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審査講評
★歴史ある「出る杭育て大賞」の審査に今回から加わることになりました。今回も全国から数多くの応募ありがとうございました。
大賞は、
「ドラえもん生育キット」。夢の象徴「ドラえもん」の実力でしょうか、若手審査員から中年審査員まで数多くの支持を集めました。ドラえもんがのびた君を助けるように出来の悪い我が子も助けてほしいと願う親のアガキでしょうか、こうした世代の共感をも得たものと思います。また、このアイデアのミソは、このドラえもん、育てなければならないことです。果たしてうまく育つのでしょうか。「世の中そんなに甘くない」と思いつつも、「ドラえもん」の力を借りたくなる微妙な心理をうまくついた作品です。準大賞は、
「メリット婚」と「ふわふわタウン」です。まず、結婚に数々の物理的メリットを与えるという「メリット婚」。こちらは「私たちあるいは僕たちの結婚って何だったの」と厳しい質問を受け、答えに窮している方々には、救世主のようなアイデア。そのメリットが形で見える訳であり、離婚の危機を救うかも‥。次に「ふわふわタウン」。この「ふわふわタウン」うまく歩けるのかとおじさん達はつまらないことを考えますが、相次いで発生する事故に対する遣り切れなさが、この夢のようなアイデアを強くサポート。奨励賞も素敵でした。
「移動型発電風車マシン」は、台風を忌み嫌うだけでなく、むしろ台風の風を動力源に使おうという逆転の発想です。一方、「防波堤のコンクリートをアクリル版に」は、「守り」を美しくさらに強くという発想です。昨年は、日本だけでなく、世界的にも大きな災害に見舞われた年でした。この両アイデアは、新潟を含め被災地への熱いエールだと理解しました。「カラス警備株式会社」は、都会のカラス対策に一石を投じる秀作。かわいげのないカラスに警備をさせるというのは意外と効果が期待できるかも。また、「エゴツアー」は、日本中のエゴを見に行くツアーでなかなかシニカルなアイデア。どこにもありそうで、わざわざツアーに行く必要はないかもしれません。「人間・カンピューター学院」は、「勘を育てる」とのこと。勘は育つのかと思いつつも、「冴えわたる勘は明るい思考と健全な肉体に宿る」との考え方から体力アップを唱える点には妙に納得。最後は、「夫婦別姓用印鑑」。夫婦別姓になると確かに印鑑はどうするか悩みます。2つ買うのもばからしいし、一つの印鑑の両端を使い、一体感を感じるのもオツなもの。賞の数に限りがあるため以上が受賞作ですが、選にもれた作品にも、ユーモアに満ちた作品、考えさせられる作品、思わず微笑む作品等を数多く応募頂きました。どうもありがとうございました。
−選考委員・高橋英行(日本銀行新潟支店長)−
★「家族」がキーワードになっている作品が多かったのが今年の特徴でした。なるほどと感心したのが
鈴木さんの「夫婦別姓用印鑑」。ネジ式の印鑑を組み合わせ、二つの姓に対応できる仕組みです。離婚した時には、相手の「姓」をポイッと捨ててしまえばいいし、再婚すれば新しい「姓」を買ってきて組み合わせれば出来上がり。流動化する夫婦関係に見事に対応し、実際に商品化しても面白そうです。携帯電話なら長く契約するほど安くなるのに、結婚はいくら長期間でも目に見える利点がない。それなら、と発想したのが木戸さんの「メリット婚」。婚姻期間の長さに応じて家賃や映画料金、スーパーでの買い物などを割り引くアイデアです。離婚率も低くなるし、少子化対策にもつながるかも。離婚の場合は独り暮らし料金に逆戻りし、再婚すれば再度適用というのも、ゲームのような手軽さがあります。細井さんのふわふわタウンも気に入りました。カドとカドのぶつかり合う、ぎすぎすした業界で生きている人間には、ほっとするような提案です。提案書には「自動車同士の衝突事故だって互いにムギュッとしている抱擁のようだ」とあります。最新の衝撃吸収材を街中に広げれば、「飛び降り自殺者もいなくなる。大地震もへっちゃらだ」といいます。我が業界に応用すれば、「訂正がなんだ」「特ダネを抜かれてもいいじゃないか」となります。要するに心の余裕なのです。その意味では大畑さんのカラス警備株式会社もグッドアイデア。憎まれ者のカラスを人間の味方にしてしまおうという発想の転換です。料金も人間の警備に比べれば格安。一度、カラス退治に執念を燃やす東京都の石原慎太郎知事に提案してみてはいかがでしょう。今回は初めて審査に参加し、◎◎点を超えるアイデアに目を通しました。正直疲れました。まだ、頭の中で妄想がグルグル回転しています。−選考委員・田辺省二(日本経済新聞新潟支局長)−
