水晶 Quartz
産地:Corinto Minas Gerais Brazil
高さ21mm 幅60mm
硬度:7 六方晶系(三方晶系という本も)
化学組成式:SiO2
この標本は小ぶりながら美しい輝きを放っていて、すぐに目について一目惚れで購入を決めたものです。
ミネラルフェアでよく見かける水晶の標本は長く成長した1本の結晶のものや、その一本のものの結晶面を研磨したものが数多く見うけられます。
水晶は三方晶系か?六方晶系か?
同人誌「水晶の本」にも書きましたが、堀先生の著作本には六方晶系とあり、他の本には三方晶系とあります。
さらに「岩石と鉱物の写真図鑑」には、三方晶系/六方晶系とあるのです。
ということは、六方晶系とする説と三方晶系とする説で見解が分かれるのかな?と思っていました。
「宝石の写真図鑑」の結晶の形の18〜19ページによると、六方晶系と三方晶系の二つの晶系を同一とする考え方もあるようです。
※水晶の化学組成式を元にした分類ですが、本によって「酸化鉱物」「珪酸鉱物」「珪酸塩鉱物」の3種類が出てきます。
どれを採ったらいいんだろう???と悩みましたが、「楽しい鉱物図鑑」にならい「酸化鉱物」を採ることにしました。
ちなみに「日本の鉱物」成美堂出版刊では「酸化鉱物」「珪酸鉱物」の2つに、
「フィールドベスト図鑑 日本の鉱物」学習研究社刊では「珪(ケイ)酸塩鉱物」に分類されています。
これらの本をお持ちの方はお手持ちの本で確認してみて下さい。
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