2005中部ラリー選手権

準備編


 新年度の4月初旬、春日和の暖かい中ここチーム鉄研本部ファクトリーのガレージに今年の選手権のエントリーマシンが揃った。ここではチーム鉄研2005ラリーマシンを紹介しよう。

 一年のインターバルを得て今年より活動を再開した、ZEST・CJ4Aミラージュ。一昨年の中部ラリー選手権では惜しくもシリーズ2位と好走を見せた。ドライバーは今井、コドライバーに大串。
 エンジンは1600CCMIVECを登載。サスペンションはフロントストラット、リヤはマルチリンク。グラベルラリーはポテンザラリーショック。ターマックラリーではプログレックスを使用する。駆動系ではクロスミッションを使用。ボンネットもカーボンボンネットで軽量化している。
 一昨年はエンジンのパワー不足に悩まされたが、今年はその問題は解消される。またターマックショックも熟成が進み更なるポテンシャルアップがされる。 

 今回は6月に開かれるANDラリーエントリーのためグラベルラリーショックの装着となった。残念ながら新たに導入される予定であったグラベルショック見送られることとなり、従来から使われていたラリーショックを使われることとなった。ガード類はすでに雪道で装着されていたため、そのまま流用された。

 さてここで中部ラリー選手権を知らない方のために、過去のラリーから案内してみよう。

第一戦ANDラリー

 中部ラリー選手権唯一のグベルラリー富山県高岡での開催となるこのラリーは別名サバイバルラリーとも呼ばれている。何処のラリーでもそうだが、やはり地元ラリースト優勢。しかし3年前に今井はここでリタイヤしたとはいえ、直前まで2位を走行する快走ぶりを見せていたので、表彰台の期待がかかる。この古いグラベルラリーショックでどこまでいけるか・・・・・。

第二戦R-8ラリー

 ターマックラリー第一戦、実質中部のラリーはここから始まると言っていい。石川県で開かれるこのラリーは7月開催のため毎年雨が降る。コースはほぼフルウェットとなるだろう。
 ここでは一昨年準優勝に輝きシリーズに弾みがついたラリーで、今年も表彰台が狙えるだろう。しかしこのラリー・・・・、早さだけで勝てるラリーではない。コ・ドライバーにも勝敗を左右させられるラリーだ。先ほどまでトップを走っていたと思ったら、コ・ドライバーのワンミスで次にはビリになるという危険もあるラリーである。

第三戦新城ラリー

 昨年から開催となる愛知県新城で開かれるラリー。一昨年までは伝統あるマスクラリーと呼ばれていたが、開催場所を稲武からここ新城に移した。主催はマスクラリーと同じマスクだ。
 完全TC制SS勝負のラリー。高速コースありのハイスピードラリーだ。こういったラリーは今井の最も得意とするラリー。しかし昨年は欠場のため、経験不足とミラージュのパワー不足が気になる所である。

第四戦シロキヤラリー

 最終戦となるシロキヤラリー。愛知県茶臼山周辺での開催の山岳ラリー。狭いテクニカルな林道が特徴のこのラリーは、一昨年優勝確実としながら、まさかのハプニング。涙を飲んだラリーだ。
 MIVECの効かなくなったパワー不足のミラージュでベストタイムをマークしたSS。完調のミラージュならばまず問題のないラリーではなかろうか?もちろんこのラリーも大いに表彰台が期待できるラリーだ。

 
今年のラリーについてドライバーの今井に勝方を聞いてみた。
 「勝ったことないので勝ち方は分かりませんが、一昨年、後一秒でチャンピオンを逃した悔しい気持ちは今も変わらない。車についてはシビックやインテグラに比べ、ポテンシャルの低いミラージュだが、ドライビングでカバーします。とにかく今年は例年よりもチャンピオンを意識した走りにします。」

 このようなアツイメッセージをもらった。


続いてはEK9チームエキスパートスポーツシビックを紹介しよう。


 
一昨年はターマックシリーズでシリーズ三位。最終戦で優勝と好調をみせ、去年よりチャンピオン戦に参戦するも入賞なしとなかなか成績が振るわなかったシビック。しかし確実にポテンシャルアップはしてきている。昨年はターマックショックのエナペタルとシビック本来のポテンシャルを十分に発揮出来ず、後方に沈むも、新城ラリーでは二度のベストタイムをマークするなど徐々にではあるが速くなっている。

 ラリーマシンはEK9シビックタイプR。1600CCVTECでクラス最高の185PSをほこる。またミラージュ同様にボンネットもFRP製に変更され軽量化がされている。ミッションはクロスミッション。またシビック導入当初から問題とされていたオーバーヒート対策として銅二層ラジエターに変更された。サスペンションは四輪ダブルウィッシュボーン。ショックに去年よりビルシュタイン・エナペタルが装着され今年も同じ仕様で挑む。


 
今年よりチーム鉄研にミラージュが参戦することにより、第二ドライバーとなる八田。コ・ドライバーに佐々木を起用しての参戦だ。


第一戦ANDラリー
 
ターマック仕様の為欠場

第二戦R-8

 今年で三度目のエントリーのためコースなれしてきており、なんとか入賞圏内まであがりたい。またコ・ドライバーがどこまでドライバーをサポート出来るかもおおきなポイントとなる。

第三戦新城ラリー
 
 昨年に続いてのエントリー。セカンドベストをとったSSでは今年こそ取りたいところ。中間セクションでのテクニカルSSでどこまで食いつけるかが勝負のポイントとなる。

第四戦シロキヤラリー
 
昨年かなりの苦戦を強いられたシロキヤ。ここでも低中速コーナーをいかに攻略できるかがポイントとなる。


今年のラリー参戦についてシビックドライバーの八田に聞いてみた。
 「相変わらず勤務が合わなくて、夜勤明けの寝不足ラリーとなるだろう。しかし参戦するからには優勝を目指して参戦します。ターマックショックの能力を十分に生かせるよう、もっか練習中です。親友の今井君を蹴落としてでも優勝できるように頑張ります」

11月のラリー最終戦の時にシリーズ優勝になるのは誰か?

ラリーはすでに始まっている・・・・・