陶器山のニュース 12年10月 
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< 121027 佳境に入ったドングリの森の笹刈り >
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穏やかな秋の午前 どんぐりの森の笹刈りを続行。
上方、道行く人たちから「ご苦労さん!」、「ありがとう!」の声が届きます。
そんな中、「木、切って どうすんのや?!」
  「ここは もっと木があったのにスカスカになって
鳥も来んようになったやないか!」
「何もせえへんのが一番や!」と叱声が飛んできました。
開発で失われた陶器山の自然を取り戻すことを目的として
作業をしていることを説明しました。
木を切る、もっと木があった、スカスカになった、、、と言うのは 
立ち枯れの木を切り出し 木々に絡まっている枯れ枝を払い
 絡み付いている蔓をとることで 密生状態が解消されたということです。

  元気な木と 立ち枯れの木の区別がつかず 一緒にしているのがわかりました。
街道からでは そのあたりが見えないのでしょう。
   木々が絡みついている様は 木々の密度が高く 緑は濃く見えるのですが
暗い森は 森の崩壊の過程を表しています。 

子供の背丈ほどにのび群生している笹を刈ったあとの地面から 
姿を消した草花が蘇ってきました。
四季を通じてする これら一連の作業の結果 
地面まで太陽の光が差し込んだ効果は予想以上でした。

開発以前に比べ 以後では個体数を数えたわけではないが 
鳥の数は激変しました。 
あれだけ沢山いた鳥たちは いったいどこへ行ってしまったのでしょう? 
森が再生され 豊かな緑がよみがえれば 鳥は 帰ってきてくれる、、、と、
今は ただ念じています。 
  (写真・報告 Amano Touki)

< 121025 第12回保全会議 報告>
121025 クボタの森の前に集合  121025 「保護」看板  121025 看板を取り付ける  121025 米田池への竹藪 
10月25日(木)1時半よりの保全会議は 看板の設置から始まりました。

陶器山で発見された稀少植物および 陶器山の植生全般を保護するため 
保全会議で 注意を促す看板を設置することに決まり、
公園課が 意見を集約して作ってくれた看板です。

  今回は今熊口のクボタの森フェンスと
E地点あまの緑地階段際のフェンスの2箇所に取り付けました。

そのあと 11月実施予定の米田池付近を中心として 
D地点からBC地点間の森の手入れのための 事前調査を行いました。
次回の保全会議は 上記フィールドワークの実施です。

関心のある方は 参加ください。
☆11月22日(木)1時半 クボタの森集合
(報告・写真 Amano Touki)

< 121023 万葉歌碑巡りに参加しました〜♪ >
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陶器山常連walkerで堺民俗会メンバーの案内で磐余万葉歌碑を巡る大和路を歩きました。
大和朝倉駅9時20分出発 大福駅 16時過ぎ着。 約10kmの道のりです。
とみ神社、稚桜神社、土舞台、阿部文殊院、etc.と名所旧跡が町のあちこちにあります。

  万葉集の歌碑を前に 碑に刻まれた歌を詠み 
遥か彼方の時代に たしかに生きていた人々の暮らし、人生に想いをはせました。

陶器山の歴史とも重なる長い時間の、今とはちがう遠い日々に想い巡らせながらの散策は
快晴に恵まれた秋の日を 一層、すばらしい日にしてくれたのですが
惜しむらくは 足がだんだん重くなり ひどく疲れたことでした。

途中、土舞台の小高い丘のてっぺんに座ると ほっとしました。
  明るい視界に 鮮やかな木々の緑と草地のほか 
何〜にもない心地よい空間が広がっています。
  そして てっぺんまでの坂道が 土の道だった。
思えば ずっ〜とアスファルトの道路を歩いていたのです。

土舞台は クボタの森を彷彿するものでした。 
クボタの森は 緑のほか 何もなく小高い場所にあり 狭山の町を見渡せます。
  街中にあって 土道を歩ける陶器山は やはり貴重な存在だと思いました。
(報告・写真  Amano Touki)

< 121020 春を夢見るルーテインワーク〜♪ >
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土曜日の定例活動は このところ ほぼ毎日のルーティンワークになっている.
「どんぐりの森に もっと光を!」取り入れるべく枝払い、笹刈りの作業の続きをしました。
 今までに ざっと刈った笹の地面ちかくに残った短い、するどい茎を 
根元まで丁寧に刈り取りました。 

