石英 Quartz
(高温石英)


高温石英の写真

産地:愛媛県上浮穴郡久万町千本峠
大きさ:3〜6mm
硬度:7  六方晶系
   化学組成式:SiO2


ベータ石英β-Quartzともいわれます。 写真の標本は高温石英のアメシストタイプです。 スワロフスキーの小ビーズぐらいの大きさでころころとしていてかわいいです。 穴を開けたらビーズになりそうな感じです。

高温石英というのは577(573℃とする本もあり)〜870℃の温度の範囲内で結晶したもので図のような形になります。 577以下で結晶したものがよく見る六角柱状の水晶(低温石英)です。 石英は870℃以上になるとβ鱗石英となり、1470℃以上だとクリストバル石という鉱物になります。 そして1713℃以上では結晶にならない事が実験で確かめられています。


高温石英の図解

高温石英の図

「ポケット図鑑 日本の鉱物」(成美堂出版)71ページを元に作成した。




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