残業しない技術 |
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自分の時間を犠牲にして、仕事に取り組むという姿勢が最近、崩れつつあります。しかし、未だに残っている会社もあります。早く終わらせれば、終わらせるほど、仕事が増えていく、そんな悪循環になってしまったことはありませんか?そこで、残業しない技術を紹介します。 |
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■ポストイットの「告知効果」を活用する |
その日にやるときめた仕事はポストイットに書き写し、デスクなどに貼る。そうすると、自分自身に気合を入れることができ、さらに周りには「大変そう」という印象を与え、仕事を頼みづらくなります。極端な例を挙げれば、3Mの広告のようにポストイットを紙の端に全て貼り、ライオンみたいに見せていると効果的かもしれません。 |
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■早く帰りたい日こそいいスーツを着る
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特に用があるわけではないけど、「なんとなく早く帰りたい」という気分の日には、いつもより高級なスーツを着て、ヘアスタイルもバシッと決め、普段より若干早めに出社する。そんなあなたを見た上司は「今晩は何かあるのか」と思ってくれ、残業を頼みにくくなるはず。 |
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■「朝型ブランド」を確立する
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朝早く、出社し「朝型人間」と認知させるようにする。「あんなに朝早くから出社して仕事をしているのだから、早く帰るのは仕方がないよ」と周りは思ってくるはず。残業代はもらえなくなりますが、それ以上のメリットがあるのではないでしょうか?また、電車もすいている頃に乗れるため、その時間も活用することができます。唯一の欠点は「早く起きなければならない」とうことですが・・・ |
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■書類は「つまり・・・」から読む
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分厚い資料や書類は、前置きが長かったり、本筋の背景説明が多かったりします。そこで、「つまり」「要するに」のような、まとめの文句がある文章だけを読みます。そうすれば、すべてに目を通さなくても、とりあえず「全部読んだフリ」はできるようになります。
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■備忘録メールを送り、「言った、言わない」を回避
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「言った、言わない」のトラブルが起きると、時間を大きく奪われてしまいます。なので、「決めたこと・お互いやっておくこと・緊急事項」などを箇条書きにまとめ、「ちょっとまとめてみました」とさりげなくメールを送りましょう。ここで、間違いがあったらすぐに直せばいいだけなので、時間をとられることはりません。 |
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■プライベートの予定から手帳には書き込む
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カレンダーや手帳を購入したら、真っ先に彼女や家族の誕生日といった大事な予定を書き込みましょう。そして、その日の2〜3ヶ月前には上司に相談しておきます。その時点では上司も何とも言えませんので、「休んでもいいよ」と言ってくれるはずです。
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「残業しない技術
」の著者、梅森浩一さんは以下のようなことをおっしゃっています。「だいたい仕事で完璧を目指すなんていうのは、ほとんどその人の自己満足にすぎない」「8割の仕上がりでOKがでるのに、どうして10とか12まで完成度を引き上げる必要があるのか、私にはわかりません」このように、残業しないためには仕事を8割のできで済まそうとする心がけが大切です。なかなか真面目な気質を持つ日本人には難しいかもしれませんが、頑張ってみましょう。 |
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梅森浩一
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1958年生まれ。青山学院大学経営学部卒業後、三井ディポン、フロケミカルに入社。88年、チェース、マンハッタン銀行へ転職。その後、外資系各社で人事部長を歴任。減相、青山学院大学経営学部非常勤講師。エグゼクティブ・人事コンサルティング「アップダウンサイジング・ジャパン」を主宰している。主な著書に「『クビ』!論。
」「『査定』論。
」などがある。
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