この作業は思いのほか集中力が要ります。
刈った笹と 腐葉土状になった豊かなどんぐりの森の土を混ぜて 
あまの緑地に運びます。
  そして断続して行っている あまの緑地斜面を覆う作業です。
どこまでも青い空に 涼やかな大気のもと 
流した汗もきれいに乾く10月の陶器山です。
(報告・写真 Amano Touki)

< 121019 「原発要らない」デモに参加しました〜>
121019 国会記者クラブ前に屯するジャーナリスト  121019 首相官邸前にチラホラ集まってくる人達 
東京に用事がある序でに
国会議事堂前での毎金曜日の「原発要らない」デモに参加しました。
首相官邸、国会記者クラブなどが林立する通りには
早くから、装甲車7台が控える中、数多の警視庁の腕章を着けた制服。

早く着きすぎて、開始の6時まで寒風の中待つこと一時間。
様々な出で立ちの人達が三々五々集まってきました。
シュプレヒコールの大音声に唱和しましたが、
根っからの大和撫子、寒さに勝てず遂に風邪をゲット!
散々なフライデイになりました。
デモ、思いは然るべき筋には通じたと信じたい。

< 121017 恵みの雨です〜♪ >
121017 日課ですから、雨にも負けず走ります  121017 ドングリの森から運んだ落ち葉  121017 雨に打たれて斜面に馴染んでね・・・? 

連日どんぐりの森から運んだ刈り取り笹の葉や落ち葉が
久しぶりの雨に打たれて良い感じ〜♪
どんぐりランドの落ち葉を掻き出して、腐葉土も一緒に運びました。

どんぐりランドには光が入り、あまの緑地では
腐葉土がこの雨に打たれて、斜面に馴染んで大地の糧となる。
来年にはエノコログサやススキの花粉、どんぐりの種が芽吹くでしょうか・・・
夢見る夢子の雨眺めです。
雨あめ降れフレもっと降れ〜♪

< 121015  未来志向の山仕事 >
121014 秋の日のビオロンの溜息の・・・  121014 アレッ箒の柄がはずれた・・・  121014 ひたすら笹刈り 
寒露(今年は10月8日)が過ぎると、季節は急ぎ足で進みます。
もう半袖のウオーカーは見ない陶器山。
ドングリの森のススキが見頃です。

サブローさんが「光を、もっと光を・・・」とせっせと笹刈りに余念がなく、
しまちゃんも落ち葉掻きに力が入っています。
落ち葉の下には、大地の糧となるホロホロの腐葉土。
森羅万象全て要らざるモノは無し、を実感。

「何してるン? 森、壊さんとってや。」
「森は大人の遊び場や」
「ふーん、機嫌よう遊びや」
掛け合い漫才のように明るい声が飛び交っています。

< 121014 日曜日の陶器山〜♪ >
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121014  121014  121014 
西山霊園南斜面上で 大きな赤い実をつけたヤブツバキを教えてくれたwalkerは 
霊園に車を置いていて これから金剛寺までを往復すると言う。
トンネル上で お弁当を広げていたハイカーグループの次に出会ったベテランハイカーは 
金剛駅から 陶器山経由金剛寺をめざす10人。 短いやりとりと笑顔を交わす。
次々 近隣住民らしきジョガーとすれちがう。
それぞれが 単独で 走っているマイペースジョガー。
み〜んな頑張ってる〜!

サイクリングウエアーできめ サイクリング車の試乗をしているカップルには
  ゴミを拾っていると 「ありがとう!」と声をかけられる。
B地点展望台でも軽く掃除していると丁寧に労ってもらう。
リハビリで 歩いている人からは 「掲示板を見るのが楽しみです」と
  うれしいコトバをいただく。

のんびり 一人で歩く日曜日の陶器山
名も知らぬ人たちが秋色の風景のなかで輝いています。
    (写真・報告 Amano Touki)

< 121013 今日の活動は・・・ >
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あまの緑地の現状は、緑の部分も少しずつ増えてきつつありますが 
粘土質の表土がむき出しのまま何をも寄せ付けない様相で斜面を占めています。
夏以来、何度か移植をした雑草が育っているのを確認。
  今日の土曜日定例活動は雑草の移植をしました。

