君が望む永遠SS 作・K3 前を目指して〜償い〜 |
姉さんが退院してから、私は水泳のビデオを見る時間が増えている。 画面には、私の憧れの存在が・・・高校時代の水月先輩が凄まじいスピードで泳いでいる。 まるで水と一体化となって泳いでいるような、 そんな感じがしてしまうほどの素晴らしい泳ぎだと今でも思ってしまうぐらいすごい。 これは、私が水月先輩の大会があるたびに撮ってきたものの中で、特に一番良い泳ぎをしていると思ったもの・・・。 姉さんが事故にあって、水月先輩が水泳を辞めて、鳴海さんと付き合いだしてからは、 当然、私は鳴海さんを・・・そして、水月先輩も恨んだから一度も見ることもなかったのに・・・。 ・・・ ・・ ・ でも、これは私のけじめ・・・。 やっぱり、今、考えても、私は言い過ぎたんだと後悔している。 ‘・・・・・・今のあなたには絶対理解できないっっ!! 今のあなたは存在自体狂っているわっ!!!’ いくら先輩がおかしかったとはいえ、この言葉を発した私自身が本当はありえなかったと今、改めて思う。 ‘もう少し・・・優しい言い方ができなかったのか?’ とか、どうしても考えてしまう。 水月先輩がいなくなってからは、特に・・・!! この言葉のおかげで水月先輩を鳴海さんから離すことができた。 でも、この言葉のせいで、私は自分自身で水月先輩との関係を・・・ そして、姉さん、鳴海さん、平さんとの4人の関係をも引き裂いてしまった・・・ 永遠に・・・・・・ ・・・ ・・ ・ 私は今でも鮮明に想い出す事ができる。 姉さんの退院の日の出来事を・・・ 姉さん、鳴海さん、そして、平さんは、突然車から飛び出して泣いたこと。 あの時・・・私も車の中で一緒になって泣いていた・・・。 でも、それは姉さん達みたいに『水月先輩がいなくなることを』ではない。 私がその原因を作ってしまったこと・・・ そのことへのお詫びの気持ち・・・ 実際、水月先輩がいなくなるのは私のせいだけではない。 そんなことは分かっているけど、とどめを刺したのは間違いなく私・・・。 こんなことを悩んでいても、もう過ぎてしまったこと、意味の無いことなのは充分解っている。 でも・・・ それでも、自分を責められずにはいられないから、そうしてしまったと言う事実を私は忘れてはいけない。 そして、それを一生、私は背負って生きていかなくてはいけない・・・ このビデオは、私がとった様々な先輩への無礼な態度を想い出せるから・・・ だから、私は見続けなければいけない。 自分の罪を忘れないために・・・・・・ プルルルルルルッ♪プルルルルルルッ♪ ようやく、白陵大への進学が決まったと思ったら、連日、これ・・・ 画面を見てみると・・・ 『はあ・・・』 本当にため息が出てしまう・・・ やっぱり水谷先輩・・・。 水谷先輩は水月先輩の中学時代の親友で、高校時代のライバルだった人。 高校の頃、偵察に来ていた水谷先輩に会ったのがきっかけで、 その後は、大会なんかでよく顔を合わせると話をする間柄なんだけど・・・ この頃、やけにしつこく電話が、かかってくる。 内容も、連日同じものだから、今日も同じものだろうと思うと、更にあきれてくる。 もう、いい加減にあきらめて欲しいのに・・・ 本当にしつこいんだから・・・!! ‘でも、上下関係があるから、一応出なきゃいけないかぁ・・・’ そんな風にいつも思って、結局、用件が何なのか分かっているのに出てしまう。 この辺の、他人を無理に気遣う性格は、姉さんの事故が起こってから、そのことを心配する友達に、 ‘私は鳴海さんや、水月先輩とは違う!!’ っていうことを証明する為に、心配をさせないように、振舞っていたのが、 どうやら癖になってしまったらしい・・・。 そして、水月先輩は部活では、あまり人付き合いは得意ではなかったらしいので、 それに反発して、人付き合いを得意なフリをして・・・ まるで、私は水月先輩なんかより上なんだと主張するように・・・ とにかく、この私は本当の私ではないから、自分でも大嫌い・・・。 そんなことを考えていると、水谷先輩の声が聞こえくる。 