2.26:
最初に訂正。まぁ夢想の世界に制限はないが、超新星爆発の後に白色矮星が生まれるのではなく、恒星の寿命の終わりに、ある一定以上の質量の恒星が超新星
爆発し、それ以下の場合、恒星であった時の余熱と重力による圧力が残ったまま周りの水素が宇宙空間に放出され中心核のみになる。それが白色矮星である。と、大体こんなようなことらしい。いろいろあるが細かいことは省く。まぁ
やはり一見、気の抜けたじじいだが意識は高密度に内在しているというわけだ。で、
僕の記憶にあったものはどうやら1960年
代あたりまでの定説らしい。自分の生まれる20年近く前の知識とはどうして入ってきたのか・・。なんにせよ自分がじじいになる時に超新星爆発したいか、
それとも、白色矮星になりたいか。という事を今から考えておきたいものだ。
昨日はずっと手近で済まそうとして横浜あたりで探していた写真集、stephan schacher「plates +
dishes」が結局、自分の知る限り東京の丸善本店まで行かないと手に入らないことを悟って、しかたなく仕事帰りに京急、山の手を乗り継いで東京駅まで
足を伸ばした。
無事丸善で入手し、その後めったに来ない店内を散策した。
絵画本の棚に行き、山本容子の版画集を見てその膨大な量に愕然とした。やはり横浜では無理があるなと。も
しかし
たらと思い、その横の日本画の棚でずっと探している長沢芦雪の画集がないかと探したがやはりない。やはりこの世にそんなものは存在しないよう
だ。伊藤若冲
はブームが来て沢山出版されたが、芦雪など本当に一葉もでない。せめて師の応挙と合わせて出して欲しいが。。
出版業界の事情というのはほとほとよく分からない。中公クラシックスがでるまでショーペンハウアーの「意思と表象としての世界」は20年絶版だった。白
水社の全集ではあったようだが、分売はしていなかった。アトラン
ティスの記述があることで有名なプラトンの「ティマイオス」はいまだに絶版のまま。20世紀のアメリカ文学最高の作家の一人と言われるトマス・ウルフは
現在、1冊も出版されていない。
売れる本が出版される。それはわかる。では本屋に数多ある売れない本たち、その中に優先順位はないのか。どうでも良いしかも売れない本が出版されている
のだ。復刊ドットコムにばかり頼らず、もう少し考えてもらいたい。出版社はおもしろい本を見つけ出し、出版する権利があるのだから。
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