クアラルンプール滞在日記

平成20年1月10日〜2月10日

1.クアラルンプールより 2.アンビリーバブル クーポンタクシー
3.高級コンドミニアム 4.ペトロナスツインタワー
5.ショッピング天国 6.亀ゼリー
7.かき氷 8.素晴らしき仲間たち
9.ブルーモスク 10.セブ島(フィリピン)の光と影−1
11.セブ島(フィリピン)の光と影−2 12.セブ島(フィリピン)の光と影−3
13.ドリアン考
1.クアラルンプールより
10日現地時間17時10分にクアラルンプールに到着しました。 早2日を過ぎましたが、今のところ本格的な活動は開始しておらず明日から動こうと思っております。
11日は、クアラルンプールにすでに来ておられる5人の方が歓迎会を開いてくれました。
その歓迎会での夕食は、マレーシア料理で思っていたほど脂っこくなく非常に食べやすく自分の口に合いました。
これから、グルメや観光など思い切り楽しもうと考えております。 時間の許す限り適宜日記を書いていくつもりです。
2.アンビリーバブル クーポンタクシー
クアラルンプール空港から市内のコンドミニアムまでタクシーに乗りましたが、友人からクーポンタクシーの利用の仕方について十分聞いておりました。友人から聞いていたものの、その非常に奇異なことが事実であったことが判りました。
料金は、だいたい58リンギットくらいだと聞いていたが、実際に値段を聞くと77リンギットと言われた。ノー58リンギットと言ったら、何と怪訝な顔をすることもなく、文句を言うこともなく、ネゴをすることもなく、悪びれた表情もなく、当たり前の顔でOKと言った。こんなことがあると友人が言っていたとおりである。かりに、そのことを知らなければ、そのまま77リンギットをしはらってしまうとところである。その辺の、伝票処理はどうなっているのであろうか。(個人タクシーではなく、あくまで空港の公認タクシーであり、購入場所も常設カウンターである。)77リンギットを支払った場合である。どうも不可解で仕方ない。まあ、自分自身余分なお金を支払わずに済んだからいいのであるが、やはり文化の違いと言わざるを得ないのであろうか?
それとは、別なのであるが、空港から市内まで高速道路利用で1時間ほど。1時間走って58リンギットとは、何と安いのであろうか。日本円換算約2000円である。知らないで、77リンギット支払っても、日本人の感覚としては納得の価格であろう?
**読者からご指摘を受けましたので加筆致します。
77リンギットというのは、プレミアムタクシーとのことで、私がノー58リンギットと言ったことが、職員には普通のタクシーにしろということに解釈したものである。それで、職員が悪びれもせず当たり前の顔でOKといったのである。ですから、文化の違いでも何でもありません。(この辺の情報をもとに行動される方は、あくまで自己責任でお願い致します。現地の状況も変わることもあり、はっきり現地なりに確認の上で行動をお願い致します。私は一切責任を持つものではありません。今回のこのご指摘を受けた顛末は、掲示板をご覧下さい。)
3.高級コンドミニアム
右の写真は、我々の仲間がクアラルンプールに移住して住んでいる高級コンドミニアムである。
まるで高級ホテルのようでもあり、映画に出てくるシーンのような場所です。
仲間の住まいも、180平方メートルもあり広々としています。残念ながらプライバシーの関係から、内部の様子は掲載できませんが、素晴らしいコンドミニアムでした。メイド部屋もあり、将来僕が、一文無しになったときに雇用して貰うよう唾をつけておきました。(笑)
クアラルンプールには、このような高級コンドミニアムやゴルフ場の中にある高級住宅街や広大な敷地の大ショッピングセンターがあり、今後もどんどん立っていくようです。
クアラルンプールに着いて3日目ですが、これまで見ている限りクアラルンプールは、間違いなく大都会です。
どんどん大型ショッピングセンターが立っているのであるが、それだけ需要があるのかはなはだ疑問に感じる。当初のイメージとは、全くかけ離れた規模のクアラルンプールを見ました。国民所得は、そう高くはないと思うが、きっと貧富の格差があり、ああいったショッピングセンターは富裕層が利用しているとしか考えようがない。
3日目でクアラルンプールのミステリアスが部分を垣間見たような気がします。
4.ペトロナスツインタワー
クアラルンプール4日目の13日に本格的市内観光をした。
今までの3日は、どちらかというと観光はほとんどしておらず、先にクアラルンプールに来ている仲間との交流や、2月10日まで泊まる(途中でフィリピンにショートトリップするが。)コンドミニアム内のパソコンインターネット接続に関する環境整備を行っていた。

