ジェレメジェフ石 Jeremejevite
産地:Erongo Mountains Usakos, Namibia
硬度:7 六方晶系
化学組成式:Al6B5O15(F,OH)3
この標本がサイズが大きいクラスのものでこれ以上大きいものはない、というようなことを購入元の出展社さんから聞きました。
この「Jeremejevite」については鉱物図鑑に載っていないのでネットで調べてみました。
1880年代にロシアのバイカル湖付近で発見され、鉱物名は1883年、鉱物学者のダムールがロシアの鉱物学者Jeremejevにちなんで付けました。
結晶の大きさは顕微鏡クラスのものが多いですが、アフリカのナミビアでは数cmクラスの結晶が見つかったといいます。
ただ調べたサイトでは数cmとあるのみ。
数cmといっても2〜3cmと5〜6cmとではだいぶ印象が変わってくるので、大体の大きさが載っていなかったのは残念。
和名に関しては「Jeremejevite」の発音のカタカナ表記がしにくいのか、たくさんの名前がありました。
ジェレメジェフ石、ジェレメジェバイト、エレミア石、エレミヤ石、エレメーフ石、エレメージェバイト。
検索で調べてみましたが最後の2つ、エレメーフ石、エレメージェバイトは通りが悪いようです。
こうも和名が統一されていないと混乱を招くばかりで良くないと思うのです。
ジェレメジェフ石とエレミア石が同じ鉱物を指しているなんて知らなかったということにもなりかねないし。
また、外国語のカタカナ表記の難しさも感じました。
テーブルカットにされたカット石のルースも出回っています。
アクセサリーにしてもいいかと思います。
前ページに戻る