「私の心の天気」 (陽菜視点・陽菜→我聞)
私は世の中には必要のない事ばかりだと思っていた。
でも・・・
やってみなければわからない、楽しい事がたくさんあると教えてくれたのは貴方。
そして・・・
仕事しか絆がないと思っていた私に、
新しい絆を作ってくれたのも、紛れもなく貴方・・・。
この気持ちが何だかわからない私。
でも、鈍感な貴方を見て胸が締め付けられる私・・・。
今の私の心の天気は・・・
「私の心の天気」
社長の単位騒動も無事に(?)終わり、
今日は久々に仕事が空いて部活の時間が取れた。
私は、部活がこんなに楽しいものだとは思わなかった。
やってみるととてもおもしろく、
そして、何よりも友達ができるのがこんなにもうれしいとは思わなかった。
今では部活は、社長だけでなく私も楽しみにしている1つだ。
そして、部活に向かうともう部員がいて、社長もそこにいた。
私は社長に用件を話そうとする。
「社長。あの仕事の件なんですが・・・」
「ああ、國生さん!うん、その件なら問題ないよ!」
「そうですかv」
「あっ、そうだ!國生さん。あの果歩の事なんだけど・・」
「あ、勉強の事ですね。後で果歩さんと打ち合わせします。」
「ありがとう、國生さん。その件はよろしく。じゃー、俺は男子の方に行くから!」
「社長。あまり無理はいけませんよ。」
「うっ、わ、わかってるよ!(汗、汗)」
そう言って、社長は男子の方の練習に行った。
前よりも、もうだいぶ社長とのコンビネーションが取れてきたと、中之井さんや優さんに言われ、私も秘書としてうれしく思う。
そんな事を思っていると、同じ卓球部の天野さんと住さんが話しかけてきた。
「いや〜見事なツーカーぶり!!くぐっちとの息ぴったりですな!な?友子?」
「うん♪何だか前より全然雰囲気がちがうよねぇ〜。」
そんな事を言っている二人。
何だかわからないが私も少しうれしい気分だ。
そして、天野さんがおかしな事を聞いてきた。
「そういえば、前から気になってたんだけど、るなっちはくぐっちの事何とも思ってないの?」
「え!?それはどういう・・」
「あー、トロいよ!るなっち!!社長とか秘書とか抜きに、くぐっちの事をどう思ってるかって事!!実際どうなの?好きだったりするの?」
「ちょっと!恵!ストレートすぎるよ!!」
「だって、前の合宿の時より何か距離縮まってる感じだしさ〜。友子は気になんないの??」
「い、いや〜・・・それはちょっと気になるけど・・・。」
「でしょ!ねぇー、るなっち。実際どうなの?」
「えっ・・・それは・・・。」
正直、そう言われて少し戸惑った。
私は・・・・社長の事・・・・・
そんな事を思うのは初めてだ。
私はいつも秘書として社長をサポートしようと言う事だけを思っていた。
でも・・・
(・・・君には関係ない・・・)
(・・・そ、そうか!許してくれるか!・・・)
(・・・じゃーこれからもよろしく頼むよ・・・)
そんな事を思っていたら、修行の時に社長に言われた言葉を思い出した。
前までは「仕事だから。」と言って本当に何とも思っていなかった。
「関係ない」と言われ、信用させていないと思って落ち込んだ私・・・。
でもそれは私の勘違いで、社長はみんなの事を考えていてくれて「これからもよろしく」と言われ、何だかうれしかった私・・・。
「るなっち??」
天野さんに言われて、私は元の世界に戻った。
本当にわからなかったので、
「べ、別に、私は社長の秘書と言うだけでして、私達は本当に何もありません。」
と、私はあわてて答える。
「ふぅ〜ん。なんだ、そっか。」
「残念〜。」
二人はそう言って、何だか落ち込んでいる。
「結構、似合ってると思ったのになぁ〜。」
「こら!恵!!」
「でも、ちょっとでも気になり始めたら気をつけた方がいいよ!!くぐっちって人気あるからvv」
「何か密かにモテるもんね〜。」
「え!?」
また、天野さんの言葉に驚いた。
・・・社長が・・・モテる・・・?
「そ、それは、どういうことですか??」
と、あわてて私がそう言うと天野さんが答える。
「うん、あたしらはくぐっちの落ち着きないとことか知ってるからパスだけどー、くぐっちって黙ってれば結構いい顔してるしね〜。」
「そうそう!何か男らしいって感じだよね。」
「何かさー、何でも助けたりするからクラって来ちゃう子とかいるみたいだよ〜。」
天野さんと住さんが交互に言う。
知らなかった・・・。
社長ってそんなにモテるんだ・・・。
何だか胸が苦しい。これは何なのだろうか?