中華街や主要駅、博物館などを主要交通機関を利用して回ったが、何といってもこの日のメインは、世界的に有名なクアラルンプールの象徴的な建物であるペトロナスツインタワーに行ったことである。
その形は、写真などで何回も見ているが、やはり実物を目の前に見ると迫力満点である。マレーシアの勢いを象徴しているような感じがした。
ツインタワーの周辺は総合的に整備されており、一大ビジネス中心拠点になっているようである。
このツインタワーの周辺の状況を含めて、何だか日本の六本木ヒルズ周辺を連想させられた。
クアラルンプール市内から連想したことは、それはミニ東京ではないかということである。前の日に回った郊外の大ショッピングセンター群や高級住宅街を含めてクアラルンプールの隆盛を想像せざるをないような状況である。失礼な表現になってしまうが、本当に街並みに相応するような経済力があるのだろうか、バブルと見栄ではないのであろうかとの想像をしてしまうのは、僕だけであろうか?

  
5.ショッピング天国
僕にとっては、全く無縁なのですが、クアラルンプールは、ショッピング天国です。
市内のあちこちにショッピングモールがあり、また、郊外に行くと1qも離れないところに巨大ショッピングモールが林立しています。
供給過剰ではないかと思うくらいです。その郊外のショッピングモールは、休日になるとどこも駐車場が満車状態になり停めるのに苦労するとクアラルンプールに住んでいる僕の仲間が言っていました。
ショッピング天国といっても、値段が安いのか高いのかは知りません。しかし、ウインドウショッピングは十分楽しめます。  
6.亀ゼリー
クアラルンプールの中華街を歩いていると仲間が亀ゼリーが美味しいというので足安めを兼ねて食べることにしました。
何のことはないデザートではなく漢方薬的なゼリーです。しかし、のどが渇いていたので、漢方薬の味と臭いのするそのゼリーは、あっさりしてなかなかいけました。その後、何らかの効能があったのかというと何もありませんでした。
  
7.かき氷
クアラルンプールのツインタワー下にあるフードコートでかき氷を食べました。全く美味しくなくその強烈な臭いで三口ほど食べたものの、それ以上は食べる気がしませんでした。
その強烈な臭いとはどんなものかというと、トイレの芳香剤の臭いです。最近のトイレ芳香剤という臭いではなく、昔からある芳香剤の臭いです。さらに色が強烈。我々日本人にとっては、食欲がわきません。
8.素晴らしき仲間たち
クアラルンプール郊外のモントキアラというところにカラオケに行って来ました。

もちろん一人ではなく、クアラルンプール滞在中の仲間と一緒です。
何と13時から17時まで4時間も歌いました。みなさん非常に元気です。とてもリタイアした人たちとは思えません。
何も海外まで来てカラオケをする必要などないと思う人もいるかもしれませんが、また日本でするのとでは趣が違うような気がします。
素晴らしい仲間との絆をひしひしと感じます。
また、こういった楽しい時間をもてて非常に幸せに感じます。
歌が上手下手など全く関係ないのです。
最後には、みんなで肩を組んで「高校三年生」を歌いました。

今日は、歌う以外にそんなことを感じた1日でした。
  
9.ブルーモスク
 東南アジアで最大のイスラム寺院のブルーモスクに行って来ました。
残念ながら着いた時間が16時を過ぎており、16時の閉館時間に間に合いませんでした。しかし、周辺を散策し、その概容を見ることが出来ました。
寺院そのものも、周辺も綺麗に整備されており、街全体そのものと相まって、マレーシアの勢いを感じました。
周辺を散策しているとスピーカーの大音量でコーランが流されていましたが、何だか「木曽のなあー なかのりさんは、木曽の御嶽山はなんじゃらほい」というようなメロディーに聞こえてしまいました。(笑)
  
