青金石 Lazurite
(ラピスラズリ)
産地:アフガニスタン
硬度:5〜51/2 等軸晶系
化学組成式:(Na,Ca)7〜8(Al,Si)12(O,S)24
[(SO4>),Cl2,(OH)2]
東京ミネラルショーで海外の出展社から値切って購入したもの。写真右側の金色のつぶつぶは黄鉄鉱です。
ミネラルフェアなどで、時々母岩についているものの中に表面全体をツルツルに磨いたものを見かけることがあります。
こういう物は、なんだか石英か何かを人工的に青く着色した感じに見えて、本当にラピスラズリか?と思ってしまいます。
ラピスラズリは日本語で青金石といいます。ラピスラズリは通称で英語名は「Lazurite」と言います。
非常によく似た名前で「Lazulite」天藍石という鉱物があります。
ラピスラズリは岩石か鉱物か?
「宝石の写真図鑑」の説明には「ラピスラズリは、ラズーライト(天藍石)、ソーダライト、アウイン、方解石、黄鉄鉱など
数種類の鉱物から構成される青色の岩石である」とありました。
「たのしい鉱物と宝石の博学事典」の説明には「岩石ではなくれっきとした鉱物である。白い部分や金色の部分はべつのもので青い部分のみが青金石だ。その証拠に青い部分のみの結晶が存在する」
とあります。こちらが正しく、似たような名前の鉱物が多いので間違えやすいようです。特に青金石の英語名「Lazurite」と天藍石の英語名「Lazulite」、よくみれば「r」と「l」の1文字違い。
気をつけないと間違えてしまうのもうなずけます。
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