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審査講評
大賞は、ぶっちぎりで
「団塊レジャーランド」。グループサウンド演奏、団地妻映画特集(実演なし)、学園紛争ゲームなど、失われた青春を取り戻すためのレジャーランドで、特に団地妻映画特集が一部の審査員に高く評価されたようだ。欲を言えば、若いころ一度も入ったことのない「団塊同伴喫茶」(席が同じ方向を向いている喫茶店です)とか、「叫べ! 青春のバカヤロー・コーナー」とかがあったら、個人的にはもっと良かったのですが・・・(変ですか?)。準大賞は
「あーちすと邑」と「擬似仕事場提供の店 会社」の2件。陶芸邑、俳句邑など同じ趣味をもった人がつどう集合住宅をつくろうという「あーちすと邑」。こういうのほんとにあったら良いですね。でも、私みたいな、無趣味な人はどうすればいいのかな。“無趣味を愚痴る邑”でも作りますかね。「会社」を巡っては審査員間でも激論あり。A説=引退してから後も会社に行きたいという人などいない。B説=団塊の世代にとっては会社が人生のすべて、お金を払ってでも会社に行きたいはず。さて、インターネットでこのHPに行き着いたあなたはどっち?今の会社でできないこと(どういう意味?)、いっぱいありますね。それをやらせてもらえれば、うれしいですね(例えば・・・、それはなかなか言えませんね)。奨励賞は、寝ながらにして体調をチェックできる
「健康管理ベッド」、ビルの中に世界が広がる「超高層エレベーターの旅」、老夫婦の旅行のための「民泊コミュニケーションネットワーク」、高速道路ならぬ「低速道路」、読んで字のごとく「ぼけない通信教育セット」、幼稚園ではなく「陽老園」の6件。奇抜なアイデアあり、これってもう少しで実用化できるかなというものあり。杭があちこちから、ずんずん出てきますね。選にもれたアイデアの中にも、おもしろいのがたくさんとありました。来年、さらににょきっと杭が伸びてくること、期待してます!!
−選考委員・田中洋樹(日本銀行新潟支店長)−
★今回も全国から多くの応募がありました。応募者の居住地は全
47都道府県のうち36都道府県に達しました。地域カバー率は約77%。応募数ベスト3は神奈川(25人)、東京(20人)、静岡(14人)でした。米国から海外応募も2件ありました。今回はテーマを絞ったせいか、やや常識的なアイデアが多かったようです。ちょっと面白みに欠けたというのが率直な感想。「常識のウソ」を突く現代的知性と批判精神を持ち、その一方で叙情性や感傷性、人肌感覚をも兼ね備えたアンビバレントな事業アイデアを次回に期待したいものです。自分で言ってて何て難しいことを求めているのかと思いますが・・・。懸賞金かかってますから頑張ってください。◎渡辺さんの団塊レジャーランド
:いかにもありそうなアイデアですなあ。量を頼りに勝手気ままに生き、戦後日本文化をだめにしてきた世代ですから、悔い改めさせる仕掛けも欲しい。自分たちの青春を取り戻すのもいいが、次世代に何を伝えるのかもっと考えてほしいね。高齢化社会でも主役ですからね。本当、また量を頼りに◎今橋さんのあーちすと邑:これもありそうな案ですが、「あーちすと」というコンセプトで自己回復の切り口を鮮明に出した点と建物に長屋風、武家屋敷風の工夫を加えた点を評価したい。畑で自給自足し、生け垣越しに隣人と話すのだそうです。似たような施設は国内外にすでにありますね◎鍵谷さんの会社:これは毒があって面白い。自分が働きたい環境(業種から上司や部下などまですべて)をスタッフが提供して退職後の“ごっこ”につき合ってくれる。「工場長から残業を頼まれるが、『今日は家内の誕生日だからお断りします』と現役の時には言えなかったことも思い切って言える。・・・送別会の時は受付の女の子が別れを惜しんで涙してくれた」との説明には、思わず「ウッ、ウッ」とこみ上げる涙をこらえたものです。人間はやはり何かに仮託していないと自己存在の耐えられない薄さを感じてしまうのでしょうか。奥深いコスプレです。◎高橋さんの健康管理ベッド
