- 釣るならこの湖 - |
オススメは桧原湖と小野川湖です。どちらも魚影は濃く、景色も非常に美しい湖です。曽原湖はフィッシングプレッシャーが高めであるということ、秋元湖は放水により水位が安定しないという理由から、特におすすめしません。 |
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- ヒットルアーはその日次第 - |
当然ですが、その日のバスのコンディションより様々に変わります。基本的にはラージマウスバスと同じルアーが使えます。私が多用するのはワカサギカラーの細身のペンシルベイト、テイルフックに羽根が付いたポッパー、5〜9cmのワカサギカラーリアルミノー各種、小型サスペンドシャッド、バイブレーションプラグで、トレブルフックのサイズは#6〜10(スパスパに研ぎます)にしています。また、時としてダブルスウィッシャーやバズベイトが、6月初旬以降はハルゼミに似たルアーが効果的になります。そして、梅雨時期や透明度が落ちた場合はスピナーベイトも外せません。 バスプロを含め釣り場で会う人の多くは主に4インチ以下の各種ソフトルアーを使っているようですが、大物狙いの人はラバージグを多用します。気になるこれらのヒットカラーですが、スモールの胃からはピンクからウォーターメロンまで様々な色のソフトルアーが出てきます。これまでのところ、キラーカラーと言えるほどの色は特にないと思われますから、その状況下で自信のあるカラーを選択すれば良いでしょう。 |
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- とにかく飛ぶタックルを - |
湖にヘビーカバーがある場所は限られていますし、釣れる魚は25〜30cmのものが多いので、ライト〜ミディアムのロッドが基本となります。ルアーに合わせてスピニングとベイトが用意できればベストです。使うルアーが小型化する夏はウルトラライトのスピニングタックルも役に立ちます。ただし、飛距離が出ないタックルはダメです。透明度の高い裏磐梯の湖沼では飛ぶタックルが断然有利です。特に産卵期とその直後以外に岸から釣る場合はキャスティング精度よりも飛距離が釣果を左右しますから、最低でも25mは投げられるタックルを準備したいところです。となるとロッドは最低6.0ft、ラインは5〜10ポンドの目立たないナイロンラインが無難です。これより細いラインを使う場合はキズや結び目に細心の注意を払い、アワセ切れを避けなければなりません。胃にソフトルアーなどの異物を入れたまま生きていくのはバスにとっても苦痛のはずで、最悪の場合は死んでしまいます。バスは保護する必要のない魚ですが、無益な殺生は慎むべきでしょう。 フィッシングプレッシャーの高い桧原湖イカリ潟付近と曽原湖以外なら4ポンド以下のラインは必要ないと思いますし、特に初心者の方は細いラインを使うべきではありません(裏磐梯のバスは富士五湖のバスとは違います!)。細いラインでしか釣れないスレた魚を相手にするよりも、太いラインでも釣れる魚を探し出すことに精力を注ぐべきでしょう。 |
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- スモールマウスバス狙いならココがポイント - |
裏磐梯の湖には、多くの平地の釣り場に見られる水門や橋桁、杭、アシといったポイントはほとんどありません。このため、初心者の方は、島周り、流れ込み、岬の先端、ゴロタ石、枯れ立ち木など、誰もが見てすぐに分かる場所を攻める傾向にあります。また、ボートに乗っても岸から離れない方が少なくありません。これらはポイントとしてハズレではありませんが、当然プレッシャーは高くなるので、ソフトルアーを使ったスローな釣りをして粘る方がほとんどです(レンタルボート店から近いほど、その傾向は強いと言えます)。また、普段野池で釣っている方などは、小さな障害物や岸ギリギリに、真夏の日中はひたすら日陰にキャストし続ける傾向にあります。攻略のヒントはここに隠されています。
平均サイズ以上のスモールマウスバスを狙うのなら、小さな障害物や岸際に注目するよりも水通しの良い湖底の変化している場所(カケアガリや起伏etc)や7月なら水深4m前後にある藻を見つけること、高水温期なら適水温層を探すこと、秋はワカサギの居場所を探すことの方が重要です。裏磐梯の湖は透明度が高いので、おおむね水深10mまではスモールの棲息圏となりますから、水深5m以浅の障害物が常に1級ポイントになるとは限りません(ただし、産卵直後や急な減水時、急な水温の低下時など行動パターンの変わり目には障害物に付く場合もあるので、障害物を狙うのは全くの見当外れだというわけではありません。障害物があるに越したことはないのですが、障害物がないとスモールもいないと判断するのは早計ということです)。ですから、まずはポイントの全体像を捉えることを目的として、ラフに探ることから始めると良いでしょう。最初から細かいことに注意が向いてしまうと、泥沼にハマってしまいます。特に近くに小島があったなら、その近くには起伏がある可能性が高く、ボートの真下がポイントだったりもします。特に桧原湖南部エリアでは要注意です。 |
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- 魚探がなくても大丈夫(?) - |
魚探を持っている本格派の方以外は経験と勘が頼りでしょうが、裏磐梯の湖は透明度が高いので魚を直接見つけたほうが早い場合が良くあります。特に産卵期は偏光グラスをかけて水深1.5mラインを中心に見れば、産卵床から逃げて行くオスのスモールを見つけることができるでしょう。その場所から多くのヒントが得られるはずです。
これまで述べた地形的要素の他に、生物的要素も大変重要です。ワカサギのライズやバス自身のライズとボイル、春ゼミの落下やカゲロウの羽化などは目で確認できる現象です。餌さえあれば場所に全く関係なく捕食するのがスモールマウスバスの特徴ですから、固定観念に捕われて岸沿いばかり見ていては、せっかくのチャンスを見過ごすことになります(実際、ボートの後ろで起こるボイルを無視して岸にルアーを投げ続ける人もいます)。特に晩夏以降はワカサギの行動を重視する必要があります。 |
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福島県では2001年6月1日よりブラックバスとブルーギルの移植が 禁止になりました。違反すると懲役2ヶ月以内または罰金10万円 |
裏磐梯バスフィッシング情報 〜桧原湖とスモールマウスバス〜