「めかぶ」の健康効果 TOPへ
めかぶの健康効果について、わたしが調べた範囲ですが、皆さんにご紹介します。
胃を保護し、修復する
 めかぶには、ヌルヌルと糸を引く成分があります。これが食物繊維の一種である「フコイダン」です。
このフコイダンが胃に入ると、胃の粘膜に付き、保護するのです。又、胃潰瘍の原因として挙げられる「ピロリ菌」を吸着し、腸へ排出する働きもあります。
がんの抑制・自滅
 めかぶには、「ヨウド」という栄養素が含まれています。ヨウドとは、甲状腺ホルモンの成分となる栄養素なのですが、これが乳がんの抑制に効果があるといわれています。しかしこれはヨウドだけではなく、めかぶに含まれる「アルギン酸」や「フコイダン」などの食物繊維、又、「フコキサンチン」などのカロチノイドによるものと考えられています。
 以前まで、日本人に乳がんが少なかったのは、わかめやめかぶなどの海藻を良く食べていたからだという意見もあります。
 この「フコキサンチン」には、発ガン抑制効果があることも明らかになりました。フコキサンチンは、「アポトーシス」といって、がん細胞を自滅させる働きがあるのです。ただ、現在はマウス実験での確認となっています。
ウィルスや細菌に強い体
 人の体には、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)という免疫細胞があります。この細胞は、ウィルスや細菌感染の初期段階に活躍します。有害なものを排除する働きがあるのです。前に出てきた「フコイダン」は、NK細胞を活性化させる働きがあることがわかってきました。
  めかぶは、免疫力の低下を補う数少ない食品の一つなのです。
ダイエット効果?
 めかぶには、血液中の中性脂肪を下げる効果もあるようです。そして、脂肪の蓄積を抑える働きもあるようです。女性にはうれしい食品のひとつかもしれませんね。