:この種の機器の開発はすでに始まっています。「小子高齢化が進み、自分の健康は自分で守るしかない」。確かに。もっとも、介護の最難関は運動能力を極端に失ったり理性的判断ができなくなってからなのですがね◎埴岡さんの超高層エレベーターの旅:先端技術を駆使して国内・世界旅行を疑似体験できる高層ビル。ビーチの日光浴や本場の料理も・・・。できたら「トータルリコール」化して昔の彼女との旅先での偶然の出会いや「旅情」「旅愁」のような男女のからみが体験できるなんて設定もいいかも。「世界中がアイラブユー」って展開でしょうか◎岩月さんの民泊コミュニケーションネットワーク:夫婦や家族が各地の個人宅に泊まる会員制組織。団体から個人へという旅行ニーズシフトが叫ばれて久しいですが、これもその一案。従来型観光地目的旅行は時代遅れ。知らない街を歩くだけの「ぶらり途中下車」的都市型観光の新たな需要拡大に対応できるかも◎石坂さんの低速道路:高齢者向けの専用道路。道路建設抑制派の識者たちの反発に遭うかもしれませんが・・・。志や良しですね。自動車運転は高齢化社会の大きな課題の一つ。現実的には人間が運転に気をつかわなくてもいいオートナビゲーションシステム道で対応するのでしょうが◎斎藤さんのぼけない通信教育:毎月送られてくる脳活性化ツール・テストとテスト結果通知・・・。ウーム地獄の特訓みたいですね。かすかなボケ現象を感じて常にメモを壁に貼るご老人の話を聞いたことがありますが、せつない商品ですなあ。死の恐怖に対するある種の人生終焉メカニズムでしょうから、まあ出たとこ勝負でいいと思うのですが。私のぼけを許してください!!◎高橋さんの陽老園:小学校のように毎日きちっと単限がある。「老人ホームというと、すごく束縛されているようなイメージがある」。これを払拭したいとのこと。スクールライフを持ち込む。こういう切り口の工夫は必要でしょうね。![]()
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審査講評
★◎
佐賀市の原さんの落選小説集:「入選作品」を選ぶということは、「落選作品」を選んだということなので、共に選ばれた作品ということになる。選者がなぜ「落選作品」として選んだかという詳細なコメント付きで発売したら、1億総モノ書き時代だけに、文章読本として売れるかも。「最近の大衆小説は登場人物の心理状態や時代背景の描写がくどくどし過ぎて面白くない」との原さんの指摘。確かに。映画と同じで筋書きの展開力、カメラ(描写)アングルなど動的要素でもっとサービス精神が欲しい。2時間半で客をきちっと楽しませることができる映画を過剰な描写で4時間近い作品にしてしまったような大衆小説は失格。◎新潟市の小3生・坂井さんのスカイフラワー:「スカイフラワーは空に打ち上げられた本物の花 1ヶ月ぐらいきれいに咲く 飛行機からもながめられる 会社にいる人もながめられる 花火のようにすぐには消えない 音が出ないのでこわくない 空に咲く花なのでオゾンそうに近い・・・・」。なるほど、ふむふむ、イーハトーブの世界。8歳の少女の心の花園に咲いた不思議な空中広告物を大人はどのように理解するのか。◎福島市の斎藤さんの雪おろしふうせん:毎シーズン、雪下ろしに四苦八苦しているのでしょうか。空気注入で一気に雪を落とせたら楽チン。「下に人や物がないかよく確かめて行います」との(注)は生活感が伝わって来ます。◎八代市の冨田さんのねじ込み式ダイエット:理想の体型の型に無理矢理身体をねじ込ませる。ヘルス、ボディへのオーバーコンシャスの現代人,実質的にこれやってるよねぇ。「ミラクルなダイエットマシーン」ですか。うーむ、ブラックグッズですなぁ。◎福島市の斎藤さん、入選2連発の騒音・振動発電機:スーパーの店内にしろ、喫茶店にしろ、公共施設にしろ、何でああ不必要な音を流すのか。以前、騒音測定器で生活の中の「音」を比較測定したことがあるんだけど、ある大型スーパーの店内と三菱重工業長崎造船所の作業場と測定値が同じだった。いやはや。音と振動、つまり空気振動を電気エネルギーに変えるわけね。そうしたいね。◎茨城・藤代町の道下さんのおじさん型親切ロボット「お助けくん」:「おくさん、助けましょうか」って、「見た目は、サラリーマンのおじさんにそっくり」のおじさんロボットに声かけられたら、ドキッとするかも。「親切をロボットにさせて、人間の自分は何にもしていなかったなんて恥ずかしい。