一月のまだ雪の残る奥多摩
いつかは行ってみようと心に誓い、中々いくことも出来なかった場所
奥多摩ロープウェイ

今は、時を止め静かに自然と融合使用としている
人口の建築物
其処は圧倒的な大自然の静けさの中では
取るに足らないほど小さな人工物
今はもう動かないロープウェイ
かつては何千人をも運んだであろう箱
人の通わなくなった地で、只朽ちていく機械たち
それでもたまに私達のような人は訪れる
廃墟は何故か心を惹かれる・・・
大自然と言う圧倒的な力に徐々にだけど
確実に浸食されていく

かつては対岸への導だった道はもう見えない
渓谷を風が走りぬける音だけが耳に心地良い
空は遠く、なお晴れている
緑は人に優しさを思い出させるのかもしれない
澄み渡った空と自然と人の作った者
全ては自然のままに回帰していく
いつかは私もそうなるだろう
人の居た証は徐々に時の中に埋もれていくのだろう
だが、今其処は存在している
ならば其処をひと時の休憩の場に
時には二人で、背中合わせに・・・
言葉は無くても通じるものはあるよね
人の作った物もいつかは自然へ
錆付いた機械はもう動く機会は無いのだろうか?
いつか又・・・
いつか又ここへ来よう・・・
心が疲れたとき、風の音を聞きに・・・