10.セブ島(フィリピン)の光と影−1 入国時の洗礼 執拗なチップ要求
 1月20日から27日までクアラルンプールからセブ島にショートトリップした。
フィリピンのマニラに到着したのは朝の7時頃。いきなり極めて気分の悪いフィリピンの洗礼を受けた。
国際線到着ロビーの両替所はまだオープンしておらずフィリピンペソの持ち合わせがないことに起因することでフィリピンに対する嫌悪感を持った。マニラ空港の場合、フィリピン航空以外の会社の飛行機は不便なターミナルに着く。そこから、国内線に乗り換えるにはタクシーでの移動が必要である。しかし、ペソの持ち合わせが無く両替するにも出来ず仕方なく色々聞いたあげく空港職員が両替をしてきてやるとのことでお願いすることにした。(予備知識として信用はしていなかったが仕方なく。)5000円を両替したが手元に来た額が自分もあわてていたのでよく数えもせず1000ペソ1枚に500ペソ2枚の合計2000ペソと勝手に思ってしまった。この辺は、自分自身の大ミスである。その空港職員は、レシートをくれなかったので、それを要求するとくしゃくしゃにしたレシートをしぶしぶ差し出してた。そのときよく見れば良かったものの、これも自分のミスで確認をしたものの数字がよく判らずそのままポケットにしまってしまった。その後、当然といえば当然なのか判らないがチップを要求された。最低金額の札が500ペソしかないと思い、しぶしぶ差し出してしまった。これも自分ミス。後でよく見ると1000ペソ1枚、500ペソ1枚、200ペソ1枚であった。200ペソを渡せば被害は最小で済んだところである。さらに、レシートを後で見ると1750ペソになっており、当初から50ペソを誤魔化されておりますます腹が立ってきた。自分自身にも腹が立った。500ペソは約1500円もの金額になる。相手は、その辺を見越してチップを要求してきているのである。
その後、タクシーで国内線に移動後もさらなる洗礼を受けることになる。国内線を利用する場合、空港利用料を取られる。200ペソであるが、タクシー代に100ペソを使ったので手元には、1000ペソ1枚と100ペソ1枚の1100ペソしかなかった。1000ペソを支払窓口に渡したが釣りが無いという。すべての人が200ペソ支払っている窓口で800ペソの釣りがないはずがないのである。それでも釣銭が無いという。仕方なく両替をすべく両替所を探したが判らず途方にくれていると、またまた空港職員のお出ましである。場所を教えて貰い両替し200ペソを支払ったものの、その職員は、しつこく付いてきてチップを要求してきた。最初は、渡す気はなかったが、根負けしてしまって100ペソ渡してしまった。後でよくよく考えると支払窓口の職員としつこくつけてきた職員はぐるであったように思う。結局渡してしまった自分も馬鹿であるが、堕落してチップを要求する空港職員も大問題である。これが、最初に外国人が足を踏み入れる空港の職員がこんな状態であるのはフィリピンの恥である。
とにかく、フィリピンに対する悪イメージを玄関口で持たされたことになる。
今後また、フィリピンを訪れる場合は、今回のことを教訓にして馬鹿らしいチップは渡さないと同時に、二度とこのような腹立たしい事にあわないようにしたいと思う。この場合の対策としては、無用なチップを要求してくる職員に対しては、名前を聞いて、それをメモにとると、あたふたと逃げていくようである。(後でフィリピン通の人に聞いた。)フィリピン政府も、その辺の対策に苦慮しているようである。
さらに全部ではないにしても、フィリピンは、公務員(?)からして、このような堕落した国であることを頭に置いておくべきである。初めてフィリピンを訪れる人は、よくよく注意してほしいと思う。
11.セブ島(フィリピン)の光と影−2 フィリピン女性が絡む日本の年金問題
これは、フィリピン在住の日本武士的気骨を持つ日本男子の怒りの言葉である。

