の「初めての茶会で最初は不安だったけど、楽しかった」「おいしかったよ」というお客様の声や表情を見ることは私のやりがいであり、更なる向上への助けとなりました。私は茶道部を通じて【人と状況に合わせた対応の大切さ】【人の喜び＝自分の喜び】ということを実感しました。（WEBより抜粋）

【コメント】

�@余計なこと（不安そうなこと）を書くことで、読む人を疑わせてしまいます。次の文章でお客様の声を書いていますので、削除しても良いでしょう。

もしも、自信がないのであれば、客層にこだわるのではなく、茶会を成功させるために一番尽力した話に絞って書いたほうが良いでしょう。


【大学時代に意欲的に取り組んだこと】

世界遺産に登録されている鹿児島県の屋久島で樹齢７２００年の縄文杉を見たことです。私は昨年の夏にバイクで屋久島に行きました。そこで小さい頃からの夢であった縄文杉に出会うという夢を実現させました。普段あまり運動をしていない私にとって片道５時間、往復１０時間の山道は本当につらいものでありました。その苦難を乗り切って私ははれて念願の縄文杉に出会う夢を実現させることが出来ました。

未熟な私が苦難を乗り越えられた決定的な要因は他の登山客とのあいさつでした。笑顔で「こんにちは」と挨拶を交わすことにより勇気と元気をもらいました。そこで私はこの勇気と元気を他の人と共有したいと思うようになりました。そしてみんなで最後まであきらめずに目的地までたどり着こうという考えが生まれました。

�@現在、ビジネスの世界で正直言って多くの商品はそれほどの違いは無いと思っています。ものを売る上で重要になってくるのはやはり人間力だと思っています。このギブアンドテイクの考えを持って、個々人の人間力と組織の総合力をうまく生かしてビジネスを行っていきたいです。 （WEBより抜粋）

【コメント】

設問で求められないことを書かないようにしましょう。また、多くの商品に違いはないとはどのようなことから言えるのでしょうか。勝手な分析で自分の首を締めないようにしましょう。