トルマリン+ガーネット
(実は煙水晶+ガーネット)
産地:中国
黒いトルマリンの周りにえんじ色のガーネットがついています。
トルマリンも単にブラックトルマリン、ガーネットも単にガーネットとしかわからないと購入元の出展社さんに言われました。
色からしてトルマリンはおそらく鉄電気石ではないかと思われます。
が、トルマリンの結晶の形は先が尖っていないので、実は結晶の形からこれは煙水晶じゃないかと疑っています。
産地は中国産で購入の際、出展社に「何省で採れたんですか?」と聞くと「買い付け先の業者も中国産としかわからないって言っていたからねぇ」と言う返答で、これ以上はわかりません。
中国産は産地の省がいいかげんな場合があるとか、見栄えがいいのがよいと言って母岩に結晶を人為的に接着することに罪悪感が全然ないようだ、とも聞いたことがあります。
人為接着の話は別の鉱物の購入時に他の出展社さんから直に聞きました。
接着も見た目にはまったくわからず、時には母岩に結晶がたくさんついているためにかえって怪しく思ってしまうものもあるのだということです。
それは一部の物なんでしょうけれど。
あまりそういう話ばかりが流れると、中国産鉱物の印象が悪くなってしまうと思うのですが。(その話を聞いた影響か、中国産と聞くとそれだけで大丈夫かいな?と思ってしまうんです…)
04年12月のミネラルショーで、これとほとんど同じようなものを見つけました。
ラベルには、煙水晶+満礬柘榴石とありました。
たぶんこれも煙水晶+満礬柘榴石の標本だと思います。
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