YHR-863
ヤマハ カスタム・モデル YHR-863 (シュミット・モデル)
| ヤマハがカスタム・モデルを発売したのは1978年頃だったと記憶しています。ウィンナ・ホルン、ガイヤー・コピー(861)、クルスペ・コピー(862)、そしてシュミット・コピー(863)の4機種がいっせいに発売され、カタログが格好良かった!コピーも良い!購買欲をそそられる内容でした(笑)。
この楽器は2台目で前の楽器は神戸の震災でさようならになってしまいました・・ 初代は大学時代に師匠の紹介で手に入れ、ヤマハらしくないサウンドで、ある意味ヤマハは科学力でシュミット・オリジナルと近い(明るく遠鳴りするヨーロピアンなサウンド)を実現したのでしょう。というのもヤマハとは思えない音程の難しさ(悪いと言うことではありません)、つまりこちらがコントロールを失ったらとたんに楽器が助けてくれない典型的な難しい楽器でした。しかし相性がよいのか他の楽器に変えようとは思いませんでした。 ちなみにこの楽器はデッドストックになっていたもので、ほぼ完全な状態で手に入れることができました。 寿命のきていないオールド楽器のような吹き心地です。ppからffまでしっかり鳴ります。 |
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| (←)ピストン部
このかにの甲羅の中身みたいになっているので息が通りにくいように見えますが、ピストンは重量が軽く息の通りがスムーズで、楽器の重さもローター4つのダブルホルンより100g近く軽くなっています。 このピストン部はなぜかシルキーのラッパにOEMしていたものを使っているようです(?)。 ただピストンを親指で押さえるためストロークは長く、そしてまっすぐに押さえなければならないので慣れに時間がかかる人が多いようです(ね、の@Hrさん) |
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| シュミット・モデルの大きな特徴はピストンに注目されがちですが、もう一つはこの独特のマウスパイプの形状と長さにあると思います。ひどく原始的な巻き(?)で確かに息の流れが遮断されないよう巻きが設計されています。フリッパーは標準装備。マウスパイプにハンダ付け。 | |||||||||||
| 妙に酸化されにくい材質のイエロー・ブラスでした。そんなに大事に受かっているわけではないのですが、けっこうピカピカでしたね。 | |||||||||||
| ベルとの接合部はハンダでおよそ20cmほどくっつけられていて、楽器の強度はヤマハといえども弱く、楽器がゆがみやすい。
しかし原始的な楽器のせいか本当に自然で綺麗な音がします。 他に現役で生産しているのはカリソン(受注生産)、ルイス(受注生産)、昔はキング(オールドを参照)、コーンも作っていて人気モデルだったことは確かなようです。 故・大栗裕先生(作曲家として有名)もシュミットを使用されていた時期がありました。 |
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| このシュミット・モデルというのは、ガイヤー・オリジナルとともに当時シカゴ響のホルンセクションが低音パートで使っていて、さすがにオリジナルがガタがきたのしょう(あの吹き方・サウンドではねぇ)、オリジナルからS.ルイスに変わっていったようです。たしかシュバイカート氏はヤマハを使っていたと記憶しています。そのころから音が変わりましたね、シカゴ響は。。。
でも生産が少ない(需要の少ない)楽器だから、どのメーカーでもひじょうに高価・・・よけいに滅びるでしょう・・ ヤマハも今は廃番になっています。。。 使用されている方がいたら、ご連絡欲しいです。シュミットモデル・クラブ(?)でも作りませんか?(笑) 2004.9/18 |
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