Holton H104 Tuckwell Model

米国ホルトン社、かつてのフラッグシップ・モデル(現在は廃番)

H-104タックウェル・モデル

改良クルスペ・モデル(F-B切替バルブの右にB♭管チューニング・スライダーが付いている)の中で、非常にこなれホルトン社のハンドメイドが随所に光っている。

本体は洋白で作られ、ベル部(ラージベル)はローズブラスである。またこのモデルの特徴としてマウスパイプがラージとミディアム(大編成用と室内楽用)の2本が用意され、簡単に交換できる当時唯一の製品(現在は後継器H-105に引き継がれている)またバヨネット式デタッチャブル・システムはベルの着脱がワンタッチなのも特筆すべき点だろう。

吹奏感は非常にクリアな発音が可能で、キャパシティが大きく吹き心地が深い。音色はローズブラスのベルの影響か柔らかい反面、洋白で作られた堅い本体の影響か息への反応は鋭い。音程も良く鳴りムラがなく、F管とB管の音色差が少ない。非常にレベルの高いところでバランスのとれた楽器である。
ホルトン・ロゴの小さなベルが金メッキされて浮いている
1)マウスパイプ着脱用ネジ(固定) 2)同ゆるめたところ 3)はずしたところ。

ゴムのクッションが付いている。

交換用マウスパイプBT1とBT4
バヨネット式デタッチャブル・システム(別に必要ないと思う…)

左)ネジ穴

右)合わせ目にマークがある

ローターは1〜3番まで右→左の順目にされている
スライド部はグリスがはみ出ないように溝が彫ってある(結局ははみ出る…)
マウスパイプをかえると確かにBT1(室内楽用)では、ppのコントロールがしやすくなり、BT4ではフリーブロウイングの感じで良く息が入る感覚がある。

高音域ではいずれのマウスパイプも安定度はさほど変わらない。しかし太ベルということもあり高音域ではアンブッシュアのセットより息の圧力が必要だと思う。

こういうこともできる(笑)

バヨネット式だがネジピッチは切ってあるのでホルトンやアレキサンダーのベル(ちょっと無理があるけど)が装着できる。

個人的に赤の楽器は音色の変化に乏しくあまり好きではないがファンとしてこの楽器を手に入れたことはうれしい。わたしはホルトン楽器が大好き。それに信じない人もいるだろうがアレキサンダーとの共存が苦にならないメーカーだと思っている・・・本当です(!)

あまり長く手元にないような気もするが…。。。

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