ペツォッタ石 Pezzottaite
産地:Ambatovita Finarantsoa Madagascar
大きさ:7mm
硬度:61/2〜7 六方晶系
化学組成式:CsLiBe2Al2[Si6O18] (鉱物種一覧より)
Mn3Al2(SiO4)3 (ラズベリルとして購入したラベルより)
2002年秋にマダガスカルの一晶洞中より発見されました。
発見当初は緑柱石の仲間と判断され、ラズベリー色をしていることから「ラズベリル」と呼ばれていました。
セシウムとリチウムを計20%以上含み、比重・屈折率ともに緑柱石の範囲外となることが明らかになり、新鉱物として申請されました。
「ラズベリル」については2003年7月21日(金)付朝日新聞夕刊にも「新宝石日本にお目見え」という記事が掲載されたので覚えている方もいると思います。
ペツォッタ石はマダガスカルでしか発見されておらず、鉱脈は掘り尽くされてしまったとも聞いています。
それが本当だとしたら標本が市場に出回らなくなる日も近いでしょう。
確かに最近は一時期よりも見掛けなくなってきています。
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