haunted heart
10.22: 結局宮沢賢治は買い逃した。やっぱり。

昨日は六角橋の鉄塔書院に寄ってきたが、さすがというか、なぜかあの店に行くと探してる本が安価で転がっているのだ。実家から徒歩15分ほどにこんなすば らしい店があるというのは恵まれていると思う。
昨日は「見えない博物館」池澤夏樹(平凡社ライブラリー)と「カラスはどれほど賢いか」唐沢孝一(中公新書)を購入。80年代の文章というのは独特の硬さ と現代性があって面白い。

今、カラスがマイブームである。都市の鳥の王者。であるのにあまり知らない。昔から民俗学や呪術的な意味合いでも取り扱われてい るし、もう少し早く手を出してもよかったとも思う。調べてみると以外にも博物学的なカラス本は少ない。そのうちコラムで自分なりにまとめてみたくなってき た。

梅原猛の「森の思想が人類を救う」も興味深かった。思想的な模索の展開がとても面白い。木村尚三郎の本などと併せて読むと面白いかもしれない。
これから70年代の思想の本に手を出していきそうな気がする。歴史、民俗学と思想の関係性が興味を引く。ただの思想家はあまり読まないのだが、何かの専門 の研究者がたどり着いた普遍性のある思想というのは説得力があると思う。「良いたとえ」の持つ説得力のようなものだろう。そのことについても少しまとめて みたくなった気がする。

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