しかも、かなり怒鳴っているようだ・・・。 「ちょっと〜〜!!、涼宮、聞いてるのォ〜?」 『はい、なんでしょう。水谷先輩?』 私はあきれながら、受け答えする もちろん、機嫌を損ねないように注意しながら・・・ すると間髪いれずに 「えっとねぇ、スイミングスクールのコーチのことだ・・・」 またか・・・と呆れながら、こちらも間髪いれずに 『私は、白陵大受かったといっても、まだまだ大学入った時の為に調整しないといけないので!!』 「ちょっと〜、涼宮、即答はないでしょ・・・」 水谷先輩もさすがに呆れているようだ。 ここがチャンスだと確信した私は一気にたたみかける!! 『とにかくそういうことなので、失礼します。』 ‘ピッ!’ 私は電話を切った 切る寸前に何か叫び声も聞こえたが、あのすかいてんぷるの定員ほど酷くないので、この際、気にしない。 それに、あの先輩はそんなに心の狭い先輩ではないし、大丈夫だろう・・・たぶん・・・。 私は携帯をバッグの中に戻そうとしたが、その時、再び携帯が鳴った・・・。 私は、嫌な感じがしたのだが、かけてきたのは、水泳部の友達。 心底ほっとして、電話に出たら、ちょっと遠くにある大学のオープンキャンバスに行きたいのだけど、 誰も知っている人がいないので来て欲しいということだった。 「わかった・・・でも行くだけだからねっ・・・」 ここでも、他人を無理に気遣う私が嫌いな癖が出てしまった。 でも、そういうキャラで、高校は通してあるし、変なことで心配かけさせたくないから・・・ しかも、ついていくだけだし、まあいっかあっ・・・ うまくいけば、良い気分転換になるかも知れなし・・・ そんな軽い気持ちで、大学のオープンキャンバスに行くことを決めた ・・・がやがやがやがやがや・・・ さすがに、この地域では、結構、有名な大学であって人は多い。 それでも、今、私は人生で初めてオープンキャンバスというものに来ている。 だから、柄にもなく、夢を見ていたのかもしれない。 実際に、これからどんなことがあるんだろうと期待していた。 しかし、現実は・・・ 「あれって、白陵の涼宮茜じゃない」 そんな声がどこからかポツンと聞こえてきた そして、それが増殖して・・・ ・・・ ・・ ・ 今、私は心底ものすご〜く不愉快!!! ‘こういう陰口めいたことが私は非常に気に食わないのにぃ〜!! 文句なり、何か用事があるんだったら直接話しに来なさいよ!!! それすらしないで、ただヒソヒソと話しているだけだなんて・・・ もっとも私が嫌いな人種じゃない。’ そんな事を胸に抱きながら、集合時間まで黙って待合室で待っていたのだが、その時間はまさに地獄だった。 集合時間になり、在学生が数人入り、一通り周りを見渡す。 そして、私を見つけて、司会じゃないと思われる人が声をかけてくる。 そこまではまだ良かったのだが、それからは、「うちに来て」の一点張り・・・ 私は、白陵大が決まっているからと断り続けた・・・。 その話しかけてきた人は、なんとか私に興味を持って欲しかったのか、かなり色んな話をされたが・・・ ‘そんなことは、もはや耳に入る必要なし!!’ そう決め込んでしまっている為、適当に相槌を打ち続けた。 そうしているうちに、プールにたどり着いた。 そこで見たものとは・・・ 懐かしいフォームで泳いでいる人が・・・ すこし・・・いや個人的に全盛期だと思って見ているビデオとは、かなり衰えて見えるけど、 まさしくその泳ぎ方は・・・ 私は呆然と立ち止まった・・・。 横からは、さっきまで私に話しかけてきた先輩が私を呼びかけている。 そんな大声に気付いてしまったのか、泳いでいた人は、泳ぐのを止め、こっちを向いた。 そこにいたのは・・・ やはり水月先輩。 それから、一瞬、嫌そうな顔をしながらも無言で私に近づいてきてくれた。 けど・・・ 『・・・』 「・・・」 沈黙が走った・・・。 水月先輩は困惑した感じでこっちを見ていた・・・でも、それは一瞬のこと。 すぐに落ち着いた感じになって・・・ 「どうしたの?