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コラム
 vol.2 かまぼこ考〜いつか訪れる災厄のために〜

「かまぼこ」漢字で書くと「蒲鉾」。こんなに厄介な代物はない。
それはまさに使用済み核燃料にも匹敵する。
世の中にはカマボコの大好きな人もいるだろう。1週間に21回食卓に上がってもいいと云うかもしれない。 確かにカマボコも少し厚めに切って食すと歯ごたえの良い食感で、なかなかうまい。しかし普通の人は毎日のようにカマボコはきつい。 アレンジと言っても、サラダに入れたり焼きうどんに入ったりするくらいのものだ。どこまでもあのカマボコ感が主張しつづける。 そんなに買わなければ良いと思うかもしれないが、もしかしたら突然、「お歳暮」と称して、大量のカマボコが送られてくるかもしれない。10個くらい。さす がに困る。
はたまた今度は、結婚した相手の実家がカマボコ屋で、家族全員死ぬほどカマボコ好きかもしれない。 そんな家に嫁いだ日には嫌ともいえず毎日食卓に当然のようにヤツが上がってくる。
いつかそんな事態が訪れるかもしれないのだから今のうちにカマボコをどうしたら美味しく食べられるか、検討しておいた方が良いだろう。

まずは手軽にできるところから。

3枚のカマボコと大きめの皿を用意し、2枚を上向きに少し間隔を空け並べる。もう一枚はその間の下の方に下向きに置く。 そうするとどうだろう、笑顔に見えはしないだろうか? 皿が笑っているのだ!
食卓に上がってきたときには、なんとも微笑ましい顔が我々を楽しい食事にいざなってくれる。
これで今日も1日頑張れる気がする。
しかもつつましげに3枚、皿に乗っている。フランス料理の一皿のようだ。高級感も醸し出している。

でもこれでは、やはりかまぼこを食っていると言う感じは残る。次は少し手を加えてみよう。
まだやってはいないが、カマボコ料理だ。

1.ミキサーを用意し、カマボコをすりつぶす。
2.ホワイトソースと混ぜて、とき卵、パン粉で揚げる。

蟹クリームならぬ蒲鉾クリームコロッケ。
もうカマボコの必要性がないが、緊急の場合仕方がない。
次にこれは大掛かりだ。元から変えるというもの。

カマボコを作る際カマボコの中に、松方さんの顔を入れる。

きってもきっても松方さん。金太郎飴ならぬ金四郎飴状態。
しかもパッケージは自分が釣りましたという風にする。
飲み屋で大うけ、明日釣り行こうとみんなで盛り上がるに違いない。
ドラ○モンにすれば子供も大喜び(もうあるかな?)。メーカーさん次第です。
最後にもうひとつ。もしかしたら副業になるかも。

底の板をつかって千手観音を作って売りさばく。

手先の器用な方ならできるはず。これはビジネスの予感。

一番の問題はやはり料理のバリエーションの少なさ。ここに手を加えなくては。
皆さん何か良い方法を思いついたらBBSに書き込むように。頑張りましょう。
(hayasi keiji,05/10/23)
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