haunted heart
4.10: 今日も薄曇、あめがぽつり、ぽつりと、降っては解ける。すこしずつ寒さは氷のようにほどける。金がないと書いていたが、今日は給料日。少しは懐も温かい。
 昨 日は実家に帰る途中、横浜駅で途中下車、ディスクユニオンでCDを2、3枚。キャロキン、フィオナ、ヨラテンゴ。もう今月は買えまい。その後にいつもどお り、神奈川新町のドトールで読書。作家は泉鏡花、本は春昼・春昼後刻。少しずつ読んでいて、昨日で第1部「春昼」を読み終える。といっても薄い本だが。
すっかり幻想的な気分になり、店を出た。

 実家に着いて、ピアノの前に座る。実は一日、頭の中に曲が浮かんでいて、それをすこしずつ形にしていった。ほぼサビもできたのでピアノを使って一気に作 曲。作曲と言うよりも具現化というべきか。その曲を作り終えてふと思ったのだが、以前トーベ・ヤンソンがムーミンの中の話で、スナフキンが作曲をしながら 谷に向かう話があった。その中で、歌というものは簡単に形にしては駄目で、しっかり捕まえるまで頭の中でじっくりと形ができるまで待つ必要がある。という ような 事を書いていた。それは私などでもやはりそうだと言える。
しかし、ヤンソンさんは作曲家の気持ちが良く分かるな。と感心してしまう。
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