こんなところに・・・?」 水月先輩は、どこからどう見ても空元気としか見えない感じで切り出してきた。 今の水月先輩には、それが精一杯だったのだろうというのも、良く分かる。 でも、先輩が頑張ってその場をもたせてくれようとしたのに、私は未だ動揺していた。 ‘これから何を言われるか、わからない・・・ なにせ、私はあんな酷い言い方をして水月先輩にとどめを刺してしまったのだから・・・’ そして何より・・・ ‘・・・・・・あんたに許してもらおうなんて、最初から思ってないよ’ この言葉を再び聞きたくなかったんだと思う。 やっぱり尊敬していた先輩からこんなことを直接言われるとさすがに堪えた。 現に、私はその言葉を聞いた瞬間に一歩引いてしまっていた。 そんなことばかり考えて、正直、水月先輩に怯えてしまっていた。 『えっ・・・あっ・・・今日はこの大学のオープンキャンパスに・・・・・・』 この言葉を、戸惑いながら言うのが、今の私の限界・・・だった。 ただでさえ、色々迷惑をかけて、この場を繕うとしてくれたのに だから、もう少し気の効いたことを言いたかったのだが、思い浮かばかなった。 「そう・・・でも、茜は白陵大に決まったんじゃなかったの?」 『えっ・・・どうして・・・そのことを?』 どうして、こんな遠くにいる私の事なんかを知っているの? 先輩は昔の私みたいに恨んでいたりしないの? とにかく、私はもう何がなんだか分からなかった。 「なぁにぃ〜〜!!この水月ちゃんネットワークを侮ってもらっちゃいけないわよーーー!!!」 水月先輩は、また空元気としか見えない明るさで場を持たせようとしてくれた。 『はあぁ〜〜?!(息)・・・・・・』 でも、私はそれすらも無駄にしてしまった。 動揺して何も考えられない・・・そんな状態だった。 けれど、少し嬉しく感じた。 『・・・・・・』 「・・・・・・」 会話が、途切れてしまった・・・。 当然といえば、当然だ。 せっかく、水月先輩が取り繕うとしたのを全て水の泡にしてしまったんだ。 恨まれているからといっても、何とかしなくてはいけなかった・・・。 しかし、あんなことをしたのだから・・・尚更・・・話すことは出来ないし、話せる立場じゃない・・・・・・ 『・・・・・・』 「・・・・・・」 ありきたりな内容から入ろうと話題を探したけど、これと言った話題は何一つ浮かばなかった・・・。 しかし、頭の中には、そんなことよりも、聞きたいこと、 そして、謝りたいことでいっぱいになり、困っていたのだろう。 でも、内容が内容なだけにここでは話せない・・・ そして時間だけが無情に過ぎ 数十秒後 「あの・・・速瀬さん・・・今日はここ使うから・・・その・・・・・・」 在学生の人が場の空気を読んだのか、この空気に絶えられなくなったのか、 どっちかわからないけど、この一言は正直、余計だった・・・。 もうさすがに場の雰囲気は限界を越えていたし、何より周りの視線が痛い・・・ それは分かる・・・でも、どうしても私は水月先輩と、もう少しこの場所に居たかった。 でも、 「・・・わ、わかりました。それではお先に失礼します・・・」 水月先輩は少し頭を下げながら、そう言った。 「そういうことだから、それじゃあね・・・」 水月先輩はまた見え見えの空元気で明るく言って、そそくさ出て行こうとした・・・。 それを感じて‘もう会えない’と思った瞬間、私は 『ま、待ってください!!少しお時間もらえませんか?ほんの少しでいいですから・・・』 ‘これが最後のチャンス、これを逃すと本当に会う機会がないかもしれない!!そんなのは絶対嫌!!’ そんな気持ちが込みあがってこんなことを無意識のうちに言っていた。 でも、それが今、現実に起こるかもしれないと思うと、涙が込みあがってきて、やがて頬へと流れ落ちた。 しかし・・・ 「ごめん」 とだけ言われた・・・・・・ でも、私はもう何が何でも大切なものを手放したくなかった。 ‘本当に最後のチャンス!!’ そう自分に言い聞かせて私は思いっきり叫んだ。 『待ってください!!!水月先輩!!!!!!』 