序章

ローイカット暦0000。ある二つの国に戦争が起こった。
戦争は一進一退の攻防で、やがて戦火は世界中を巻き込んだ。そしてローイカット暦0020。
後に
大陸の崩壊(ランドクラック)と呼ばれる大爆発と共に終戦を迎える。
それから400年の歳月が流れた。

Fate of Logic

終戦時の大陸の崩壊(ランドクラック)で、元々一つだった大陸は十の大陸と数多くの島々に分かれた。
大陸ではそれぞれ、地、水、火、風、光、闇、木、雷、月、鉄のエレメントを一つずつ信仰し、島々は大陸同士の中継点として発展した。
そのため、偏りはあっても、純粋に一つのエレメントを信仰しているわけではない。
そしてその偏りのため、島ごとに独特の文化が形成されていた。

そんな島の一つにアーク島という島がある。信仰エレメントは特に無し。
というのも、どの大陸からも同じくらいの距離にあるため、全属性の人々が均等に集まり、島民のほとんどが
混血(ハーフ)なのだ。
そんな島から、この物語は始まる。