9.28:
先日、ずっと壊れたままだったカメラを修理に出した。大阪の寝屋川にある吉見さんの修理工房にお願いした。思ったより安くありがたいと思う。
久々に帰ってきたカメラで写真を撮るようになったので、この雑記もぽつぽつ書いていこうと思う。
昨日は実家に向かう途中、ちょっと遠回りをして、川崎に寄った。古本屋に親が欲しがっていた漫画本があったので買った。せっかく来たので久々に近代書房に
も行って
きた。相変わらず品揃えがいいなあと思う。内田百閧フ百鬼園随筆の旺文社文庫版があった。買おうと思い、番台に持っていくと、店員の女性が読んでいた漫画
本を閉
じてこっちを見た。値段を見て「300円になります」と言った。アクセントがなんともおかしな口調だった。
昼には止むといっていた雨がいつまでもやまず、なんとももどかしい日だった。
新町の駅で降りて、帰る途中、遠く今しがたやってきた川崎の方で空がぼんやりと赤く光っていた。なんだか気味が悪かった。
雨と風がまた強くなって、眼鏡に水滴がついて気になったが、手がふさがっていて拭くのがめんどくさくてやめた。家の裏の工場の脇を通って曲がると、後ろに
止まっていたトラックが急に動き出してきそうな気がして頭の後ろがむずむずした。家に着くと玄関の明かりがなんだか妙に明るく感じてほっとした。 |
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