早朝4時に、小雨の中を増井さん、吉田さんの3名で仙台を出発しました。一路国道を南下して、北茨城より高速道の常磐道に乗ったが、先を進に連れて雨脚が更に強くなってきた。家を出る時から雨を想定した準備はしていたのだが、雨足の状況から完全に豪雨の中を走るものと覚悟を決めざるをえなかった。
 会場へは8時40分に到着し、雨に濡れながら受付を済ませて、混雑する体育館で何とか着替えを終えてからビニ−ル袋を被り、スタ−ト地点へ向かった。
 自分は陸連登録者のため、未登録者の2時間台ランナーよりも前に並び、エリ−ト選手に成った気分で号砲を待ちました。
 これまで降っていた雨は、スタ−ト時刻の10時30分に合せた様に止み、最高のコンデションでのレ−スであったが、走路は雨上がりの水溜りを避けながらの走りとなってしまった。また、前半は身体が重く感じられたためか、コ−スが上り坂になっている様にも感じられた。
 前日の夕食にはスパゲティを大盛り、ロ−ルケ−キを半分、当日の朝食も餅など、食過ぎたかなと思う程にお腹に詰込んだせいだろうか? 5キロ23分ペ−スで何とか我慢して走っていたが、前列の方に並んだ分だけ追いかけてくる速いランナーに抜かれる一方であった。
 曇り空の天気であったが、給水所毎に水分だけは取るようにしたため、15キロ過ぎから身体も軽く感じられて調子も良くなってきた。そこで、出来るだけ「ナンバ走り」の真似事だが、余り足を上げないピッチ走法を心がけたせいか、前半抜かれた人達を半分以上は抜き返して気持ち良く走れた。
 30キロを2時間21分で通過し、目標にしていた3時間15分には無理だが20分は切れるのではと考え、30キロ給水所のお汁粉を食べようと思ったが、残り12キロを1時間以内でクリア−しなければと我慢して通過してしまった。後から、増井さんに「お汁粉が大変美味しかった」と聞いて食べるのだったと後悔しきり、来年もあるさと思った次第である。
 35キロまでは23分を維持出来たが、やはり其れまでの実力か、何とか上半身で足の動きをカバ−できたが、遺憾ともしがたく3時間22分18秒で男子総合4061名中657位のゴ−ルであった。
 それでも、2周間前のSUGOマラソンよりは疲れも抜けていて、まずまずの走りが
出来た様であったが、果たしてオクト−バ−ランの成果が出たのだろうか。
 帰りは逆コースで5時間掛かって仙台に着いたが、つくばマラソンを初めて走れて大変有意義な1日であったが、本当に疲れた1日でもあった。
つくばマラソン(15.11.30)          守 信夫
完走記