大学生・就職活動生時代に知りたかったこと

●「自己PR」NG例〜文章が長い（リズムが悪い）

自己PRの添削（NG）例を紹介します。

【自己PR】

コミュニケーション能力と誠実さ。これだけは誰にも譲れない、私の強みです。 この力を発揮して、私は塾講師として5年間、全力で指導にあたりました。

私は「自ら学ぶ姿勢を習得させる」を指導の目標に挙げ、私の勉強姿勢に当てはめた一方的な指導でなく、生徒との会話から相手の性格や勉強姿勢、心情を敏感にキャッチし、常に生徒の立場を意識して、個々に適当な指導法を実行してきました。

また授業時間以外も、できるだけ多くの生徒に私から声をかけ、会話することで生徒の生活状況の把握に努めました。 生徒が「先生の授業じゃないと嫌だ」、「先生なら相談できる」と言ってくれるのは、生徒と真剣に向き合い、会話することで生まれる互いの信頼関係の証だと思います。

この経験を通して、常に相手を意識し、誠実な態度を持って行動する事の大切さを学びました。 この力は、御社の製品づくりに活かせると確信しております。

【コメント】

文章が長く、余計な文言が多く、読みづらいです。また、自分で考えて取り組まれた経験が具体的に書かれていないため、必要のない文章を削除してそれを詳しく書きましょう。今のままでは「コミュニケーション力」「誠実さ」があるかどうかわかりません。


例）

コミュニケーション能力と誠実さ。この誰にも譲れない強みを発揮して、5年間、塾講師として全力で学生の指導にあたりました。

常に「自ら学ぶ姿勢を習得させること」を目標に掲げました。生徒との会話から相手の性格や勉強姿勢、心情を敏感にキャッチし、生徒の立場を意識した指導を行いました。

１）・・・・・

２）・・・・・


【自己PR】

私は立ち上がりの早い人間です。�@例えば、高校生の時にスーパーでの寿司のお弁当のアルバイトでは、早く仕事ができるように、その職場で１番できる人を見つけだし、綺麗に作るポイントを聞き、その能力を身に着け、自分なりにアレンジをすることで、アルバイトを始めて３ヶ月で誰よりも綺麗に寿司を作れるようになり、エースと呼ばれるようになりました。

また、大学生になり始めた、回転寿司のアルバイトでは、綺麗に作るというよりはスピードが重要視されていたので、まずは、綺麗に寿司を作るという価値観を変え、スピードを重要視することを意識し、仕事の取り組み、１週間で一人でその職場を任せられるようになりました。御社に入社しても、立ち上がりの早さを武器に仕事をします。

【コメント】

�@人間がアピールしていますので、人間という表現はやめましょう。立ち上がりが早いというのがよくわかりませんでした。「吸収が早い」「行動力（瞬発力）がある」という意味でしょうか。

�A文章が長いです。文章を分けましょう。

例）

高校生の時にスーパーマーケットで寿司のお弁当の製造をしていたときには早く仕事ができるように、その職場で１番できる人を真似しました。綺麗に作るポイントを聞いては実践を繰り返し、アレンジをしました。アルバイトを始めて３ヶ月、誰よりも綺麗に寿司を作れるようになり「エース」と呼ばれるようになりました。

例）

また、大学生から始めた回転寿司のアルバイトでは、綺麗に作るよりスピードが重視されていました。まずは今までの価値観を変え、「〜」「〜」などスピードを意識しました。そして、１週間で仕事を一人で任せられるようになりました。