溶接もできるような低ガス含量のダイカスト品を目指して、当事務所では、簡単に高真空ダイカストのできる「ラドル真空ダイカスト法」(Ladle Evacuation
Pressure Die Casting Process)の特許を取得いたしました。その特許の概要を(1)に示します。更に詳しい内容は下記の文献(解説)にあります。また、この特許を実用化するための一つの方法を(2)真空ダイカスト給湯装置に示します。
この他に、次のような解析も行っております。(3)アルミニウムの溶湯中に含まれるガスが真空中で脱ガスする過程、(4)離型剤中の水分が蒸発する過程、(5)水蒸気がアルミニウムと反応して水素を発生し、溶湯中に再溶解される過程、などです。これらを運動分子収支法(Moving
Molecular Balance Method)によって解析します。この方法の内容は特集2に示しました。
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