そんな事を聞いたその日はずっと調子が悪かった。
翌日。
今日は部活もなく、少し余裕をもって社長と会社の方に向かう。
ちょっと調子の悪い私を見て、社長が心配そうに私に話しかけてきた。
「國生さん。何か今日調子悪くない?無理しない方がいいよ?」
自分も色々な訓練などで疲れているのに、私を気遣う社長。
・・・社長は優しい。人気があるのがわかる気がする。
そう思っていたら、校門の前に一人の女子生徒が立っていた。
その女子生徒は少し赤い顔をして、社長に話しかける。
「あ、あの工具楽くん・・。」
「ん?・・あ!君はあの時の!!大丈夫だった?」
「は、はい。///あの時はどうもありがとうございました。助かりました。」
社長の方も知ってるらしい。
私は社長にどなたかと聞くと
「あっ、國生さん。この人は俺が通りががった時に、男達に囲まれててさー、助けたんだよ。」
そう言って、私とその女子生徒は挨拶を交わす。
何だか楽しそうに話す社長とその女子生徒を見る私。
まただ・・。何だか胸が苦しい。
そう思っていると社長の声が聞こえてきた。
「いや〜よかった、よかったvvそれで今日はどうしたの?」
社長にそう言われて、ますます顔が赤くなる女子生徒。
「えっ!?///あっ・・・あの、これを!!」
そう言ってその女子生徒はカバンから何やら出していた。
プレゼントのようだ・・・。
「え?俺に??」
「は、はい///あ、あの・・・この前のお礼と言いますか・・・何と言いますか///・・・そ、その・・お、お仕事頑張って下さい!それじゃ、これで・・・///」
「え!?ちょ、ちょっと・・・。」
そう言って、女子生徒は真っ赤な顔をして去っていった・・・。
あまりそういう事がわからない私でもわかる。
あの女子生徒は社長の事・・・・・。
すると、社長が一息ついて言ってきた。
「ふぅ・・・何だ?でも、プレゼントをくれるほど仕事を応援してくれるとはうれしい事だな!!ね、國生さん?」
・・・・私でもわかるのに、鈍感な社長。
今の光景を見て、胸が締め付けられる。
真っ赤な顔をして社長の事を見つめていた女子生徒・・・。
それを見たからか、次の瞬間、私はとんでもない事を口走ってしまった。
「・・・社長。」
「ん?何、國生さん?」
「・・・私って、社長の何なんですか?」
「えっ!?」
そう言ってから私は自分が変な事を言ってしまった事に気づく。
わ、私・・・何言ってんだろう・・・///
今の女子生徒のせいだろうか?
それとも、昨日、天野さん達に変な事を聞かれたからだろうか?
「あっ、しゃ、社長(汗)。///い、今、言った事は気にいないでk・・・」
顔を真っ赤にして、今言った事を焦って訂正しようとする私に、
社長は私の思いのよらない事を言ってきた。
「國生さんは・・・俺の‘かけがえのないパートナー’だよ。」
「えっ・・・。」
「俺、國生さんの事信頼してるし、國生さんがいなかったら、俺は社長として今までやってこれてないよ!だから、かけがえのない人だし、俺は1番信頼してるけど?」
「!!、わ、私も社長の事、信頼しています!」
「そうか!」
「はい。」
「じゃー!これからもよろしく頼むよ。」
「はいっ!社長!」
「じゃー、現場に行こうか。」
「はい♪」
別に好きだとか言われたわけじゃない。
でも、信頼されてると言われて・・・
何だかさっきまでの気分が吹っ飛んで・・・
そして、何だか幸せな気分になった私だった。
鈍感な貴方を見て胸が締め付けられる私・・・。
さっきまでの心の天気は雨・・・。
・・・今の私の心の天気は・・・晴れ///。
あとがき
管理人「・・・妄想爆発です。本当にこんな感じの國生さんは・・・はるるんはありえません!!読んで下さった皆さん、すいませんでした(汗)でも、恵ちゃんや住ちゃんもGHKの人達だったらいいですよねぇ〜。」
果歩「これ書いたの誰?」
管理人「あ、果歩さん。私です、すいません。」
果歩「・・・すばらしい設定じゃないvv」
管理人「え・・・///」
果歩「確かに文章はヘボいけど・・・」
管理人「はい・・すいません。」
果歩「でも、萌え度では合格よ!!もっと、こんなお兄ちゃんや陽菜さんが見たいわ!管理人!どんどん書きなさい!!」
管理人「は、はい!!(汗、汗)」
そんなわけでこんな感じで書いていきます!!(汗)
これからも、お付き合い頂けたら光栄です!
あとがきには誰か呼んだり、考察書いたりします!
お楽しみに!!
果歩「何やってるの!そんな事やってるなら早く書きなさい!!」
管理人「は、はい!」
果歩「っていうか、こっちは妄想なんだから、早く二人を結婚させなさい!」
管理人「は、はい!・・・・ん?・・・えー!!??」