今度こそ自分も勇気をもって親切にしてみようと一人でも多く思い改めるようになれば目的は達成される」という商品開発思想は鉄腕アトム誕生年にふさわしいかも。もっとも、「すみませーん。助かります。あまりのリアルさについ声をかけてしまう」とイラスト表現する道下さん、ちゃっかり、くっきりの主婦生活かも。◎滋賀・八日市市の澤さんのサファリアイランドin佐渡島:ピークは120万人を超えていた佐渡観光、今は80万人を割った。全島をサファリにしてしまうわけね。「勇気ある人は虎の子ゲット」ですか。かなり勇気いりますね。でも、地元自治体はそれで“虎の子”ゲットね。佐渡で保護している朱鷺はアフリカ勢に対抗できるだろうか・・・。ナイーブそうなので、ちょっと心配です。◎東京都の細谷さんのレアミュージアム:売れない商品ばかり集めた百貨店ですか。店頭販売は売れ筋商品だけを置いても売れない。死に筋商品を混ぜてこそ売れ筋商品が生きる。これが基本ですが。死に筋商品ばかり集めるわけね。「本当に商品が売れないと洒落にならないので、多少の入場料を商品券を買うかたちで払ってもらう」とのやや引き気味の発言がありますが、自分が自信を持って集めた「売れない商品」を扱う以上、売り手は絶対に売ってはいけないし、利を求める素振りを見せてもいけません。それが商人の心意気ってもんです。いやはや厳しい商人道。◎島根・出雲市の本郷さんの動かぬ証拠ボックス:事故の衝撃で車体下の証拠ボックス(ナンバーなどの情報が入っている)が落下し接着される。で、ひき逃げ犯もお縄になる。なるほど。デザインは桜吹雪に銭型散らしたのがいいかも。−選考委員・牧野広行(日本経済新聞新潟支局長)−![]()
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寄付金
(1万円)杉並区・・新見 雅治さん 「国際飢餓対策機構への寄付の提案」
審査講評
★◎
各務原市の今尾さんのフィットネス発電:人間コージェネシステムというところでしょうか。エネルギー変換効率が向上すれば、フィットネスクラブは運営経費等をすべて発電で賄い、最終的には電力会社になってしまうということ。つまり、フィットネスクラブ=電力会社、フィットネスクラブに運動エレルギーを提供する人間=電力会社ということで、熱力学的にはエントロピー的平衡に達するということでしょう◎小千谷市の阿部さんの駐車券発行・精算装置:カメレオンや「エイリアン」の口のようでちょっと不気味ですが、レディーが機械に無理に手を伸ばして肩の関節を痛めるようなことはなくなるでしょう。ただ、製品的には改善が必要。利用者の車種によって車高(窓の位置)が違うので、受け手は前後だけでなく、上下にも動く必要がある。車種選別セサーを周囲に取り付けて車高を感知し、自動調整できるようにすべき◎堺市の茜さんの光る傘:アイデアの説明書から「何とか交通事故を減らしたい」というココロが伝わってきました。雨の日は事故が多い。ただ、アイデア説明書的には、傘構成要素の中でもっとも面積が大きい生地部分を避け、柄と頂頭部分だけにしたのか説明が必要では?◎東京の海老根さんの公園トイレ:斬新な形で公園に現代的アクセントを加えるでしょう。地上部から上に昇って用を足すのもまた違う感覚。ただ、導入路をスロープにするとお年寄りなどは少しきついかも◎新潟市の小林さん:確かに雪原はキャンバスみたいなものだから、イベント的にやったら楽しい。農家から田園派画家を育てるきっかけになる。もっとも、冬季の雪の積もった田圃は土中の各種生物反応によって土壌を肥やす時期なので土を掘り返すとしたら地元交渉が難航するかも◎柏市の三好さんの痴漢現場証拠カメラ:車内暴力抑止にも効果がありそう。痴漢行為については、ぎゅうぎゅうに混んでいた場合、実行行為を撮影できるかどうかが懸念要素。女性からのアイサインというのかフェースサインで次の駅で私服警官などが乗り込み現行犯逮捕できるかも◎飯田市の小林さんの単身赴任者用食材セット:類似商品がかなりあると思いますが、絞込み企画として使えるかも◎札幌市の樫原さんの広告ロボ:費用対効果の問題がありますが、人間より消費者が注目するかも。−選考委員・牧野広行(日本経済新聞新潟支局長)−![]()
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審査講評