日本年金問題の一部分にしか過ぎないのかもしれないが、フィリピン女性が絡む負の部分での年金問題である。

数のほどは判らないが、少なからず年老いてからフィリピンに渡り(フィリピンに限ったことではなく東南アジアの発展途上国にも言える。)日本の妻と別れてフィリピン女性と結婚するか、あるいは、妻に先立たれからフィリピンに渡りフィリピン女性と結婚する男性が少なからずいるそうである。
全部が全部でないものの、フィリピンの若い女性は、そういった先が長くないフィリピンに渡ってきた日本の老人を狙っているのである。
単純な話、日本の老人男性と結婚して、その老人が先に死ねば遺族年金がフィリピン女性に転がり込むのである。それも、フィリピン物価にスライドした金額ではなく、日本円の支給額で支給されるわけで、仮にその金額が月20万円とすれば、フィリピンの月収レベルでいけば、企業の社長クラスの高額所得者となるのである。若くして、働かずして毎月高額の収入を得ることになる。新車を乗り回しているフィリピン女性がかなりいるそうである。(統計を取ったわけではないので定かでないが。)その怒りの日本男性が、そのフィリピン女性を愛人に持つ友人から聞いたとのことであるが、フィリピン女子大生の間では、金蔓になる日本の老人を狙えとのことが言い交わされているらしい。(日本のじじい狩り。)
まさに、崩壊同然の日本の年金制度にあって、このような一度も年金を納めたこともなく、日本のことも知らない金目当てだけの女性のために、大事な年金を支給をするのは全く持って理不尽きわまるというのが、その男性の怒りである。制度的に、そんなフィリピン女性に対して、遺族年金をゼロにするのは難しいにしても、せめてもフィリピンの物価スライドにして支給すべきである。少しでも年金が出ていくのを押さえるためには、こういったことも改善していくべきと、その怒りの男性は訴えている。でないとこれから年金を支えていく日本の若者が気の毒だし、年金納付期間が規定に満たなく、支給してもらえない人たちがさらに気の毒である。
年老いてフィリピンの若い女性と結婚する日本男性のことを否定するわけではないが、もっともっと日本の実情を考えて行動すべきと同時にほとんどのフィリピン女性が金目当てということを見抜かなければならないと思う。こんなことで、財源の乏しい年金を支払うのは馬鹿げているような気がする。
怒りのフィリピン在住男性に代わって以上のことを訴えたい。
12.セブ島(フィリピン)の光と影−3 人なつっこくフレンドリーなフィリピン人
 全部が全部でないにしろ、とにかくフィリピン人は、人なつっこくフレンドリーで親切である。
道を聞いてもたいていの人は、いやな顔一つせず親切に教えてくれるし、僕は少し恥ずかしがり屋なので、あまりフランクに話しかけることは出来ないのであるが、一緒に観光に回った仲間は、非常に積極的に現地の人に話しかけていた。ほとんどの人が、にこにこして話しかけたことに対して答えてくれていた。
写真は、ネグロス島ドマゲッティーの公園で先生と一緒に校外授業をしている学生たちに話しかけたときに非常にフレンドリーに対応してくれた。そして、にこやかに一緒に写真をとってくれた。非常に気持ちの良いものである。日本では、まずこんな事は考えられず、せいぜい「何や、この助平じじい」と思われ怪訝な目で見られるに違いない。最悪セクハラととられる可能性だってある。しかし、この国の人たちは、まずそんなことは考えられないと思う。その点は、非常に親日的であり、けれんみのない明るさを感じた。
また、ドマゲッティー郊外のバイスという街では、学校帰りの中学生たちが公園でわいわいと話していたが、そこで話しかけてみたが、本当に明るい反応が返ってきた。試験の答案用紙やノートまで見せてくれた。まるで警戒心がないような屈託のない明るさである。もちろん、英語がよく話せるようである。残念ながら自分は英語は話せないので、やりとりに付いていけなかったが、とにかく最も輝くフィリピンの光の部分を見た感じがした。
13.ドリアン考
 昨日ドリアンを購入して部屋で食べたものの、それが失態に繋がった。
ドリアンは、強烈な臭いを放つ超個性的なフルーツである。
嗜好の違いにより、好き嫌いが大きく分かれる。好きな人の表現を借りれば果物の王様と呼ばれているらしい。
さて、僕の場合は、大嫌いの方になってしまった。
何も知らない僕は、購入したドリアンを部屋に持って帰って食べたのである。味は、口に入れた瞬間、少しにがみを感じた。僕の持つフルーツのイメージである爽やかな口当たりと香りは全くない。それほど甘みもなく、こってりした脂肪分とほのかな甘み程度。瞬間的な美味くないと感じてしまった。写真の通り4個入っていたが、2個食べた後、部屋に臭いが残ることを懸念をいだき、もったいないけれど捨ててしまった。本当にもったいない。高級品質のものであったので35リンギットもしたものである。約1200円である。
部屋中にその強烈な臭いが充満。何だか都市ガスが漏れたような臭い。ちょとやそっとで抜けそうにもない。後で、同部屋の人が帰ってきて、その異常臭にすぐに気が付いた。平謝りに謝った。
臭いとは聞いていたものの、これほどまでとは思わなかった。
ホテルやコンドミニアムでは、ドリアンの持ち込みを禁止しているところがほとんどらしい。ドリアンは、屋外で食べるのがエチケットかもしれない。これも、旅先での初体験として思い出に残ることになるであろう。

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