水月先輩の足を止めてくれた・・・ そして、水月先輩の頬に一滴の雫が落ちたのが見えた。 やはり水月先輩は人に涙を見せない強い人なので、その顔を隠そうとしたけど、 確かに一瞬だけだけど・・・確かに見えた。 『水月先輩・・・この言葉を口にした時、最初はすごく不自然な感じがして、戸惑いました・・・ でも、すごく懐かしかったです・・・・・・』 ・・・ ・・・・・・ 『本当にごめんなさい・・・水月先輩・・・・・・』 私は涙ぐんで言った。 もうこの時点で周りのことなんか頭になかった。 涙なんか流したくなかったけど、自然に流れてきた。 幾度なく止めようと頑張ってこらえようとしたけど・・・逆効果 今まで、ビデオを見ては必死にこらえていた感情が一気に溢れてしまった。 ボロボロに流れてきてもう止めようがなかった・・・ 「・・・わかったわ・・・じゃあ、終わったらあの丘に来て・・・・・・」 水月先輩はそう言ってくれた。 短い、きつい言葉だったかもしれなかったが、 私にとって、その言葉を聞けただけで、ものすごく救われた気分だった。 まだ、こんなにひどいことを長年してきた私を、まだ・・・見てくれる・・・ 話をしてくれる・・・ 面倒見てくれる・・・ それだけで私は胸がいっぱいだった・・・。 私は緊張しながら、あの丘へと向かっている。 散々、あそこで泣いてしまったので、もう見せる顔がないということもあるが・・・ 時間が経って冷静さを取り戻して考えてみたら、 本当に、水月先輩は私を受け入れてくれたのかが、まだ分からなかったからだ。 あの丘に来てくれるということは、ただ仕方なく・・・って言うことでは無いように思うのだけど、 やはり安心も出来ない。 言われた瞬間はすごく救われたけど・・・ ‘もしかしたら、これは私の想い違い?’ それを思うと、あの丘へ向かうこの足はだんだんと重くなってスピードが落ちていく。 でも、私は行かなくてはいけない。 水月先輩がどんな風に思っていても、私はそれを受け入れなきゃいけない義務があるから・・・ ‘ザッザザッ・・・・・・’ やっと、あの丘に着いた。 そして、水月先輩がこっちを向いて 「さてっ・・と、まずは何から話せば良いかしら?」 まるで私が何を聞いたいか解っている感じで、優しく切り出してくれた。 だから私は、心置きなく聞こうと思ったことを聞いた。 姉さんが退院した後の水月先輩のことを・・・。 そして、水月先輩が極めて明るく語り始めてくれた。 ・・・・・・ ・・・ ・ 約20分後、先輩は全て言い終ってくれたと思う。 その全てを聞いて、私はかなり救われたと自分自身で感じる。 こんな私をまだ後輩として、真剣に話をしてくれる・・・ それだけで、私は充分だった。 でも、肝心の私は、水月先輩そっちのけで電話をしている。 また、水谷先輩だった・・・ どうせ断るだけだし、ちょっとだけならと思って電話に出たのが失敗だった・・・ 水谷先輩は水月先輩がいると知って替わってくれと言ってきている。 ‘もしかしたら、水月先輩も良い気分転換になるかも? そして、この面倒くさそうな話から逃れられるかも?’ そんな軽い気持ちで、水月先輩に替わった。 そして、水月先輩はそれを一応受け取って電話に出た そうしたら、少しその相手に戸惑いながらも、懐かしそうに話していた。 「うん、じゃあね・・・」 数分後、水月先輩は、少し困った顔をして、呆れた感じをしていた。 それを、私はスイミングスクールの話をOKしたのだと直感で感じ、 『良い気分転換にもなりますから・・・』 ・・・と、なだめた。 月日は流れ・・・ ‘バタン’ 「ただいま〜」 姉さんがいつもどおり鳴海さんとのデートから帰ってきた。 「あかねぇ〜、いるぅ〜?」 『うん、どうしたの〜?』 ‘いつも、姉さんは鳴海さんとのデートから帰ってきたら、 その余韻に浸るために一人で部屋にこもっているのに・・・’ そんなことを思いつつも私は玄関に向かった。 『なに、またのろけ話?』 私はいつもとは違うと想っていても、あえてそれを言わずに姉さんの出方を伺ってみることにした。 