今年の「出る杭育て大賞」(ニュービジネスアイデア募集)には過去最高の応募件数があった。一人で多数のアイデアを提案してくれた人も少なくなく、そのいずれもがやっつけ仕事ではなく、例年になく応募者の真剣味を感じた。ただ「はやれば廃る」のことわざではないが、件数が多い割にはインパクトのある提案は少なかった。昨年の愛する人の遺骨を真珠に加工して飾ったり、ギャンブル無法地帯のフェリーを運航するなど、破天荒のアイデアがなく、全体的におとなしいものが多かった。このため大賞1席10万円は該当が無く、準大賞を3点とし、奨励賞を2点選ぶことになった。
◎山口県下関市の永野由美子さん。「匂いセンサーBOX」は体臭を気にする中高年などのために、電話ボックスならぬ、匂い度を図るセンサー付き個室を設け、測定サービスを提供するもの。最近は化粧品メーカー、下着メーカーも中年のにおいを和らげる化粧品や新素材の肌着を開発するなど、匂い防止は市場として成長中。女性らしいアイデアだ。◎新潟市の伊藤シズカさん。昨年に続く入賞である。「ポイ捨てポリス」はタバコの吸い殻などごみを捨てる人に警告を発する街角環境クリーンアップ自警団。警察の仕事にしては細かすぎるので、ボランティアにしたところがよい。新津市などポイ捨て条例を施行した自治体もあり環境意識が高まっていることも背景にありそうだ。◎東京都板橋区の佐藤快和さん。「自分史村で文士体験」も面白い。最近は素人が自分の文集や小説を記念に自費出版するブームが起きているが、廃村などを利用し、熟年が集まり、晴耕雨読の生活を送りながら自分の来し方行く末のことどもなど書き記し、編集のプロが書き方や出版の相談に乗るというもの。滞在型観光に新しい局面を拓きそうだ。−選考委員・阿部誉司文(日本経済新聞新潟支局長)−![]()
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並みのアイデアでは到底成功は覚束ない厳しい時代。しかし、従来にない新しい発想のビジネスが育たなければ、日本も新潟も次の飛躍は期待できない。そんな環境のなかで、リスクを恐れずチャレンジしようという若者(心の若い人を含む)にささやかなエールを贈る「出る杭育て大賞」第5回審査会は夜遅くまで続いた。応募総数36点を全員が熟読、応募者に負けず劣らず発想がユニークな気鋭の経営者達の間で、時には爆笑を交えつつ、真剣な議論が行われた。残念ながら
30万円の賞金を独り占めする大賞は該当者がなかったが、力作のなかから入選作は次の8点に決定した。第1席は「魂ぱくの真珠」。新たな葬祭ビジネスとして遺骨を加工して人工真珠を作るというアイデアに審査員一同ビックリ。果たして本当に遺骨の成分(酸化カルシウム)から人工真珠ができるのか、という点にも議論が及んだが、応募作品中、最もユニークな発想が高く評価された。第2席は2点。「1way ギャンブルクルーズ」は新潟港とウラジオストックの間に中古フェリーを運航させ、カジノと免税店を営業しようというもの。かなり現実味があり、成功の可能性も高そうなアイデアが審査員の支持を集めた。いまひとつは「ゴミ回収屋さん」。ゴミをめぐるよろずサービス代行業を始めては、との提案に、生活実感から賛意を寄せる声が複数あがった。第3席は2点。「カリスマシルバープロデュース」は、知名度はなくとも特異な技能や知識を持った高齢者(カリスマシルバー)の派遣・プロデュース業の提案。時代にマッチしており、ネーミングも良い。同順位は「新型保険」。子供が将来ブスになるリスクに備える「ブス保険」なんてかなりユニークである。努力賞は3点。「企業PR絵本」は夢のある企業絵本のススメ。「完全外国レストラン」はユニークな外国語の勉強法。「NIGHT SURFING」は新潟の新しい観光スポットの提案で、7点を応募した伊藤さんの複数受賞である。以上の他にも素晴らしいアイディアが多数あり、選に洩れた応募者の方々の再チャレンジを期待する。−選考委員・上野正彦(日本銀行新潟支店長)−![]()
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私はお茶屋ですので、最後にお茶が出てきてついつい選んでしまいました。たこ焼で一財産築いた私の友人に報せてやろうと思います。−浅川園賞−![]()
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