始まりはあの日…

 


思い

 


あの日、彼と出会ってなかったら。

あの日、彼女と出会わなかったら。

きっと、こんな気持ちにはなってなかった。

きっと、こんなに悩まなかった。

だけど。

けれど。

私は彼と出会った。

俺は彼女と出会った。

見ず知らずの私達のために戦ってくれた、その背中。

いくつもの危機を救ってくれたその強い盾。

ぼろぼろになりながらも敵に向かっていく、勝利への執念。

強さを湛えた、深く、吸い込まれそうな瞳。

いつだろう、この気持ちに気づいたのは。

いつからだろう、こんな風になってしまったのは。

清麿君…

恵さん…

あなたは私をどう見てる?

俺は、一般人、でもあなたはみんなに元気を与えるアイドル。

私はあなたが、好き。

越えられないのだろうか、この一線は。

私がみんなに元気を与えるように、あなたの笑顔は、私に元気をくれる。

越えたい。出来ることなら、あなたのそばにいたい。

もし許されるなら、あなたのそばにいて、色々なことがしたい。

たわいない話。

二人っきりのデート。

いっぱい話して。

手をつないで。

どこかへ出かけて。

キスとか…したいな。

『でも、今は出来ない。』

ガッシュを王にする。

ティオを王様にする。

『だからもし、もしすべてが終わったら。』

ガッシュかティオが王になって。

魔界に優しい王様が生まれたら。

こんな馬鹿げた戦いが終わったら。

『そのときは、二人で…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、Fisher manです。勢いのみで書き上げた清麿x恵語り系です。

皆さんお気づきだとは思いますが、上が恵、下が清麿、『』が二人です。

念のためですが、二人は別の場所にいます。状況としては、部屋の窓から空を見て思っているって感じですかね。

ではではこれにて。

                                     Fisher man