14(ハガキ絵バトル「酒と食」編)選考結果

応募総数 244点

受賞者

 大賞   60s)東京都・・相澤 拓  さん 入選作品

 準大賞 30s)埼玉県・・樋口 織衣 さん 入選作品
 準大賞 30s)東京都・・小林 正幸 さん 入選作品

 奨励賞 (5s)東京都・・杉浦 あやのさん 入選作品
 奨励賞 (5s)兵庫県・・安  仁衣 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)東京都・・遠藤 澄子 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)奈良県・・木下 佳威 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)福岡県・・有延 美香 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)東京都・・本田 しおんさん 入選作品
 奨励賞 (5s)埼玉県・・有賀 正子 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)神奈川県・町田 英見 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)愛知県・・山本 莉子 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)兵庫県・・三原 敏秀 さん 入選作品

 審査講評

今年は公募ガイドでの告知が遅れてしまったにもかかわらず、全国から250通近い応募がありました。どうもありがとうございます。さて、今回は「酒と食」。例年と同様にレベルの高いイラストがそろいましたが、イマジネーションが膨らみにくいテーマだったのか、家族で酒、食事を楽しんでいるほのぼのとしたシーンや、徳利や器、食材をストレートに描いた作品が目立ちました。そんな中で圧倒的な支持を集めたのが、東京都文京区の相澤拓さんの、ブラックでシュールなイラストでした。鯛が徳利に酒を注がれ、徳利は鯛の体を刺身として頂いている。徳利さんと鯛さんから、足と手が伸びている(鯛の手は胸ビレですが)のが怖いです。審査員からは「ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるの世界だね」という声も出ていました。おめでとうございます。

選考委員長・北川和徳(日本経済新聞新潟支局長)

毎年思う事ではありますが、皆さん本当に素晴らしい個性と表現力をお持ちだと思います。入賞するかしないかは、たまたま居合わせた審査員と気が合うか合わないか、という側面も大いにありますので、今回残念ながら選外だった方も来年また挑戦していただきたいと思います。文字や詩を盛り込んでも良いという規定がありますが、漢字や英単語の綴りが間違っているものが意外とありまして・・・それが無ければ賞に推されていた作品もありますので、どうかご注意くださいね(好きな作品だけに勿体なく感じました)。あと、文字が単に絵の説明になってしまっている作品も多かったです。画面に入っている以上は文字も作品の一部ですので、イラストと同等に丁寧に描かれ、かつ少しひねりがあると良いなと感じました。テキスタイルデザイン風の作品や文字だけの作品もあり、惜しくも選外でしたが、新鮮で面白いと評判でした。テーマに直球のものも良いですが、思いきり考えさせられたり、笑いが止まらなくなったりするような、「ちょっとナナメ上」からの作品も審査員の大好物です。どうやって度肝を抜いてやろうかと挑戦状を送るような気持ちで制作してみてください!

特別選考委員・荘司絵美(イラストレーター)

13(ハガキ絵バトル「雪」編)選考結果

応募総数 347点

受賞者

 大賞   60s)北海道・・村西 なおみさん 入選作品

 準大賞 30s)東京都・・赤木 寿子 さん 入選作品
 準大賞 30s)北海道・・小林 由希奈さん 入選作品

 奨励賞 (5s)和歌山県・田村 万里子さん 入選作品
 奨励賞 (5s)京都府・・渡邉 勝  さん 入選作品
 奨励賞 (5s)東京都・・稲垣 恵理奈さん 入選作品
 奨励賞 (5s)山口県・・勝間田晃一 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)愛知県・・瀧元 治  さん 入選作品
 奨励賞 (5s)福岡県・・清松 俊浩 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)兵庫県・・小泉 十子 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)京都府・・丸山 美繰 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)埼玉県・・青木 智  さん 入選作品
 奨励賞 (5s)北海道・・小林 由希奈さん 入選作品