街道を見上げると 軽快な足取りのランナーが
数人グループで走って行きます。
作業を終えて今熊口方向に歩くとまた、数人のグループです。
金剛駅11時スタート、陶器山を経由して金剛寺までの往復。
いろいろなランナーグループから参加している40人のランツアーだと
なかの一人が足を止めて話してくれました。
  青い空に白いうろこ雲、日差しも柔らかで気持のいい秋の陶器山です。
(写真・報告  Amano Touki)

< 121011  西山台一号緑地 草刈り >
121011 アレチノヌスビトハギがビッシリ!  121011 ヒカゲノカズラが群生しています  121011 スッカリ綺麗に刈られた斜面 
ドングリの森に続いて、西山台一号緑地で草刈りが始まっています。
初夏の草刈りで陶器山にはないと思われていたヒカゲノカズラの群生が見られたことから
こちらも里山状態を復元しようと、つまり
間伐、下草刈りをして根本に光を入れる作戦です。

アレチノヌスビトハギに全身鱗状態にとりつかれながら、
せっせと草刈りをしたら、地肌は矢張りあまの緑地と同じ急斜面の粘土質。

ささやかな作業経験の度に、「陶器山の陶器山たる所以」、つまり
泉北NT造成に際して、このささやかな山域が潰されずに残された所以を理解。
陶土としての適正故の、日本の曙期に於けるこの山域の位置づけをー。
(註 : 陶器山を含む「陶邑」で1500年前から
500年間途切れずに陶器(すえき)が焼かれたことから
世界に冠たる日本の土器編年が確立されました。)

< 121007 春を楽しみに、頑張るぞーっ! >
121007  間伐作業をしています  121007 刈った草を袋に入れて・・・  121007 あまの緑地に運びます 
121007 運んだ草で覆われたあまの緑地南斜面  121007 近くの子供も参加して・・・  121007 ウイークエンドのお父さん(クリックすると拡大します) 
今日は 定例の土曜活動日、
メンバーが集まったところで9時から11時まで2時間、
  ひたすら どんぐりの森から草を運んであまの緑地の斜面を覆う作業をしました。
毎朝 どんぐりの森で刈っている草を少しずつ運んでいますが
斜面全面を覆うには まだまだです。 

  一目で 見渡せる斜面ですが簡単には片付きそうにありません。
  後しばらくはこの一連の作業に取り組むことになりそうです。
( 報告・写真 Amano Touki )

< 121005 仕事は大勢で・・・ >
121005 雑草が除かれたドングリの森、”森”の予感が・・・  121005 あまの緑地に間伐材を仮置き  1201005 これを抑えに使います 
ひろこさん達の不断の努力でスッカリ綺麗になったドングリの森。(写真 左端)
綺麗になった割に刈り取った草がない・・・?
少しずつドングリの森からあまの緑地に運んでいます。
何のため?

草が今一生えきらない斜面に乾燥除けに置いています。(写真 中央・右)
水やり作戦終了後、あまの緑地の斜面は急速に乾燥が進んでいます。
そのくせ9月に雨がけっこう降ると、粘土がズルズル・・・
乾燥除けと土留めに刈り取った草、間伐材を使うことになりました。
乾燥除けの草を苗木の足元に置き、間伐材で覆って抑えにしようというわけ。
来年の成果が期待されます。

< 121001  ハギ、ススキ、ハゼ色づきて今朝の秋 >
120929 秋色一番ハゼの赤  120929 7丁目地獄通りのススキ  120929 落ち葉と朝日の影 
120929 イガグリ・・・・  120929 こんな所にススキ  120929 今日から秋です 
沖縄から東北まで長い日本列島を律儀に縦断した台風17号。
935ヘクトパスカルという超大型のわりには、狭山は例によって、さしたる事もなく・・・
野分のあしたこそおかしけれ・・・(徒然草 兼好法師)
の風情の今朝の陶器山。

散り敷く落ち葉もいとおかし。
3.5kmの朝ウオークも落ち葉カーペットとあれば、何やらゆかし秋の風。
イガグリやドングリを拾い集めて、あまの緑地と急斜面に埋めました。
雨に緩んだ土に懐かれて、発芽すればいいな〜と。