6.28:
金がない金がないと思いながらなんとなく貯金はできてる毎日。本だけはずっと読みつづけているが、このあいだは「日はまた昇る」を読んでいて「ねぇ?、そ
の酒のお金どこから出てくるの?」と登場人物に聞きたくなる始末。本も俺を裏切るのか?と言っても始まらない。
今は河出文庫の「生活の世界歴史6 中世の森の中で」を読みつつちょっとした隠者気分。金が貯まりそうな気がしてきた。
ヨーロッパの対自然意識の強さはフロイトの言う超自我と自我の関係を思い起こさせる。しかし現代ではもう目に見えて迫り来る森の脅威はなく、代わりに砂
漠
やら紫外線やらが襲いかかる。でもこれも自然。これなら森の中で赤ずきんちゃんに襲いかかる狼も子犬程度にしか見えぬ。今や荒野を歩くカインに逆戻り。
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