おーい!京都の丸山さん
賞品のコシヒカリが戻ってきました。
転居先の住所をご連絡下さい。

 審査講評

★今回も300通を越える応募があり、とても感謝しています。イラストを勉強している学生さんからの団体での応募もあり、技術的レベルが極めて高かった印象を持ちました。今回の特徴として、パソコンを駆使したCGによる作品がとても目立ち、審査の最中に「これはどうやって書いたのだろう」とみんなで頭をひねることも何度かありました。前回の入賞作品はほとんどが絵でしたが、今回の大賞をはじめとする入賞の13作品は、コミカルでかわいいイラストから写真のように精密な風景画、漫画、デザイン画などバラエティーに富むものがそろいました。さて、大賞は北海道の主婦、村西なおみさんの作品。自宅で飼っている愛犬と幼いころの自分がモデルだそうです。「子供のころも犬を飼っていて、よく一緒に雪を追いかけていました」。口を大きく開けた犬と子供の表情がなんとも愛らしく、それが審査で支持を集める決め手となりました。おめでとうございます。

選考委員長・北川和徳(日本経済新聞新潟支局長)

★今回も皆さんのレベルが高くて驚いたり感心したりしつつ、楽しく選ばせていただきました。大賞の村西さんの作品は構図・色合い・デッサン力などが総合的に素晴らしく、かつ温かみのある絵柄で、審査員の心を大いに和ませてくれました。ほかの受賞作も他から抜きん出るようなキラリと光る要素を持っていて、「こんな表現方法もあるのか」「これは一体どうやって描いているのだ」と審査会場がとても盛り上がりました。是非ご自分の強みを発見し、それを作品に存分に盛り込んでみてください。構図の大胆さでは絶対に負けない、色合いの絶妙さでは絶対に自分が一番だ、など何でも良いと思います。何か突出しているポイントがあれば、例え他の要素が荒削りであっても審査員の心には響くと思いますよ。PCで制作したデジタル作品もグンと増えました。色が鮮やかでとても綺麗ですね。彩色の均一さや機能の便利さを差し引いても個性が感じられるような作品が増えればもっといいかな、と思いました。来年も皆さんの力作を楽しみにしております!

特別選考委員・荘司絵美(イラストレーター)

12(ハガキ絵バトル「夕日」編)選考結果

応募総数 377点

受賞者

 大賞   60s)長崎県・・首藤 栄  さん 入選作品

 準大賞 30s)京都府・・奥野 英一 さん 入選作品
 準大賞 30s)山口県・・三根 康裕 さん 入選作品

 奨励賞 (5s)北海道・・佐藤 忠史 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)福岡県・・足立 梓  さん 入選作品
 奨励賞 (5s)東京都・・白石 袈裟夫さん 入選作品
 奨励賞 (5s)東京都・・高木 政史 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)千葉県・・高木 宏  さん 入選作品
 奨励賞 (5s)千葉県・・松本 彩那 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)愛媛県・・門岡 身和 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)兵庫県・・杜多 利香 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)兵庫県・・浜辺 雅彦 さん 入選作品
 奨励賞 (5s)長崎県・・首藤 栄  さん 入選作品

 審査講評

★「はがき絵バトル」も2回目を迎え、今回は前回の3倍以上となる計377通が集まりました。千葉県八千代市の村上中学校のように、生徒53人まとめての団体応募もあり、とても感謝しています。イラストレーターなどプロの作品も届くなど、力作ぞろいでした。ただ、審査については、技術的なレベルは考慮していません。あくまで、審査員13人がそれぞれの感性で優れていると判断したものを選びました。内容的には、テーマがシンプルな「夕日」だったせいか、95パーセント以上が、実際に夕日を描いたものでした。夕日を擬人化したコミカルなイラストも目立ちました。もっと、高齢化社会や環境問題などとリンクさせたメッセージ性の高い作品も期待していたので、物足りない面もあります。テーマの選定や出題方式にも工夫が必要かもしれません。さて、大賞に輝いたのは長崎県の73歳の男性の作品。山を切り開いて作った棚田が広がり、その向こうの海に沈む夕日を描いた作品です。審査員の間では「これは能登の白米千枚田ではないか」との声が出ていたのですが、作者に伺ったところ「長崎の夕日です」とのこと。調べてみたら、長崎県福島町(現松浦市)の観光スポットとして、夕日の見える棚田があり、それを書かれたようです。農業人口の高齢化などで「棚田が消える」と話題になっていますが、やはり棚田は日本の田舎の原風景といえるのでしょう。この長崎県の男性は複数応募されており、別の作品で奨励賞も受賞されました。おめでとうございます。