「ち、ちがうよぉ〜、あかねぇ〜。あのね・・・」 姉さんは一度、私を見た。 今まで、見た姉さんの中でも、特に嬉しそうな顔をして・・・ 「あのね、み、水月が・・・水月が帰って来るんだよ」 私はその言葉を聞いても、正直意味が分からなかった・・・ いや、信じられなかった・・・。 ‘水月先輩が再び戻ってくる!! あの後、水月先輩はスイミングスクールのお手伝いをした後、また選手として頑張っているのではないの? だから、私は今まで以上に頑張って、良い結果を収めようとしたのに・・・水月先輩に負けないように・・・’ そう想っていたので、本当に良く分からなかった。 「だから、その明日は空けておいてくれないかなぁ?」 私はパニック状態の中、明日は練習する予定をいることを想い出してそれを伝えた・・・。 姉さんは残念そうだったが、仕方がない・・・ 私だって、今の生活があるのだから・・・。 元々は、水月先輩に確実に勝つ為に入れた練習がこんな結果になってしまった・・・、 それを、その後、さんざん後悔したのは言うまでもないだろう。 その次の日・・・ 大体、水月先輩のその後を聞いた後、私はあのビデオを取り出して、再び見た。 水月先輩と再会してからは、先輩が許してくれたことが分かったので、 再び見る必要もないとも考えていた・・・ いや、捨てることさえ考えていたのに・・・ 何故か水月先輩を再び見たくなったのだ・・・。 いつもと変わらないはずなのに・・・ ・・・変わらないはずなのに・・・・ 今、見ると何故か本当に懐かしいと改めて思った。 あの頃は、一番幸せだった時だと・・・ 記録なんか考えずに、ただ先輩に一歩でも近づきたくて頑張っていた頃の私を想い出させてくれるから・・・ 本当に水泳が好きだった時のものだと気付かせてくれたから・・・ その時の気持ちが鮮明に想い出されていき、改めて実感させられる。 今までは、自分への戒めの為に見ていたのに・・・ それが必要なくなって重荷が降りたからなのか・・・、すごく懐かしく感じる。 なんというか初心に帰れたと言うか・・・ また、これからも何があるのか分からないけど、再び頑張っていこうと言う気にさせてくれた。 ・・・ ・・ ・ それから、私は毎日と言っていいほど、あのビデオを見ている・・・ でも、それは昔のように、過去に縛られる為ではない・・・ このビデオは私の原点! このビデオは、私を初心に返してくれる・・・ そして・・・ 勇気をくれる・・・ 元気をくれる・・・ だから・・・・ ‘だから、また明日も頑張っていこう・・・!!’ そんな気にさせてくれる掛け替えのないものだから・・・ 私はその想いを忘れずに、再び泳ぎ続けている。 昔、水月先輩を見る度に頭の中に想い描いていた、なりたい自分になるために・・・!! 〜あとがき〜 えっと・・・、何か調子に乗って外伝みたいなのを作ってしまいました。(笑) 正直、結構こじつけとか難しく結構大変でした。 たぶん、これで大丈夫だと思うのですけど、一応前回、問題になった点の補足を・・・ 最後の茜の練習の件はパニック状態の中、なんとか練習があると言うことを想い出して言い、 それを水月が選手として復帰したとはその時点では知らなかった遙は、話の流れに乗ってポロって言ってしまった・・・ とりあえず、遙の勘違いであって、少なくとも茜が言ったことではない・・・ みたいなかんじで・・・ってますます変になっているような気がするのですけど・・・(マテ) 話を変えまして、この茜について少し・・・。 本編の茜とは結構・・・いや、かなり違うと思うのですけど、 茜は君のぞメンバーの中でBest3に入るほど過去に囚われている私的に思っているので、 もし私が茜だったら、こんな感じで、負い目に思っているのかなぁと想って書いてみましたが、 最初のところなど、意味不明でしたらすみません。(謝) それを踏まえて、感想もらえると非常に嬉しいので、是非ともお願いします。(謝) |
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