ヤマハ プロモデル YHR-664

YAMAHA YHR-664
★所有者 しみつ49.5さん(笑)
めずらしく銀メッキ(銀鋳金)のヤマハ・プロ・モデルYHR-664である。おそらく海外輸出向けにヤマハが銀をかけていたものが国内に流通したものであろう。わたしは米国で結構見かけた。

この楽器は我々の世代(40代)にとっては結構贅沢な楽器であり、その後の世代にとっては「先輩のお下がり」「学校楽器」「骨董品」「廃棄処分(寸前!」の楽器として認識されているようだ。。。。おそらく多くのホルン吹きがこの楽器を入門機として触った人が多いことだろう。そういえばネッスル日本(当時はネスレという会社名ではなかったと思う)で「楽器をプレゼント!」のようなキャンペーンを30年ほど前にやっていてホルンはこの楽器だった。応募した記憶のある少年・少女時代を持つ人には懐かしい話に違いない。

さてこの「66×」シリーズだが、音程も良く作りもしっかりしていて、そして素直な音色が出る、三拍子そろった素敵な工芸製品だとわたしは思っている。巻きもコンパクトで日本人(若者・女性)にも扱いやすく、音色も落ち着いている。ベルは中細で、B管F管とも良く鳴るし、わたしにとってこの66×シリーズの出す音こそヤマハのサウンドであるといって過言ではない。662はザイフェルトがなにかの録音や本番で使ったことがあるとも聞く。わたし自身この楽器は非常に気に入っている(人のものだが・・・)。

この改良クルスペ巻き(?)は独特のもので他のメーカーに類似はない。実際フルオーケストラで使うにはキャパが狭い(フルブラスも同じく)と感じるが、中編成以下のオケやソロなどでは吹きやすさと音のフォーカスがはっきりと作りやすく、優れた楽器である。またヤマハは一点一点に製品のばらつきが少なく、部品の精度もすばらしい。はずれが少ないため設計が優秀であるといってよいと思う。この設計でヤマハ・カスタム・シリーズで改良を加え、材質を良いものにすればいいのに、、などと思うのだが。。。

横一列に並んだローター。この設計はヤマハのこのシリーズか665、ベッソンにも見られる。

↑マウスパイプ。MPレシーバはアメリカン・シャンク

キィ・システムはストリングがキレにくいよう可動部分が平行に動くようになっている。

←随所に細かい工夫がなされている。これはグリス漏れがないように作られた溝。しかし効果のほどは疑問だ(笑)

20年ほど前に廃番になったにしては美しい状態の楽器である。

のびているあおたろう

写真ではわかりにくいが、F/B切替をオープンBに切り替える糸の巻き方。このシリーズは664になってからf/B切替が簡単に切り替えられるシステムのものがマイナーチェンジで改良されている。

★この巻き方を知りたい方はどうぞ、しみつ99までメールをください。解説致します。
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ヒーターの真下でくつろぐポタロウ