選考委員長・北川和徳(日本経済新聞新潟支局長)

★今回初めて審査に参加させていただいたのですが、皆さんのレベルの高さに驚きました。受賞作を見渡すと、ストレートに、力強く「夕日」を表現している作品が多かったように思います。他との差別化を図り、敢えて奇をてらったような作品もありましたが、テーマに対する自分の直感的なイメージを大事にしたものが審査員の心にガツンと届いたようです。是非、無理をせずに「普段の自分」を見せてください。個性はそこからにじみ出てくるものだと思います。加えて、気になった事が1つ。下書きをしっかりと消していなかったり、何度も描き直して鉛筆の跡が何重にも残っていたりする作品が少なからずあった事です。こういう場合、アイディアが良くてもマイナスになりがちで非常に勿体ないです。他人に見せる事を意識すればもっと良くなると思いますよ。次回も皆さんの力作を楽しみにしています!

特別選考委員・荘司絵美(イラストレーター)

11(ハガキ絵バトル「にいがた」編)選考結果

応募総数 117点

受賞者

 大賞   60s)兵庫県・・草部 幸子 さん 

 準大賞 30s)群馬県・・井田 香織 さん 
 準大賞 30s)新潟県・・杉山 しげ行さん 

 奨励賞 (5s)千葉県・・松田 まさるさん 
 奨励賞 (5s)京都府・・奥野 英一 さん 
 奨励賞 (5s)兵庫県・・熊谷 睦子 さん 
 奨励賞 (5s)栃木県・・柳田 勝己 さん 
 奨励賞 (5s)東京都・・石坂 修三 さん 
 奨励賞 (5s)東京都・・赤木 寿子 さん 
 奨励賞 (5s)東京都・・野田 知司 さん 
 奨励賞 (5s)東京都・・吉田 一裕 さん 
 奨励賞 (5s)東京都・・白石 袈裟夫さん 
 奨励賞 (5s)東京都・・菅沼 情  さん 

審査講評

★十年続いた「ビジネスアイデア募集」に代わり今回から始まった「はがき絵バトル」。全国から合計117枚が集まりました。こらまでは、ビジネス企画書風のものあり、イラストあり、応募書類のサイズや枚数も様々で、予備審査の段階から選ぶのに苦労していましたが、今回はその点ラクでした。が、初回ということで知名度が低かったのか、それとも募集テーマが悪かったのか、レベルはいまいちだった印象があります。次回への反省点です。さて、第一回のお題は「にいがた」でした。応募作を並べてみると、「日本酒」と「コシヒカリ」のオンパレードでした。みごとなワンパターンです。逆に言えば、酒と米のイメージしか発信できていない新潟県人のPR不手が背景にあるのでしょう。ステレオタイプを打ち破る新しいイメージを発信することが新潟県民の課題です。大賞は兵庫県明石市から届いた作品です。米粒を描いて、賞品の米俵を獲得しました。頭を垂れる稲穂の姿を新潟県人に重ね合わせたのでしょうが、個人的には謙虚さと消極性を取り違えている当地の県民性が嫌いです。準大賞以下も似たりよったりでほとんど優劣は付けられません。来年こそ、こちらの既成観念をガーンと破壊してしまうような、インパクトのある作品をお待ちしています。

選考委員長・田辺省二(日本経済新聞新潟支局長)